こんにちは。ふぃおらのです。
数年前に初めて行ってからハワイの虜に。しかしこのニューノーマルの世界になってからは…悶々とした日々を過ごしています。
そこで年に一度はどこか国内旅行へ行こうと相方と決めています (^^)
昨年は広島・四国、そして今年は北陸石川へ。
もう一つの目的、それは地酒。
京都伏見も有名な酒所ですが、石川といえば「菊姫」と「天狗舞」。
小生筋金入りの下戸。缶チューハイ1本で顔真っ赤で大満足する体ですが、アルコールイーターの原始人(弟)によると、石川に行くなら天狗舞と菊姫をお土産に買ってきて欲しいとのことで、私も少し日本酒に興味が出てきました (^^)
これまで料理酒しか飲んだことがないので、あの食道が焼けるような感覚と粗びきな雑味が堪らず…倦厭していました。
緊急事態宣言が解除された今回の旅のミッションは新鮮な海鮮と真の日本酒を堪能すること!
ランチは金沢でお寿司を食べたかったので、京都を10時前に出発。
京都縦貫自動車道から舞鶴若狭自動車道を経由し北陸自動車道へ。
途中休憩で舞鶴若狭自動車道の三方五湖PAにピットイン。
長距離ドライブ日和の天晴な秋晴れ (`・ω・´)
のんびり3時間半ほど走って着いた先は石川県白山市にある「すし食いねぇ!」。
ここのお寿司をいただきに年1回は訪れています。
旨い! この一言に尽きます。
現地でしか出回らない「のどぐろ」がお値打ち価格でいただけるのもここの魅力!
ホテルのチェックインまで時間があるので、近くのショッピングモールでお目当てのお酒を探すことに。
菊姫を見つけるも、「純米酒」、「純米大吟醸」など、下戸には飲み込めない表記ににらめっこしていると、表情硬めのソムリエさんがやってきました。
言葉数少ない職人気質の年配の男性でしたが、お酒の知識は豊富で、お酒を知らない私にも理解できるようにいろいろ喩えを交えて説明してくださいました (^_^)
無事、「菊姫」と「天狗舞」を入手できたところで、次に勧めていただいたのが「菊姫 吞切原酒」。冷やして吞むとさらに旨みが冴えるとのこと (`・ω・´)
通常の「菊姫」や「天狗舞」は京都の高島屋でも手に入るが、吞切原酒はあまり流通していないのでオススメとのこと。
その他にも何本か日本酒とワインを購入して2万円近くの出費 笑っ
「誰に何を買うの?ちょっと落ち着きよし!」の相方の言葉も届かず m(_ _)m
弟から
「兄貴はワクワクするとアホほど買ったり、注文したりするから注意して。」と事前に情報共有されていたようです 笑っ
お隣の地元物産展で金沢おでんや乾物・干物、〆魚などを
「アホほど」購入。
というのも、弟も石川が大好きで、当初は奥さんの産後帰省中に兄弟でも来る予定でしたが、「実家で付きっ切りで育児しているあいつをおいて俺だけ行けへんわ。おまけにあいつ俺より寿司好きやし。。。」
なので、二人が自宅で石川を味わるようにと、ついつい多めに購入してしまいました (^_^;)
また、2人目の子どもが生まれて、お酒好きの弟が自由に飲み食いできるお金もないだろうと。お土産として、私が買って持っていけばすべてうまくいくと思ったわけです。
お買い物に夢中になり、チェックインは18時過ぎに。
今回宿泊したのは「金沢東急ホテル」。
部屋指定はしませんでしたが、兼六園方面に面した高層階。
受付から入室まで、スタッフさんの温かいおもてなしと細やかな気配りが行き届いた素晴らしいホテルでした。
宿泊帳を共有・把握されているのかエレベーター係の方や部屋案内・手荷物運搬の担当の方まで、京都から来たことを知っておられ次から次へと自然でスムーズなお声掛けが展開されます。これには感動しました。
