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漢方研修会のレポート
●発熱の機序
① 病原体（外邪）の侵入を受けた体は、病原体を排除するために体温スイッチを高める。新陳代謝を上げ、体を震わせ（悪寒）、毛穴を閉じて、体温の上昇を図る。

② 一定期間発熱が続き、病原体が死滅したり排除されると、体温スイッチを平熱にリセットする。体内の熱を放散するために体を緩め、毛穴を開いて発汗し、平熱に戻す。

●発熱の治療方法
① 解熱鎮痛剤
体温スイッチを強制的に下げる。
問題点：病原体を排除するために体温スイッチが高められているのに、それを下げることによって病原体の排除がされない可能性がある。薬の効果が消えると再度病原体の活動が盛んになって発熱を繰り返し、そのために治療を長引かせてしまう。ただし、高熱が続くことにより生体に何らかの障害が起きることを避けるためには、高熱時には服用すべきと考えられる。

②漢方薬による発病初期の解熱剤
（1） 辛温解表剤（しんおん げひょう ざい）
体温スイッチを高くして、体温を上げる作用を助け、体温が上がりすぎないようにして、少しでも早く病原体を駆除するよう自然治癒能力を補助する漢方処方。麻黄湯・葛根湯・大青龍湯などに代表される。桂枝＋麻黄が配合される。

（2） 辛涼解表剤（しんりょう げひょう ざい）
寒気がしない発熱に用いる。炎症や火傷など。発熱によって生体が損傷しないように、水分代謝を良くして炎症を抑える。解熱鎮痛剤のように体温スイッチを直接下げることは無い。銀翹散（ぎんりょうさん）や柴胡桂枝湯（さいこ けいしとう）などに代表される。ハッカ、石膏（せっこう）、柴胡（さいこ）が配合される

● 肉体は「陽」と「陰」に分けられる。
「陽」は車でいうところのガソリン。「気」と「血（けつ）」に分けられる。
「陰」は車でいうところの車体。外から順番に、皮膚 → 肌肉 → 筋 → 骨 → 六腑（ろっぷ）→ 五臓（ごぞう）
六腑：胃、小腸、大腸、膀胱、胆のう、三焦　←現代医学では三焦は存在しないので五腑。
五臓：心臓、肺臓、肝臓、腎臓、脾臓　←現代医学では膵臓が加わって六臓。

① 外表部から身体内部に外邪（がいじゃ：外からのよこしまなもの）が進行
（1）陽明病（ようめいびょう）：食べ物等からの邪気が六腑に向かう。
・ケース1：発汗しても熱感がなかなか取れない。夕方になると発熱してくる。食欲は普通。お腹が張って便秘気味。
→ 攻下熱結（こうげ ねっけつ） 苦い生薬でおなかをくだす。昔は、幼児が発熱したときに、まず浣腸をさせていた。それで熱が下がる場合も多かった。熱を便とともに出すのが目的。
≪処方≫調胃承気湯（ちょうい じょうきとう）

・ケース2：発汗しても熱感がなかなか取れない。夕方になると発熱してくる。便秘ではなく小便が出ない。出ても色が濃い。膀胱炎のような頻尿、排尿痛、血尿を伴う。
→ 利水清熱（りすい せいねつ）老人で便秘がちな人は体が枯れているので、水を調節してあげる。
≪処方≫猪苓湯（ちょれいとう）小腸および膀胱に熱邪が生じた場合に使う。

（2）少陽病（しょうようびょう）：空気からの邪気が胸腔（胸のなかにある空間）に向かう。肺に直接入っていくのでこじれやすい。まず喉に症状が出る。コロナで亡くなっている人はコレ。

・ケース1：発汗しても、悪寒発熱がなかなか取れなく、症状が出たり入ったり繰り返す。口苦、口渇、吐き気、食欲不振。喉から胸脇などの不快感（胸脇苦満：きょうきょう くまん）。咳。
→ 和解少陽（わげしょうよう）
≪処方≫小柴胡湯（しょうさいことう）
間質性肺炎（かんしつせい はいえん）の副作用が報告されてから、医師が怖がって処方しなくなった。

