![プログレ NC300 iRバージョン ウォールナットPkgという車 プログレ NC300 iRバージョン ウォールナットPkgという車](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/550/676/46550676/p1m.jpg?ct=827faaf47214)
とうとう20万㎞以上を走破した我が家のプログレを譲渡する時が来た。少なくとも22-23万㎞ぐらい走行距離を伸ばし車検もあと一度は受ける予定であり、それらを照準に見据えて整備はしてきたつもりだ。
ここ最近も、ATF・ストレーナー交換(純正)、プラグ、IGコイル周辺を交換した。その少し前は、オルタネーター、スターターモーターを交換した。ドラレコも最新の一品を装着したし、そういえばその時、ヘッドライト・ロービームについても社外HIDに不具合こそなかったが国産LEDに換装している。
愛着は長いほど沸いてしまい、少しでも違和感を抱えたまま乗れない気性なので、この先の維持費を考えた場合に於いては誰か乗り継いでくれた方が結果的に良かったのかもしれない。譲渡先は身内ということもあり出来るだけの事はした。シメの作業としては、スタッドレスタイヤを最新のもの(ブリザック)に変え、折れていたセンターウッドパネルを良品にリプレースし内装・外装とも清掃をして、気になっていたメーター内照明、空調・オーディオ照明も交換した。個人的には内外装とも新車時を思い起こさせてくれるような仕上がりになり、20年以上経過しているというのにプログレの持つ素性の良さに感心させられた。
本来であればもっと早く乗り換える予定だったが、代替購入候補であったクラウンを試乗しに行った際、従来までのコンフォート路線とは一線を画してスポーツ方向に振っていたせいもあり、プログレの方が乗り心地、エンジンフィール、静粛性が優れており、買い替えの意味をなさないと感じ維持し続ける決断をしたのを今でも鮮明に覚えている。あれから、かなりの時がたち故障も経験したが、一度たりともエンジンが止まったり操作がきかない等危険な目に合う事は皆無であった。
数年前の2月に東北へ出向いた際、出発時「FRだからきついかな」と考えていたが、TRC・VSC・スノーモードのおかけで、当初の不安を裏切りスタッドレスだけで、安全に問題なく冬の東北旅行を乗り切ってくれた。とくに帰路は、新潟・燕三条から自宅まで約600kほどの距離を、何度かの休憩で、寄り道もしながら、腰が痛くなったくらいであまり疲れることなく1日仕事で走り抜けてくれた。あまりに簡単に長距離走行をこなしてくれるので、結果的に南は九州、北は上述した青森と日本列島を縦断してしまった。
プログレの良さは、5ナンバー枠に収められたボディサイズによるところが大きのか、取り回し・見晴らし・見切りが良いのに加え、静粛性能・加速性能・ボディ剛性が高いこと、大人4人が無理なく乗車できて荷物をつみこめるトランクスペースが別に設計されていることである。日本の道路環境は、基本的にどこにいっても狭い道に遭遇する機会が多く、日常生活、旅行、冠婚葬祭など様々な場面で狭小な道路に遭遇してきたが、プログレはそういった環境に柔軟に寄り添い、それぞれの場面で荷物運搬まで無理なくこなしてくれた。
なかでも特筆すべきは、上述した特徴からストレスや体の疲れが少なく快適かつ安全に移動できるという点に尽きる。兎にも角にも燃費を除けば、セルシオ品質と謳われ、センチュリーを小さくしたかのようなエクステリア・インテリアデザインを有した内外装は大満足の仕上がりであり、取扱説明書に記載されていた「マイサイズセルシオ」という表現ではなく「マイサイズセンチュリー」とするのが、基本コンセプトからは相応しいのではないかと感じさせてくれる一台であった。有難うプログレ、僕にとっては色んなところに連れて行ってくれた最高の一台であることは間違いないです。できるなら、このままもう数年、譲渡先でドライバーを目的地まで快適・安全に運び、大切にされ過ごしてくれることを祈ります。
Posted at 2022/12/31 17:35:06 | |
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