兼六園・金沢城がライトアップされているので、ぜひお散歩に出られてみてください!とのことで、早速身支度を済ませて探索へ。
受付で金沢城方面を尋ねると、お忙しい中にも関わらず、外まで出て案内して下さり、手作りのやさしい地図を手渡してくださいました。
こんな「人のぬくもり」が感じられるホテルは初めてでした。
夕食までにお腹を減らすべく、地図を片手に散策します。
ホテルから近いところに、いろいろな景勝地や名所がギュッとコンパクトに集まっているので、出無精かつ運動不足な私でも笑顔で歩き回れます。
加えて感動したのがiPhoneの夜景モードの性能の高さ 笑っ
おまけにポケットに入って、電話もできて、すごい 笑っ (^^♪
繁華街から少し外れると、一気に静かに。
けれども次の角を曲がると信号待ちの渋滞。
静と動の差が大きいというのか。ここに時代の重みや歴史が重なり、金沢の煌びやかで豪華絢爛な一面と荘厳で優麗な一面を垣間見たような気がしました。
歴史の勉強もほどほどに、お腹が空いてきたので再び繁華街の喧騒へと舞い戻ります。
緊急事態宣言は解除されましたが、人通りは多くありませんでした。
夕餉はこちらでお世話になります (^_^)/
地元民に愛されている金沢おでんと郷土料理を出す居酒屋「三幸」。
アットホームな雰囲気が堪りません。
何を頼めばよいか悩んでいる関西弁を話す余所者にも、やさしく教えてくれる店主さんやスタッフさん。「京都から?だったらまずは金沢おでんを食べてみて!」とのことで適当に見繕ってもらうことに。
関西風の醬油ベースの濃い味濃い色とは正反対の、非常に上品で出汁が効いたつゆ。
名物の車麩にしっかりつゆを染ませて、熱いうちに。
よく冷えたお酒がハイペースでどんどん進みます (`・ω・´)
もちろん新鮮な海鮮料理も、次から次へと注文!
相方
「ワクワクしたらアカンって!」
おでんのおかわり (^_^)/
〆は魚介スープで出汁をとったお茶漬け。
体の芯から温まります。
ホテルに戻り、物産展で購入したプリンをいただきます (`・ω・´)
冒頭のとおり下戸なのでこのまま爆睡 笑っ
朝が早いのは歳を食ったのか、遠足の日の子どものようにまだ若いからか。
相方を起こして朝食へ。
バイキングということで、ここで洋食と和食の2コースをガッツリ食べるというミスを犯す。
部屋に戻り新聞を読みながら二度寝…目覚めると案の定満腹で動けない 笑っ
このままでは近江町市場で食べ歩きができなくなる恐れがあるため、金沢駅まで歩いてお土産を見に行きました (^_^;)
まだお腹には鮭の塩焼きとチョコクロワッサンが残っていますが、この賑わいと磯の香りでお腹に隙間ができてきました 笑っ
日本海の幸が店頭に溢れています。
この場でサクッといただけるのが市場の良さですよね。
13時頃に金沢を発って、北陸自動車道の米原JCT経由で名神高速道路から17時には京都へ戻りました。
行きつけの居酒屋でほっこり (*^^)v
ちなみに金沢おでんを食べた時、ガッツリ吞んで酩酊になったのは、地酒ではなく吞み慣れたカシスオレンジであることは、弟には黙っているようにと相方に口止めしています 笑っ (`・ω・´)
では、また。
どこかでお会いしましょう!
※後日弟宅で「菊姫 吞切原酒」をいただきました。肉料理ではなく魚料理によく合いますが、あてなしでお酒だけをじっくり味わうのが最高です。
フルーティで甘くて飲みやすい。アルコール度数19ですが、私でもスルスルと吞めてしまうほどの優しさとやわらかさ。
酔いが回る感覚がなく、上質な澄んだ湧水をいただいてるような感じでした。
日本酒の奥深さと旨さに、30歳にしてようやく触れたような気がしました m(_ _)m