・ケース2：発汗剤のあと、熱はあっても微熱程度で、咳がひどくなる場合。胸に熱が溜まり咳き込む。
→ 清熱胸熱（せいねつ きょうねつ）
≪処方≫麻杏甘石湯（まきょう かんせきとう）、柴陥湯（さいかんとう）

② 邪気が「気」を損傷させた場合
体温を高めるために代謝を高めたことで体力を消耗した状態が残る。暴飲暴食、過労（身体的・精神的）、無理な運動、鍛え過ぎ。
（1）気虚症（ききょ しょう）
エネルギー（気）の消耗が激しくエネルギーの製造元の脾胃（ひい）が疲れてしまう。疲労倦怠感が強く。少し動くと息切れ。味覚や臭覚が無くなる。食欲低下。立ちくらみ。めまい。脈が弱い（脈が分かりにくい）。熱があるときは浮大（脈は分かりやすいが、強く押すと消える）。
味覚や臭覚だけではなく視覚や聴覚までも脾胃がコントロールしている。バカの大食いは脾胃が狂っている。甘いものは体力を増し、ストレスを軽減する。
≪処方≫補中益気湯　

（2）気陰両虚症（きいん りょうきょしょう）
気虚にさらに「血」の損傷が大きく、胸部（心臓や肺）も活動が鈍い。咳こみとそれに伴う息切れや倦怠感が強い。口は乾燥している。胸に潤いが無い。夏バテや慢性疲労症候群。
≪処方≫生脈散（しょうみゃくさん）薬局製剤や医療用には無い。一般用漢方製剤に有り。

（3）陽虚虚寒症（ようきょ きょかんしょう）
気虚の症状に、寒症状、寒気、手足の冷え、水様性下痢、口が乾いても温かいものを欲する。小便色が透明。熱症状があっても熱邪ではなくて、あくまで新陳代謝の低下によって起きる発熱。
≪処方≫四逆湯（しぎゃくとう）： 附子（ぶし：トリカブト）と乾姜（かんきょう：乾燥した生姜）が入っている。危険だからと厚労省が認可せず、日本にはない。
真武湯 （しんぶとう）：生姜（しょうきょう：乾燥していない生姜）と附子が入っている。
人参湯 （にんじんとう）：人参（朝鮮人参）と乾姜が入っている


後半は難しくて、よく分からんですw

今日の午前中は、研修会に参加。
(レポートは後日)

午後からは、薪ストーブに使う建築端材をもらいに行きました。

天気が良かったので、ついでにハイキングへ。

金華山(岐阜城)と違って、人がまばらな「長良川ふれあいの森」散策道。
展望台まで片道1時間かからないコースです。
歩数は5,000歩ほど、往復で10,000歩になります。
お気軽ハイキングですが、体力をつけるのが目的なので、ちょうど良いです。

紅葉が綺麗

色とりどりの絨毯

水はちょうどいい温度

癒されます

ストレス解消になりました。



その後は、予約しておいた献血へ。


駐車場でカッチョイイポルシェを発見。
オープンで駐車してあって、とても目立っていました。
持ち主さん見当たらず、勝手に撮影(いいのか？)
勝手にアップするのはやめておきますw

