伯父、永眠。

地震の影響から繁忙ＭＡＸよりは落ち着いたとはいえ、繁忙期のままＧＷに突入、通常業務外の貸切？業務もあり定休も出勤でお疲れモードの昨今・・
２日の昼過ぎ仕事中に珍しく従姉から着信がありました。

予感はしましたが、親父の兄が永眠しました。

倒れてもう何年経ったのかな・・

ちょっとくらい具合が悪くても頑張ってしまう伯父でしたから
当時認知症が始まっていたおばに具合悪いから休むと家業を休み、仕事から帰ってきた従兄がすぐに救急車を・・

脳梗塞でしたが、倒れて時間が経っていたため意識は回復したものの・・
その後だんだん症状は悪化・・

起きていても話は出来ず・・

ついに寝たきりに・・


私が乗り物好きになる要因のひとつが、親父実家家業の自転車店（昔は揚水ポンプから始まったとか・・オートバイも扱う）だったというのがあげられます。


こどもの頃帰省すると、部品ケースの中のサイクルパーツを見るのが楽しみで楽しみで・・
そして年季の入った店内に香る油が湿気たあの独特なにおいとタイヤのゴムの匂い・・
毎年重ね貼りしていたオートバイ各社のフルラインナップポスターに見入り・・
伯父さんが分解しているカブやオートバイ様子をじい～と見ていたり・・


親父は当然、「兄貴」と呼びますし、お袋は「お兄さん」と呼びますので
伯父さんには失礼ですが、私からも「兄さん」みたいな感じでした。


性格も伯父に私は似ているらしいし、実際似ているんじゃ・・と自分でも思います。

大人しいそうですがそうでもなく（汗）、意外に？血の気も多く（汗）
そういえば伯父さん６０過ぎで飲みに行って喧嘩して血だらけになって帰ってきたとか・・（大汗）
伯父は飲まないと無口？な方でしたが、飲むと饒舌で・・（ワタクシはいつでもおしゃべり？ですが（汗）
・・などなど・・

帰省して飲みながら昔のバイクなどの話を聞くのが楽しみでした。



そういえばいつかそんな話もＵＰしようと思いきや・・

今日はそんな当時の様子を聞いた話をひとつ・・・

ホンダは高速エンジンだから・・そういえばkotaroねぇ。
ホンダが４輪出す時に、うちバイクやってたから四輪もやらないかという話があって説明聞いたんだけど
海の家もその頃は忙しかったし、敷地もちょっと手狭だし、まだ郵便局も自転車＆バイクで〇〇（地域）のはうちでみていたし、まあ４輪はやらなかったんだよね。・・今思えば失敗だったけど・・

で、知ってるか？（当然知ってますよ♪）
ホンダの初めての４輪のトラック、Ｔ３６０って４気筒４連キャブのＤＯＨＣの！？
サービス本なんかはちょうどもらっていたんだ！

そんで発売された後の正月の昼すぎ、東京から走ってきたＴ３６０が調子悪いってうちに来たんだよ。
向こうから走ってくると〇〇のあたりからは大きくホンダって看板あるのここだったから。

〇〇で走っているのは見たことはあったけど、この辺じゃいなくて、エンジン見てみたくて、ホンダでオートバイと同じだから預かったんだよね。
急いでいたから汽車で行ってもらって。

まあ、びっくりしたよね。
これが軽４のエンジンか！って。

でエンジン吹けないで乗ってみてもストール。
プラグは問題なくて火花も出る、圧縮もまだ新しいから当然ある。
点火時期も調整してみたけどどうにも。
こりゃキャブレターか？ともの珍しさから分解しても問題ななそうで同調取り直そうにもどうにもやっぱり・・

で、バカだなぁ～と夜中に思ったよね。
ガソリンだ！って。

うちにあったガゾリン入れなおしたらバッチリよ！

次の日、電話したら、正月でスタンドあいてなくてもしもたらなくなったら大変と、途中の〇〇でガソリン入れたって。

粗悪ガソリンってヤツだな。あそこのガゾリンは良くないって聞いていたから、出かけた時一度だけ自分でも入れてみたけど確かにちょっとオクタン化が低いんだろうね。
でも２サイクルやダットサンじゃ走るし、点火時期ちょっと調整すればちゃんと回ったけど
Ｔ３６０のＤＯＨＣじゃ回らなかったんだよね・・

オートバイよりも高速エンジンだったんだよね。
ほんと、ホンダにはびっくりしたねぇ。
そして、自分もバカだったって勉強になったねぇ。燃料を先に疑わなかったことをね。

しかし、今そんな粗悪ガゾリンはもうないだろうけど、Ｔ３６０だけだったね。あそこのガゾリンで走らないの！！



と、当時の常識はずれ？の超ハイチューンのＴ３６０を懐かしむ話などが、印象深いですかね。



４日に通夜、５日に告別式・・５日仕事都合がつけば行きたいところですが・・
２月のはじめのインフル中に伯父の妻、おばさんも他界されて葬儀いけなかったし・・


伯父さん、ありがとうね。
結構、オレ、おじさんの影響受けてるかもよ！！
安らかにお眠り下さい。




・・画像は大分前の祖母の葬式の帰りの写真です・・帰りにいつもよる海岸の・・
・・生まれ育った街の海の夕陽を眺める親父、今度はもうだれも兄弟はいなくなりましたし
どんな目で夕陽を眺めるのだろう・・