
ヨコハマ昔ばなし、今回は横浜と渋谷を結ぶ東急東横線のターミナル駅の話です。
(ただし横浜の反対側の話ですが)
数日前の新聞によればいよいよ東急百貨店東横店が来春に87年の歴史に幕を下ろし閉店となるようです。現在渋谷駅周辺は再開発事業が進められていてその一環で渋谷駅直結のこの場所もスクラップ・アンド・ビルドが始まっています。
古い地下鉄銀座線(日本最古の地下鉄)で渋谷に到着してJR乗り継ぎの出口を使わずに昔からある階段を下って改札口を出るとそこは既に東急百貨店の中、一種異様な迷宮の世界でした。
何故ならば東横店は東館、西館、南館と3つのウイングで出来ていて床の高さも微妙に違い、平衡感覚がおかしくなるアプローチだったりとホントにメイズにさ迷い込んだ気分を味える場所でした。

もっとも昭和30~40年代までの百貨店黄金時代までは常に混雑する場所でした。まあどの百貨店も同じでしたが。ここが閉店すればもう誰も歩いて7~8分かかる松濤の東急百貨店本店まで行く人はいないでしょう、今でも十分ガラ空きですけど(^▽^)
SamSがよく行ったのが西館の上層階にあった東横ホール(東横劇場)で、東横落語会というホール落語でした。ここで聴いた円楽や談志、正蔵(彦六)の噺は忘れられません。小さんの血色の良い顔が懐かしい.....(一体何十年前の話なんだ!)
昔のことを言うならばそれこそ玉電の終点渋谷駅が東横店の2階にあり小さい緑色の電車が発着してたのを覚えていますが何か....?
残念ながらこの世には一つとして変わらぬものは無く、毎日少しづつ変わってゆくものです。渋谷の街もみな同じで、すべて無常の世界です。
SamSが子供の頃に良く通ったプラネタリウムのある東急文化会館もずっと前になくなってヒカリエになりました。パンテオンという1,100人以上が座れた映画館で満員の中、「E.T.」や「トップガン」を見た記憶はまだ残ってます。
今のシネコンじゃ小さな劇場の数ばかり増やして対応してますが、千人以上が一度にどよめくとスゴイ反響となる事を知る人がいなくなって行くのはちょっとばかり寂しいゾ....
最後はうまく纏まりませんでしたが変わりゆく渋谷に昔を懐かしんでみました。
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Posted at 2019/07/26 23:30:19 | |
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