成分献血の予約をしていましたが、全血が不足していると言うので、400ml献血に変更。

「進撃の巨人」とのコラボキャンペーンをやっていました。

クリアファイルGet


記録に残すと、結構盛りだくさんな日曜日でした。

今月は自分の誕生日があったので、セルフプレゼントとして、青島の「機動警察パトレイバー AV-98 イングラム1号機 」を購入しました。

なぜコレなのか？

ガンプラは入手困難で、転売屋が価格を釣り上げているのでパスしました。

戦車は製作中ですが、キャタピラでつまづいていますw

何かサクッと作れないかとYoutubeをウロチョロ。。。

戦艦や飛行機は手こずりそう。

クルマは塗装が。。。

そんな時、イングラムを発見！

ガンダム同様、もしくはそれ以上に大好きな「パトレイバー」

ちょっと価格が高いけど、ポチっとしました♪

早速、製作！



いきなり、パイロットの接着推奨(ぉ

塗装しないといけないじゃないか！

見本はこんな感じ


塗料を購入して、塗ってみるけど。。。



無理ゲーです。
どうやって顔を描くんだよ〜？

のっぺらぼうで妥協して終了w

ちなみに、つまづいている戦車キャタピラは、毎日コツコツと、接着剤でくっつける、型に合わせる、接着剤が固まるまで待つ、の繰り返しで、もうすぐ終了予定。

お久しぶりです。
骨粗鬆症の研修会に参加したので、そのレポートをあげときます。

●骨のリモデリング（再構築）
骨は「破骨（ハコツ）細胞」による骨吸収と「骨芽（コツガ）細胞」による骨形成を繰り返している。
骨吸収と骨形成のバランスが崩れると骨が脆弱になる。
その要因は性ホルモンの欠乏や運動不足等、様々であるが、生涯続くので継続した治療が必要となる。

骨の新陳代謝はとても活発で、常にリモデリングが行われており、年間40％が入れ替わる。 → 薬の効果が出やすいが、骨密度が上昇した後に治療を中断すると1～2年（BP薬は3～4年）で治療前の骨密度まで落ちる。

●OLS：骨粗鬆症リエゾンサービス
リエゾン（liaison）とは、連絡係などと訳されるフランス語で、骨粗鬆症治療のコーディネイトをすること。
治療率・治療継続・予防や啓発を目的に活動する。

骨粗鬆症患者は1,300万人（男性 300万人、女性1,000万人）
60歳以上の半分以上は骨粗鬆症だが、治療を受けているのは女性：5％、男性：1％　だけ。
加齢とともに骨密度は低下する。
男女とも50歳を過ぎると急激に低下する。
これは性ホルモンの減少によって、破骨細胞が増え、骨芽細胞が減るから。
未治療の人に、健診や「ついでに骨検査」で骨評価を行い、自分の骨の状態を自覚してもらうことが第一ミッション。

●FLS：骨折リエゾンサービス（脆弱性骨折や2次骨折の予防が目的）
脆弱性骨折：ちょっとした弱い外力 （転倒や、歩行、寝返り）で起こる骨折
2次骨折・ドミノ骨折：一度の骨折をきっかけに、次々と骨折すること

背骨の圧迫骨折は、10人中6人は痛みが少ない、または無い。→いつの間にか骨折

身長低下4cm：74％に椎体骨折あり

身長低下7cm：多発椎体骨折、重度圧潰（アッカイ）←ぐちゃっとつぶれている

骨密度が正常値でも骨折が起こる事例が多発している。
生活習慣病（糖尿病、腎臓病、動脈硬化、慢性閉塞性肺疾患）やステロイド（骨芽細胞抑制と性ホルモン分泌抑制）、胃酸分泌抑制薬（カルシウムの吸収抑制）によるものなど。

●骨粗鬆症になる原因
骨粗鬆症とは「骨密度の低下」と「骨質（構造・材質）の悪化」
骨は「鉄筋コンクリート」に似た構造
コンクリートに相当するのがハイドロキシアパタイト（水酸化リン酸カルシウム）＝骨密度
鉄筋に相当するのが「コラーゲン」とコラーゲン同志をつなぎ止める「架橋（カキョウ）」＝骨質

「善玉架橋」は骨をしなやかにする。性ホルモンや成長ホルモンで増える。
「悪玉架橋（ペントシジン）」は硬くて脆い。錆びた鉄筋。老化AGEs（エイジズ）架橋とも呼ばれる老化物質。加齢や生活習慣病で増えた活性酸素（酸化ストレス）が原因で増える。

