亀田家の一件に、昨夜のニュース番組で、
コメンテーターの星野仙一さんが
「今のメディアはしつこい!!」
って怒っていましたが、僕も同感です。
元々、あの横着キャラの亀田一家をはやしたてていたメディアが、反則の是非はともかく、手のひらを返したように亀田叩きに転じ、どこまでも追い詰めていく・・
そのメディアを鵜呑みにして「風見鶏」になるのは簡単なことであり、最も安全かつ卑怯な方法だとおもうのです。
最近、陰湿ないじめによる悲惨な事件が後を絶ちませんが、根っこにあるのはやはり、
「みにくいあひるの子」を見つけると、集団で、限度無く、いじめて追い込んでいく社会風潮だと思います。
これだけ叩いたら、相当痛いだろう・・・だからもう止めよう、力加減をしよう、喧嘩が終われば数日後に仲直りしよう・・・そういう人間としての最低限の優しさは絶対に不可欠なものではないでしょうか?
ここから、藤原正彦さんの「国家の品格」より一部引用させていただきます。
「卑怯」を教えよ
いじめに対して何をすべきか・・・中略
しかし、いじめを本当に減らしたいなら、「大勢で一人をやっつけることは文句なしに卑怯である」ということを、叩き込まないといけない。たとえ、いじめている側の子供たちが清く正しく美しくて、いじめられている側が性格のひん曲がった大嘘つきだったとしても、です。
だから「もういいんじゃないの?」って思うのです。
ただ、あの試合前に15歳も年上の世界チャンピオンに向かって挑戦者ダイキの吐いた
「ゴキブリ覚悟しとけ」発言!!・・しかもメディアにのせて!!
言語道断、その時点でライセンス剥奪ものじゃなかったでしょうか?
もはや「ビックマウス」なんて次元ではなく、礼儀を重んじてきた日本スポーツ界の蹂躙、他のスポーツ選手に対する侮辱であり、共栄ジムも反則した今になって対応する以前に、ここで警鐘をならすべきではなかったのか?・・・
今思うのは、実力的には圧倒的に上ながら、まぶたの傷が引っ付ききっていない内藤選手がTKO負けしなくて良かった・・・それだけです。
Posted at 2007/10/26 21:35:31 | |
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