
ソーラーカーのレース会場をうろうろしていると、試乗車としてこんな車が置いてありました。
置いてあった車はHONDAの「FCX CLARITY」です。
試乗車といいつつも、車が車ですので運転出来るのは担当者のみなのです。
自分が行った時間には試乗を行なえない時間でしたので、残念ながら乗ることは出来ませんでしたが、いろいろといじって遊ばせてもらいました。
まずこの車のスペックはというと…
・車両寸法
全長(mm) 4,845
全幅(mm) 1,845
全高(mm) 1,470
・車両重量(kg) 1,630
・最高速度(km/h) 160
・モーター
最高出力(kW) 100
最大トルク(Nm) 256
・燃料電池スタック
最高出力(kW) 100
という内容です。
ガソリン車でいうエンジンルームに燃料電池とモータが納められており、燃料電池の吸気ダクト、燃料電池の冷却用ラジエータが搭載されていることもあり、パッと見はエンジン搭載車と大きく変わらないエンジンルームになっています。
次にリア周りです。
外観からはそれ程大きなトランクルームを持っているように見えなかったのですが、実際にトランクを開けてみると171(L)の水素タンクをトランク下に搭載しているにも関わらず、トランク容量は404(L)と頑張ればゴルフバックが4つ載せられるだけの荷室容量を確保していました。
そして燃料電池車ではお決まりですが、燃料電池から発生する水蒸気の排出口もきちんと存在していました。
最後に内装ですが、パッと見はシフトバイワイヤになっているぐらいで、普通車と変わらない内装ですが、よく見るとメーターパネルが燃料電池車らしいオリジナルの物になっています。
普通はエンジンの回転数を表示するタコメータがある場所に、燃料電池車ですと出力計が存在し、燃料電池からどのくらいの出力を発生させているか、また減速時にどのくらいの回生エネルギーを得られているかが、瞬時に分かるようになっていました。
今回、担当の方からいろいろと教えて頂き一番驚いたことは、水素タンクは銃弾を受けても貫通せず、火であぶっても燃えないように出来ているということです。
まだまだリース販売しかされていない車ですので、間近で触って、そして説明を聞いたりと、とても勉強になりました。
ブログ一覧 |
Car | クルマ
Posted at
2009/08/14 15:26:34