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FCX CLARITY」には試乗することが出来ませんでしたが、ご好意でTOYOTAのKLUGERの燃料電池仕様である「FCHV-adv」に乗せて頂けることになりました。
「運転する上での注意点は特に無い」とのことと、「思いっきり走って来い」とのことでしたので、ソーラーカーのコースへ持ち込み早速試乗開始です。
ソーラーカーのコースは、基本的にストレートのみで構成されており、0-100加速や最高速アタックをするにはもってこいのコースです。
まずは静止状態からのフル加速を試してみましたが、スカイラインの加速と比較するとかったるい感じはするものの、街中の小排気量車よりも元気良く加速していきますので、特に問題は無いんじゃないかなという感じでした。
また、60(km/h)台からの加速を行ってみたところ、モーターらしいトルクでグイグイ引っ張っていくような加速をし、60~80(km/h)ぐらいの加速についてはスカイラインよりも加速していく感じがあって驚かされました。
そしてコースの最も長いストレートにて最高速アタックをしてみたところ、100(km/h)程度まではスムーズに加速していくのですが、そこからは加速が極端に落ち込み160(km/h)程度で頭打ちとなりました。
たしかカタログ表記の最高速度が155(km/h)ですので、最高速度はカタログ通りということですね。
また気になった点もあり、足回りが柔らか過ぎな印象で、120(km/h)以上の速度域に入っていくと車体がフワフワと動き出してしまい、ステアリングの応答性が悪いことも手伝って、不安感が伝わってくるようなところもありました。
ただ、自分のスカイラインに乗った後に試乗しましたので、スカイラインの高速域でもビタッと張り付くように走る感覚と、SUVのような車の感覚との差で余計にそう感じたのかもしれません。
元々SUVはそこまで頑張って走る車ではないと思っていますので、こんなもんかもしれないですね。
こんな感じで、燃料電池車の試乗をし、価格が安くなり、インフラさえ整えばいつでも実用化出来るところまで来ているのだなと実感した試乗となりました。
ちなみにスペックはというと…
・車両寸法
全長(mm) 4,735
全幅(mm) 1,815
全高(mm) 1,685
・車両重量(kg) 1,880
・最高速度(km/h) 155
・モーター
最高出力(kW) 90
最大トルク(Nm) 260
・燃料電池スタック
最高出力(kW) 90
という内容です。
燃料電池とは関係ありませんが、自分はSUVのような全高の高い車に乗ってはいけないということも良く分かりました(笑)
やっぱりスカイラインのように全高の低い車が自分には合ってるみたいです。
Posted at 2009/08/14 16:28:14 | |
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