
29インチのMTBとして楽しんでいるs.i.r. 9ですが、少し前からペダリングに合わせて「パキン、パキン」と音が鳴るようになってきていました。
最初はサドルとシートポストの締め付け部分かと思い、確認してみたのですが、変化無し。
次にシートポストとフレームのシートチューブのグリス切れかと確認してみるも、変化無しという状態でした。
そこで最後に残った箇所がBBです。
s.i.r. 9のBBは、「Eccentric bottom bracket system」という、シングルスピード化した時のチェーンテンショナーの役割をする物が付いています。
ですのでBBはEccentric BB用のアダプタを介して、フレームに固定されています。
そのフレームの固定部で擦れが生じて音が出ているのではないかと思い、分解してみることにしました。
まずはチェーン、クランクを取り外します。
その後、Eccentric BB用のアダプタの固定ボルトを外し、Eccentric BB用のアダプタをBBごとフレームから取り外します。
外したアダプタとフレームの状態を確認してみると、やはり砂がフレーム内部に入り込み、アダプタとフレーム間に挟まって擦れた跡が残っていました。
恐らくこれが音の原因と考えられますので、砂が入り込むのを防止する為に、グリスをEccentric BBのアダプタに塗布します。
ただし通常のグリスでは滑り易くなってしまう為、摩擦を上げる効果があると思われる、カーボン部品用のアッセンブリグリスを使ってみることにしました。
今回使用したアッセンブリグリスは
MORGAN BLUEの「carbon assembly paste」です。
効果があるかは使い込んでいかないとわかりませんが、試しに使ってみることにします。
後はEccentric BBのアダプタを元通りの位置に合わせ、フレームに組み付ければ完了です。
ただ、このEccentric BBのアダプタの締め付けトルクは、ボルト径に対して21(Nm)という高トルク。
ねじ切るんじゃないかと、ドキドキしながらの締め付けでした。
今回行った作業の効果を早速試しに走りに行きたいところですが、まだ他の部分のメンテナンスもありますので、実走はもう少し先になりそうです。
Posted at 2014/01/02 22:52:44 | |
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s.i.r. 9 2010 | 趣味