第14回自美研ミーティングand第2回商用車ミーティング関東（クラウン個人タクシー1）

第14回自美研ミーティングand第2回商用車ミーティング関東に参加しました。

人の車を見にきたはずが、喋っていたらあまり撮っていませんでしたが何台か紹介したいと思います。

大仏タクシーさんの230系クラウンです。
グレードはクロスオーバーXです。

東京都内で実際に営業されている個人タクシーで、参加車両唯一の本物のタクシーです。

開業時に営業権譲渡元から引き継いだ210系クラウンの代替として、半年の納期を経て今月納車されました。

東京でトヨタ車のタクシー販売と言えば旧東京トヨペットのトヨタモビリティ東京のイメージが強いですが、当車はネッツトヨタ東都で購入されており、同車のタクシー納車第1号とのことです。

230系は第1弾で4ドアながら車高を上げてSUV風に仕立てたクロスオーバーが登場し、第2弾で5ドアハッチバックのスポーツが発売予定です。

セダン不振の中、クロスオーバーはSUVブームに乗って街中でも見る機会が増えていますが、まだタクシーは都内でも数が少ないそうです。

Xはクロスオーバーの最廉価グレードで、一つ上のGと比べ本体価格が40万安い分快適装備がかなり削られており、ボディカラーも単色の3種類に絞られるなど、タクシー、ハイヤー等法人向けに特化したモデルです。

ヘッドライトは全車LEDで、当車はBi-Beam式で、上級グレードは4眼式となります。

パワートレインは全車ハイブリッドで、エンジンは220系と共通の2500cc直4のA25A-FXSが基本ですが、RS系に限り新開発となる2400cc直4ターボのT24A-FTSが搭載されます。

駆動方式は全車FFベースの電気式4WD（E-Four）が標準です。

ドアハンドルは塗装によって異なり、モノトーン（単色）がカラード、バイトーン（ツートン）がメッキとなります。

ホイールは19または21インチのアルミが標準ですが、当車はオプションで18インチを選択しています。

行灯の配線にはカバーが装着されています。

車名エンブレムはRS系が漆黒メッキ、それ以外がクロームとなります。
リアナンバープレートは140系前期型以来となるバンパー配置です。

ハイブリッドエンブレムはクロスオーバーは2000年代からHV各車共通採用の従来デザインですが、スポーツでは60系プリウスで初採用されたHEV表記となります。

バックカメラは純正装着されておらず、カロッツェリアの社外品が装着されています（理由は次の記事で）。

オーナーの趣味により、外装のタクシー関連のステッカー類は必要最小限に留められています。


トランクルームの容量は450Lで、220系の最大431Lより広くなっています。
また、トランクスルーに対応しており、リアシートを倒すことにより、従来型セダンでは入らなかった長尺物の積載も可能です。