第1回商用車ミーティング関東（リエッセ1）

次はバスです。
主催者が中型バスオーナーということもあり、マイクロから大型観光車まで幅広い車両が参加しました。

最初は参加台数最多のリエッセです。
宇陽陸送さんの2000年式KK-RX4JFEAです。
グレードはスーパーツーリングです。

最近になり、行灯に屋号が入りました。

元レンタカーで、外装はレインボー7Mのカタログ塗装が採用されています。

リエッセはリアエンジンでエアブレーキを採用しており、マイクロ、小型バスの中では中、大型バス寄りの本格的なバスらしいバスですが、その一方で最小回転半径はクラストップの5.8mで高い機動性を誇ります。

ABSは当世代以降全車標準装備です。
当車はバックカメラとマーカーランプがオプション装着されています。

搭載エンジンは直列4気筒5300ccディーゼルターボのJ05C-TIです。
大排気量ターボかつDPF非装備、騒音規制適合前なので歴代モデルの中では速い方だと思います。

出入口ステップ付近にはシャーシ、車体の銘板のほか、高速有鉛の銘板風ステッカーが貼られています。

運転席です。
トランスミッションはロッドシフトの5速MTです。
AT車も選択可能ですが、3速までとなります。

サイドブレーキレバーは運転席右側ですが、マイクロバスでは標準的な配置です。

ステアリングには布製のカバーが装着されています。

オドメーターは20万km台です。
当車はスピードメーター裏にアナログタコグラフがオプション装着されており、タコグラフ装着車はトリップメーターが非装備となります。

KC-車はエアタンクの圧力計が1つでしたが、KK-車以降はフロント用とリア用で2つ装備されています。

発進ギアに関するテプラが貼られており、トラック、バスは通常2速（急な登り坂等は1速）で発進することが多いです。
この手の車はトルクが強大なため3速発進も可能ですが、クラッチを傷めるので非推奨とされています。

運転席右側に装備された、照明や冷蔵庫等各種電装品のスイッチです。
オレンジ色のスイッチがドア開閉スイッチとなります。

電動リモコンミラー装着車はこの位置にスイッチが装備されますが、当車は手動式のため非装備です。

空調スイッチです。
スーパーツーリングはマニュアルヒーターとオートクーラーの組み合わせです。

バックモニターは当世代だとブラウン管が標準ですが、当車は液晶に交換されています。

当車は換気扇とプレヒーター（予熱器）がオプション装着されています。

パワーヒーターと呼ばれるもう少し簡易的な予熱器も設定されていますが、当車に搭載されるものは中型以上のバスに採用される燃焼式の本格的なものです。

運転席用荷物棚です。
こちらもオプションとなります。

AVシステムは新車当時の純正品が残されています。