今月の
「高新まんが道場」は、この作品
「いつもは犬猿の仲だけど・・・」
で入選を頂きました
震災直後、今回の投稿は見合わせようかと考えました。
自粛ムードの賛否はあるけれど、職業としている漫画家は別として、今、「まんがで笑わせてる場合か」という自責の念があって・・・
で、描くにしても何を?津波を?瓦礫の間から咲いた花を?
親や子供を失って(いまだ発見されず)さまよってる人や、苦しい避難生活を送っている被災者がたくさんいるんです。茶化したような作品は絶対描けません・・・だから、
葛藤してました。
ただ、それでも前を向いて、日本は一歩でも復旧に向かわなければならないし、何か
希望の象徴的
な出来事は無いか?と考えていたとき、瓦礫に乗っかって3週間も海を漂流していた犬が「海猿」に救助され、その日のニュースをみていた飼い主と涙の再会を果たしたという明るい話題。
これだ!と思いました。 犬も猿もK総理もT代表も対立している場合じゃない!
今は助け合っていこうよ!!というメッセージ
注意したのは、高知にも疎開してきている被災者の方々がいますので、直接、津波や地震を連想させないこと・・・
当初、下書きの段階では、背景の海上に犬が乗っかっていた瓦礫を描いてたのですが、直接「津波」を連想させるので、削除しました。 この漫画を見て癒されて頂けたら、描いた甲斐があったというものです。
Posted at 2011/04/23 12:24:07 | |
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