DA65T キャリィ　K6A 時折のアイドリング不調　ーISCV清掃ー

　自家で活躍してきた、距離にして14万キロに近づいたDA65T キャリィですが、時折のアイドリング不調が何年か前からありました。

　アイドリング時に半クラした時が多かったような記憶があります。しかも、すこし坂道になっていたりするとアイドリングが弱くなってメーター周辺のランプが点灯して、アクセルを吹かせるとランプが消灯してアイドリングが回復したり、時にはエンストしたりしていました。

　新しい軽トラ来るまでは休むまなく足として働いていてくれた車なので、車検時くらいしか、まともに整備する時間はありませんでした。

　それでも1年に3－4回のENGオイル交換は絶やしたことはありませんし、年に1回はエアクリーナーも清掃して何年かに1回は交換もしていました。プラグ交換も2年に1回はしております。

　運転中に信号待ちなどでエンストしたことはありませんでしたが、思い当たる節があったので、隠居生活に入ったDA65Tキャリィの予防整備の一環として重い腰をあげ整備することにしました。

　整備時間は1－2時間くらいの簡単な作業ですが、蓄積した知識と勘を信じてトライしてみました。がしかし、あくまで拙い推察による作業なので、これで治るという保証もありませんし何かあっても自己責任です。

　肝心の作業箇所はスロットルボディ周辺で、目的としているのは、①アイドリングをコントロールするISCVと装着されているスロットルボディ側の清掃、②スロットルバルブの清掃です。使用した清掃具は、ワコーズのスロットルボディクリーナーとウエスの2点です。他に調達したパーツは、念のためISCVのOリングです。

　荷台側の点検口を開けて、スロットルボディに刺さっているISCVを見つけて取り外します。3本使用されているうちの一つのネジが、上からでは完全に見えませんので、手探りの不安な作業を強いられました。

　ネジを落とさないようにしてISCVを取り外しマジマジと観察していみると、ドロドロとしたヘドロ状のものが付着してて、まともに動作しそうにありません。スロットルボディ側も鏡をあて確認しましたがドロドロ状態でした。双方ともクリーナーをウエスに吹き付け、何度もふき取りしました。




　スロットルバルブに関しても、クリーナーで清掃しましたがISCV周辺ほどは汚れていませんでした。

　無事ふき取り作業を終え、取り外したホース・センサーなどを装着してから何度も確認して、アイドリング不調になるようなシチュエーションでテストしましたが、見事アイドリングは正常に回復して、今までの様にメーター周辺のランプも点灯しませんでした。

　その後、試運転をしましたが、アクセルの付き具合に輪郭が出たというか明瞭になったというか、低い回転域からでもアクセルレスポンスも良くなったような気がします。施工前は、少しアイドリングで燃調が濃いような気もしていましたが、アイドリング音も軽快になり、アイドリング時から加速時までENGは近年にないほど調子が良くなりました。施行前後比較のため、ENGオイルなどは交換しておりません。という訳で、珍しく大成功に終わりました。

　季節変動や使い方の差がありますが、次回は燃費が伸びているのかどうか検証してみたいと思います。