こんにちは。ふぃおらのです。
春。それは出逢いと別れの季節。
先日はマーチが私のもとから旅に立ち。
この度、RCも旅立つことになりました (^^)
今回もとても良いご縁がありました。
6年前、父のクルマであった1987年式のカローラを引き取っていただいた方です。
思い返せば2017年の4月。
3年間乗った PEUGEOT RCZ に代わる週末時間を豊かにするメインカーとして、私のもとにやってきた LEXUS RC。
私がクルマを選ぶに最も大切にするのが「非日常感」。
週末ののんびりドライブは、仕事の憂さを晴らしてくれる自分だけの特別な時間。
2ドアクーペというある種贅沢な、利便性をスポイルしたカテゴリー。
4座であるものの荷物も人も乗せられない。
まさに「無駄を楽しむ余裕」という名の贅沢。
そして、何より所有欲を満たすエクステリア。
贅を尽くした豊かなフォルム。
それはクルマに乗り込む前から心を昂らせます。
デビュー当時の2014年。
当時は社会人駆け出し、給与も少なく(転職して今はもっと低いですが笑)憧れのクルマでしたが、憧れだけで終わらせたくなく。
2017年ついに我が家へ迎え入れることが叶いました。
妖艶なフォルムを際立たせるのは、RCだけの特別色であった ラディアントレッド コントラストレイヤリング 。
夕暮れ時、夜に照らし出されたその姿には、毎回ハートを射抜かれていました (^^)
特徴的なヘッドライトデザインと三眼LED。
まるで鎌首を低く上げながら這う蛇の頭のような、鋭さとおどろおどろしさを醸し出す不思議なデザイン。
色眼鏡ですが前期型のこのヘッドライトデザインは唯一無二に思います。
(後期型でRCはより先鋭・洗礼されました)
まるで宝石のようなLEDリアシグネイチャーライト。
細く縦長に並んだクリスタルプレートがLEDを煌びやかに照らし返し、思わず息を呑む厳かな雰囲気に。
個人的に外注したLEDリアリフレクターも純正ライクな仕上がりで、ブレーキ連動、消灯スイッチ付きで反射板としての機能も失わず。
リアセクションがよりマッシブな印象になりました。
サイドミラーカバーは納車時にブラックへと交換し、フロントやサイドからの見た目に低重心感に寄与しています。
アルミホイールも LEXUS GS450h version L 専用オプションのノイズリダクションホイールに変更。
アルミホイール選びに随分と迷い、SCさんもたくさん振り回してしまいましたが、高級感と躍動感をとても良い塩梅で実現できているなと色眼鏡。
ワイド&ロースタンスのラディカル・クーペ。RC。
語り出すと止まりません。
今はカタログ落ちした内装色 ムーンストーン はアイボリーに近いオフホワイト。
控えめなところが大人のいぶし銀と、27歳だった私は迷うことなく選びましたが、33歳となった今思っても良い色を選んだなと思います。
可動式ヴェゼル付きTFT液晶メーターは、視認性に優れ、必要な情報が切り替えることなく1つの画面に全て表示され、ドライバーズカーであることを改めて認識させてくれます。
今では当たり前になっているフレームレスインナーミラー。
デビューした2014年当時は、目新しいパーツとして先進性を感じました。
今でもRCのお気に入りのひとつ。
毎日見る、毎日触れるものこそ、拘りたいですよね。
アウタースライド式ムーンルーフは、採光性、機能性に加え見栄えも良く、お気に入りのアイテム。
アフターマーケットで流行りのデジタルアウターミラーをいち早く導入 笑っ
といっても映し出すのは左フロントサイドのタイヤ付近。
路肩駐車時の幅寄せや慣れない細い道での行き違いに大活躍しました。
ラゲッジルームの開口性も高く、荷物の積み下ろしはとてもスムーズ!
といってもスーパーのエコバッグ以外乗せたことないのですが 笑っ
クーペなのに機能的なアイテムや設えが所々に散りばめられている、それがRC。
デザイン重視で尖りすぎていない。
おもてなしの心遣いは忘れていません。
何よりクルマとして、クーペとして大切なのは走り。
胸をすくような軽快なアクセルワークには、思わず笑みが溢れます。
2.0L 直列4気筒 ターボは私にとって十分なスペック。
TOM's製 パワーボックスを取り付けたので、低速時からの発進・加速性能は純正比で大幅・向上したと思います。
ターボ車特有のラグは少なく、思い描くドライビングラインを気持ちよくトレースできる。
電子制御8速オートマチック(8-Speed SPDS)の伸びやかで息の長い加速感は、一度知ると他には変えられないものがあります。
常に回転数は1,500rpm以下を維持し、車内はまるでハイブリッドカー並みの静けさ。
加えて、しなやかな足回りと十分な遮音材のおかげで、おおよそフロント235/40R19、リア265/35R19を履いているとは言われなければ想像もつきません。
RCの骨格は、フロントがGS、リアがIS、サイドロッカーはIS Cという摩訶不思議なハイブリッド。
確かに頷けるのは剛性の高さと大きなタイヤを履けるおかげで実現した高い安定性。
体が振り回されす、常に固定した運転姿勢で、移動は快適かつ軽快。
取り替えた LEXUS LC 用のエンジンスタートボタン。
アルマイト加工でしっとりとした手触り。ついつい触れたくなる気持ちよさ。
ドアに埋め込まれた間接照明は、爆光ではなく控え目ではありますが、夜間にはまるで障子を通した灯りようで、ここにもおもてなしの息遣いが感じられます。
外注したLEDリアリフレクターと同時に施行してもらったカップホルダーイルミネーション。
ブルーの灯りがお気に入り。
総じてインテリアも高い質感で、視覚から得る高揚感はRCならでは。
春は買取価格が最も高くなるとのこと。
また4月を迎えると新たに自動車税も課税されるので、しばし次のクルマが納車されるまで週末のドライブはお預けに。
SCさんが言うには、ここ最近の増産ブームの恩恵で、私のクルマもようやく納車の目処がついたとのこと。
注文から16ヶ月…長かったようであっという間のようでした。
その間、RCとの時間を楽しめたわけですから (o^^o)
週末のドライブが唯一の楽しみだと話していると、お引上先さまから
「よろしければ、4月いっぱいまでそのままRCにお乗りください。価格はそのままで納車時にRCをお引上げいたします。自動車税は納付書をお渡しいただければ、こちらで納付します。」とのこと。
願ったりもない提案に、もちろん喜んでお願いしました。
ちょうど2017年4月から6年間。
走行距離は現在38,122km。
無事故無違反で安全に快適に私たちを、たくさんの場所へ連れて行ってくれました。
私にとって、RCはただの移動手段にとどまらない、まさに特別な存在。
どれだけ仕事で疲れていても、ガレージでRCに触れ、ドライブへ駆り出すだけで、疲れが消え去り、笑みが溢れ、心、満たされる。
そんなクルマに出逢え、所有できたことは本当に幸せです。
残された時間はあとわずか。
旅立つその日まで、よろしくお願いします (o^^o)
では、また。
どこかでお会いしましょう!