LPセダンミーティング（7）

クラウンコンフォートが続きます。

あつしさんの車両です。

1996年式のデラックスで、愛知県のタクシー上がりです。

クラコンが趣味車として認知される以前の2008年から所有されています。

フロントグリルはクラウンセダン用に交換されていますが、王冠エンブレムは初期型クラコンの特徴である銀メッキのままになっています。

当車は特装車のブライダル仕様で、後席左側の屋根が開きます。

珍しい仕様ですが、この仕様が欲しくて買ったのではなく、タクシー上がりのコラムMT車を業者に探してもらったらたまたまこの仕様が出てきたとのことです。

シートはクラウンセダン用のモケットタイプに交換されています。

フロントベンチシート仕様は2007年に生産終了されており、数が少ないです。

格納式のフロントアームレストも装備され、先端部分にはカップホルダーも装備されています。

デラックスは3本スポークステアリングが標準です。

デラックス系はインナードアハンドルが基本的にメッキですが、最初期型はスタンダードと同じ無塗装となります。

タク上げ率の高いオフ会ですが、タコグラフ装着車は珍しいです。
そしてあって当たり前なはずのカーナビもあまり見ないのは気のせいでしょうか。

パイナップル軍曹さんの車両です。
2008～2012年型のスタンダードで、埼玉県のタクシー上がりです。

初めての愛車で、群馬の某中古タクシー屋で購入されています。
1TR-FPE搭載のTSS10は現役車両が多く、個人所有は珍しいと思います。

TSS10は全車にアイドリングストップシステムが装備されており、トランクリッド左側には装着車を表す葉っぱのエンブレムが装着されています。

スタンダードはリアガーニッシュがシルバー塗装ですが、当車は上部だけメッキのコンフォート教習車、SG用に交換されています。

ホイールは標準の銀色スチールホイールにデラックス用キャップが装着されていましたが、後にクラウンセダン純正アルミに交換されています。

屋根にはルーフウインカーが現役時代のまま装備されています。

TSS10は全車セパレートシートのフロアATとなります。

時計は通常アナログとデジタルどちらか一方しか装着できませんが、当車は中古部品で両方装着されています。

オーディオスペースにはカロッツェリアの2DINナビが装備されていますが、コンフォート系のオーディオスペースは2DINでもナビ装着を考慮した形状になっておらず、パネルの加工が必要な場合があります。

今回、山口さんのYXS10とパイナップル軍曹さんのTSS10、エンジンとミッションが異なる2台のクラコンを試乗させていただきました。

まずは山口号から

3Y-PEは非力でセドリックと比べ発進が難しい印象でした。今回はガスの充填を兼ねているため、公道をそこそこの距離走りましたが、全体的にモッサリした感じで、速さは感じませんでした。

同じコラムMTのLPG車でもセドリックはキビキビ走り、全く印象が異なります。

シフト操作はパターンがセドリックと同じなのでギアの入れ間違いはありませんでしたが、レバーがガバガバでギアが入っているのか分かりづらかったです。
この点はシフトリンケージを交換すれば改善されるそうです。

まだ入手されてから日が浅いので走行面についてはまだ改善の余地がありそうです。

思っていたより気難しい車でしたが、相変わらず走行音は最高でした。

同じYXS10でもあつしさんの車両は吊り下げ式アクセルで、徹底的に整備されているそうなので機会があったらそちらにも乗ってみたいです。

次はパイナップル軍曹号です

TSS10はハイエースと同じ系統の1TRが搭載されており、出だしから力強さを感じました。

アクセルをちょこっと踏んだだけでもグイグイ進み、3Yとは走りは全く別物です。速いです。

動力性能は高いですが、その分3Yよりも燃費は悪いようです。
私のコンフォートがガソリン仕様の1TR-FE、MT車ですが、それで街乗りリッター8kmですから、ATでLPGとなれば更に悪いことが想像できます。