森野熊三さんの所でこのような記事を発見しました。
大阪府警がオービスを通過したら後にねずみ捕りという取締りを行なうようです。
以下
YOMIURI ONLINEより引用です。
速度違反自動取締装置(オービス)を通過した途端に加速するドライバーを、その先にこっそり設けた移動式オービスで捕捉する新しい摘発作戦に、大阪府警が今月から本格的に乗り出した。オービスの設置地点はインターネット上で情報が出回り、ドライバーの多くはその地点だけ減速して取り締まりを逃れているのが実情。府警は、こうしたドライバーの〈油断〉に着目。3月末現在、全国ワースト1の交通事故死者数(80人)抑制につなげたい考えだが、ドライバーからは「そんな世知辛いことまでするか」とのぼやきも聞こえてくる。
◆ドライバーの油断に着目
府警によると、一般的にオービスと呼ばれるのは、道路上の橋梁(きょうりょう)などに固定された「レーダー式オービス」。通過車両に投射し、跳ね返ってきたレーダーの周波数などから速度を計算、併設のカメラで速度超過の車両の写真も撮影する。
設置場所や台数について、府警は「高速道路を含む数十台」としか明かしていないが、インターネット上では設置場所の住所一覧などを掲載したサイトが多数存在する。市販のレーダー探知機も普及し、「取り締まりの実効は上がっていない」(府警幹部)という。
実際、昨年の府内の速度違反取り締まり件数約21万7000件のうち、オービスによる摘発は約8000件と4%弱にとどまり、全国的にも同水準。このため、オービス通過後に安心してスピードを上げやすいドライバーの心理に注目し、数十~数百メートル先の目立ちにくい道路脇にひそかに移動式の小型オービスを設けて取り締まることにした。
移動式オービスは、各署が週1回以上は実施している“ねずみ捕り”と呼ばれる小規模取り締まりで使う「光オービス」。違反車両の撮影ができず、警察官を配置してその場で取り締まる必要があるが、レーザー光線を使うためレーダー探知機が反応せず、ドライバーに気づかれにくい。
府警は今年初めから、府北部の国道など数路線で、試験的な取り締まりを約20回実施。短時間にもかかわらず毎回、違反車両が相次ぎ、効果が確認できたことから、今月から府内全域で本格実施することにした。
新作戦について、兵庫県警や京都府警の担当者は「そこまでやるのは聞いたことがない」と驚くが、大阪府警は「検挙したドライバーからは“だまし討ち”などの声もあるが、摘発されなければスピードを出してもいい、という誤った意識を徹底的に変えたい」としている。
菊池哲彦・茨城大名誉教授(交通心理学)の話「オービスの目的は本来、減速を促して事故を防止することにあるが、ドライバーは、そこさえ通過すれば後はスピードを出していいと考えがちで、そこを突いたのは有効だ。幹線道路での事故は、速度超過の度合いと事故被害者の負傷程度が比例しており、速度の規制で重大事故は必ず減る」
(2007年4月7日 読売新聞)
ということです。
この取締り方法はある程度成果をあげると思いますので、関東地方に導入される可能性も十分に考えられます。
それにしてもここまでして取締りを行なう必要があるのでしょうかね!?
警察の本来の役目は違反者を捕まえる事ではなく、違反を防ぐ事だと思いますが…。
こういう取締りが始まりますと、警察とレーダー探知機メーカーのイタチゴッコも激しくなりそうですね(笑)
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Posted at
2007/04/09 23:21:58