
数日前からMINIに乗っています。ずっとCLAでしたが車庫を出る時は後ろからMINIの強烈な嫉妬の視線がSamSの後ろ髪を引っ張ってました。CLAは火入れ時こそ爆音ですがアイドリングが800回転に落ち着くまでは抑制されてますので毎日使いも出来る仕様になったと嬉しがって連日乗ってました。ところが最近は駅送迎とか買い物が多いので市中燃費の良いMINIの出番となりました。エアコンを使わなくなり燃費も二桁程度に回復したMINIの方が近所使いには便利です。
さて
本日は45チューンの話ですからご心配なく。(^▽^)
海外サイトにはステージ幾つといった要領でエンジン・チューニングの値段が出ていたりするのでSamSが日本語で分かりやすく解説してご覧に入れます。大体どこも内容は似たり寄ったりです。
<ステージ1> エンジンチューニングの第一歩。機器の性能をより発揮出来るようにECUをファインチューンします(サブコン含む)。このステージでは大体420馬力/570Nmくらいまで引き出します。ステージ1だとディーラーに点検その他で入庫する時に元に戻せます。例えば速度制限を外したり、はじめの数段のギアで加速を良くするためトルク制限を外したのも元に戻せます。
<ステージ1.5> エア・インテークキットを導入します。これでエンジンに取り込む空気量を増やします。単に高性能なエアフィルターに換えるだけではバランスが取れないのでこれに加えてターボ吸入口のサイズを2.5吋から4吋に大きくします。エアを吸い込む音も良くなりこれで430馬力になります。
<ステージ2> エンジン排気をスムースにするためにダウンパイプを太くストレートなものに交換します。これでターボ圧を上げやすく、またエンジンの廃熱も助けて過熱を防ぎます。特にスロットルを開けた時の出力向上に役立ちます。副次効果としてエンジン音も凄みが出ます。440馬力まで上がります。
<ステージ3> TTEハイブリッドターボ*に換装。タービン本体を超高性能ベアリングを使用した専用設計のものに。これで460馬力までアップし、もはやお化け。
*日本では何故かハイブリッドターボといえばターボエンジン付のハイブリッド車を意味しますが海外では既存のターボを部品レベルで高性能品に換装することです。意味が広く例えば羽根とかカタツムリ(ハウジング)だけを交換とか、ターボシステム全体をそっくり交換することまで含みます。ステージ3ではハウジングやオイル循環、水冷システムはそのまま既存のターボのものを使用します。
TTEとは
The Tuobo Engineers(TTE)社のこと。
<ステージ4> このステージではギャレット*GTXターボに換装し、またターボラジエーターも大型化。これでターボに入る空気流量が増えパワーアップし、かつターボの冷却能力が強化されます。この結果ブースト圧が37psiまで上がりトルクは650NM迄の上昇に留まるもゼロ→200㌔を11秒台まで短縮しランボ・ムルシエラゴをも負かす超高性能を発揮。525馬力のモンスターに。
*昔、ギャレット・エアリサーチの名でブイブイ言わせた(ご存じHKSも)のをご存じの方も多いでしょう。今は米ハネウェル社の一ブランドとして残るターボのメジャー。
以下はオプション・キットの解説です。↓
<ウオーター・インジェクション・キット> 水とメタノール混合液をエンジン内部で噴射して流入エアを冷やしメタノール添加で燃料のRON値を増やします。RON97以上の燃料が手に入らない地域ではステージ3~4のキットには必須。Research Octane Number(RON)についてはオクタン価でググれば出て来ます。
<ギアボックス・クーラー> ギアオイル冷却のための専用設計のキット。循環オイル量も増やしオイルラジエーターも増設。ホットな気候では特に有効。またオートクロス競技のようにスピードが出ない(エア流量が少ない)がエンジン回転数の上がる場合にも役立ちます。
注意:PPEもステージ1のひとつですが、これらはすべて日本の車検は通せません。
Posted at 2016/11/27 20:15:49 | |
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