◎閉経後女性1,614名を6.7年縦断研究：新規骨折発生を調査
　骨密度が高くても骨折する症例の特徴
（1）過体重：平均BMIが30以上　　又は痩せ：平均BMIが18.5以下
　　　BMI＝体重kg ÷ (身長m)2乗

（2）生活習慣病：動脈硬化、糖尿病、脂質異常症、呼吸機能低下、慢性閉塞性肺疾患

◎骨AGEsの影響は、女性より男性の方が大きい。

◎骨折リスク
（1）骨質（コラーゲン）劣化型：骨折リスク　1.5倍
（2）骨密度低下型：骨折リスク　3.6倍
（3）合併型：骨折リスク　7.2倍

●治療薬
①ビスホスホネート（BP薬）
ハイドロキシアパタイトへの親和性が高く、骨の表面に吸着する。
骨吸収時にBP薬が破骨細胞に取り込まれアポトーシス（破骨細胞の死）を起こす。骨密度が上がるが、骨形成も抑えてしまうのが欠点。
薬品名
アレンドロン酸（ボナロン、フォサマック）
リセドロン酸（アクトネル、ベネット）
ミノドロン酸（ボノテオ、リカルボン）
イバンドロン酸（ボンビバ）

②抗RANKL抗体薬
破骨細胞分化因子（recepter activator of nuclear factor-κB ligand：RANKL）に作用し、骨吸収を抑制する。骨形成に影響しない。
薬品名
デノスマブ（プラリア）

③抗スクレロチン抗体薬
スクレロスチンは骨吸収促進、骨形成抑制を行うので、それを阻害して骨形成を促進・骨吸収を抑制する。
薬品名
ロモソズマブ（イベニティ）

④ＳＥＲＭｓ（選択的エストロゲン受容体調整薬）
骨のエストロゲン受容体に作用して骨吸収の抑制と抗酸化作用により骨質改善を行う。閉経後女性に適応。
薬品名
ラロキシフェン（エビスタ）
バゼドキシフェン（ビビアント）

⑤活性型ビタミンD3
小腸からのカルシウムの吸収促進、尿中へのカルシウムの排泄抑制、副甲状腺ホルモンの合成・分泌を介しての破骨細胞の抑制、骨芽細胞の活性化により古い骨に新しい骨を添加（ミニモデリング）する。
薬品名
カルシトリオール（ロカルトロール）
アルファカルシドール（アルファロール、ワンアルファ）
エルデカルシトール（エディロール）

⑥副甲状腺ホルモン薬
副甲状腺ホルモンを断続的に途切れ途切れで投与し、一時的に副甲状腺ホルモンの濃度を高める。骨芽細胞が活性化し、骨形成が促進される。
投与量を増やしたり投与期間を長くすると、骨吸収が骨形成を上回り、結果として骨量が減少する。
薬品名
テリパラチド（フォルテオ、テリボン）

●日本人はビタミンＤ欠乏
健診センターで10～80歳代の5,518検体で調査した結果、欠乏している人は79％にのぼった。こんな国は珍しい。
10代の欠乏が著しく、スポーツによる疲労骨折の原因になっている。
要因としては、食品からの摂取量が減っている（牛乳などの乳製品の消費量の低下）、日焼け止めによる過度な日焼け防止など。
欧米は意図的にビタミンＤを食品に添加しているが、日本では行われていない。
食品からの摂取が困難であれば、サプリメント等を活用する必要がある。

Q1.洗車好きな方と思いますがコーティングへの熱い想いを聞かせてください
回答：コーティングは下地処理とメンテナンスが命。
メンテナンスフリーなんて有り得ない。

Q2.シラザン50のどこに魅力を感じましたか
回答：簡単、お手軽施工。
見せてもらおうか、シラザン50の実力とやらを。

この記事は みんカラ：モニターキャンペーン【話題のシラザン50を無料で！】 について書いています。


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