我が17エブリィW系は4WDです。カタログにはフルタイムと表記されていましたが、実際のところはディマンド型4WDらしいです。
純正タイヤは、はっきり言って良くないというか特徴のないタイヤでした。165/60R14という軽でも珍しいサイズでしたが、冬タイヤには近似した外径かつ相対的に安価な155/65R14のVRX2を選択しました。
上述した二つのタイヤを比較した場合、純正サイズが夏タイヤだから静かという訳ではなく、もっと言えば、グリップ、乗り心地とも良いとは言えず、VRX2の方が静かで乗り心地は良いのです。扁平率が60→65になっておりかつスタッドレスの方がゴム質が柔らかいから乗り心地が良いのは当然かもしれません。そういった事由もあり、スタッドレス交換時に純正タイヤ・ホイールは中古販売店に売却しました。
17系エブリィW系にスタッドレスの155/65R14サイズはフェンダー等車体との接触はなく無理なく履けるサイズでしたし、該当サイズだとタイヤの選択肢も多く、スポーツ・コンフォート・オフロードなど各製品ラインに様々な銘柄が揃っています。
肝心の夏用に関しては、ホイールは車両購入と同じ頃に「SMACK VALKYRIE 14×4.5J+45」を購入していたため、あとは組み合わせるタイヤのみでした。悩んだのは、トーヨー「LUK」にするか、ヨコハマ「ジオランダーG015(=G015)」にするかです。
選択肢に上がった2つのタイヤは、全く性質の異なるタイヤです。LuKは、軽・ミニバン・コンフォート設定のタイヤで、G015はオールテレーンというジャンルで多少のオフロード走行にも対応できるモデルです。サイズは、LuKなら純正サイズの165/60r14、G015なら155/65R14をと考えていました。
一方で、DA17W系の燃費がネックになっているので、一般的に燃費が多少落ちるとされるオールテレーンは、燃費を伸ばしたい当方にとってはミスマッチだったのですが、「オールシーズン何処でも走れる」をコンセプトに4WDを選択したのに、その性能を多少の燃費改善のために活かしきれないのでは元も子もないので、結局、多少の燃費が悪化するのを覚悟でG015を選択しました。
決め手になったのは、能登半島地震などの災害対応、みんからのタイヤレビュー、とロスマンズ959をオマージュした911ダカールにもオールテレーンが採用されたことでした。G015は、同レビューを見ると、舗装路でもあまり滑らないライトなオールテレーンで、全般的に乗り心地も良く、燃費の悪化もスタッドレス並みで静粛性の評判も上々でした。言わば、レビューを見る限り求めていた理想に最も近いタイヤでした。
実際に使った感想は、自分の理想と用途にはピッタリです。特筆すべきはロードインフォメーションが舗装路でも明瞭になった事です。例えば、低い速度域で歩道など小さい段差を超えても、その感覚がハンドルに伝わりやすくなりました。その伝わる際の衝撃も今までが「ドン」と言う感じなら「トン」という感じになり衝撃をいなしてくれている感じですので乗り心地もスタッドレスのVRX2より良いです。コーナーに於いても、恐らくサイドウォールの剛性が純正より相対的に高いのか、侵入が早くなりましたし、舗装路に於いても十分グリップするハンドリングの良いタイヤです。静粛性能・燃費性能・直進性能においてもVRX2と大差ないので問題ありません。一つだけ難点を上げるとするならば、アスファルトの荒れている路面での乗り心地があまり良くないくらです。
オフ性能についてはまだ、ほとんど試せてないですが、偶然、山に出向いた際に2WD・普通タイヤなら最初の出足で滑って進めなかったと思う様な、傾斜がついたぬかるんだ畦道を、G015との相性がいいのか滑る気配なく走行してくれました。
↑1インチリフトアップしたいけど、車検・異音・耐久性がネックだな。
結果として、現在まで購入したタイヤの中ではベスト3に入る買い物でした。タイヤの製品ラインは異なりますが、1位はST205の「ROXES R1R」、次点で「G015」、「レグノ」、「LuK」、「VRX2」、「RD-604」この5点は甲乙つけがたいです。いやまてよ、そういえば「 OPEN COUNTRY A/T plus」 もよかったし、「ネオバAD07」、「LATITUDE TOUR HP」も良かったような記憶が...。まぁ、自分でいうのもなんですがそんな程度です。
Posted at 2024/03/19 20:48:01 | |
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