警備員さんに止められる！

僕がエボXに乗っている時の話ですが、行きつけの某スーパーに母親を連れて行き先に降ろして駐車場にクルマを停めて買い物をしに店内に入ろうと思ったら、スーパーの警備員さんに両手を広げて呼び止められました。







「何だ、何だ？万引きしていると思われたのかな？？っていうか、今からスーパーに入るんだし‼︎」って思っていると、「お客様のクルマだったんですか？」と警備員さんが声を掛けてくれます。

「クルマ、めちゃくちゃ好きでしょ？私、前にトヨタの営業をしていたので解るんです！」

トヨタを定年されてセカンドライフでスーパーの警備員さんをしていらっしゃるそうです。







「いっつもおクルマをピカピカにされていらっしゃいますよね？いい塩梅で車高も落とされていていつも良いなあ〜と思って見ていたんですよ〜！」

そんな事を言われて悪い気がするはずもなく僕は「そ、そうですかあ？ありがとうございます〜！」とお礼を言いました。

「あの三菱のクルマ、ブレーキも替えていらっしゃるでしょ？エアロとかも上品なパーツを選ばれていてどなたが乗っていらっしゃるのかと気にしていたんですよ〜」







「上品なクルマ」と言われると弱い(と言ってもこの時までは誰にも言われた事ありません)僕は「いやあ、クルマはやはりストッピングパワーが命ですからね〜！ブレーキにはちょっと自分、拘りを持ってブレンボに交換しちゃってます！！」などとハッタリをかます事なく、「あ、あのブレーキ、純正で付いているんですよ〜。エアロもほぼ純正なんですよ」と正直に自白してしまいました。

二秒で拷問に屈服するタイプなのでスパイには不向きですし、スキップで地雷を踏んじゃうタイプなので軍の特殊部隊にも向いていません。

「あれ、純正なんですか？普通はブレンボとか付いていませんよね〜。でもホイールとか替えていますよね〜。品良く仕上げてますね〜！」と警備員さんとクルマ談義してたら先にスーパーに入ってた母が買い物を終わらせて「帰るよ！」って言われてお開きになりました。

もっとお話をしていたかったのですが、中年になっても母親には逆らえません。

結局この日は一歩もスーパーに入る事なく帰りましたが、クルマをあんな風に褒められた事が初めてでしたので幸せな気分で家に帰りました。







クルマ好きって本当に一秒で仲良くなれるから楽しいし、趣味を解ってくれるのは嬉しいものです。

えっ？

「ただの愛車の自慢じゃないか？」ですって？？

いやいや、今は僕の愛車ではなく弟の愛車なので元愛車の自慢話です。