FIAT600 デスビローター溶けの原因究明と対策

昨日のドライブでもローターが溶けていた
原因究明をしました。
デスビキャップを外してローターを指先で
回すと動いてしまう事が判りました。
ポイントレスキットのマグネットスリーブが
干渉してローターがしっかり嵌まらないのが
主な原因と思われるのでローターを加工し
対策を施してみました。



デスビシャフトの青矢印欠き込みにローターの突起が
引っ掛かり回り止めになります。


現状はマグネットスリーブに当たって矢印部分の
隙間が多めでローターが少し上がってます。


マグネットスリーブを抜いてローターを嵌めると
ピックアップ部分と接触するほど下がります。
ここまで下がると擦れてしまいますがあと僅か
下がればローターがスリップしなく出来そうです。


と言う訳でローターの下端を切詰め加工します。
カッターで樹脂部分を1mmほど削りました。


金属の抑えバネは金ヤスリで削って揃えました。


抑えバネが強く効いて浮き上がらない様に細い
マイナスドライバーで反らせてデスビに嵌めました。
僅かに下がり空回りしなくなりました。


マグネットスリーブと接触していたのは変わりませんが
全高が低くなった事になります。


デスビキャップの溶けた樹脂かすを除去して綺麗にしました。


戻してエンジン始動したら即掛かりました。
昨日は始動するまで数回セルを回したのですが
これで始動性も改善出来ました。


原因解明？出来たと思いますので車載している
スペアのローターも同様に加工して置きます。


削った厚みが判る様に抑えバネ部分を残して
樹脂部分をカットしました。


二つともカット出来ました。


抑えバネと共にヤスリで研磨して均しました。


端子部分もカップワイヤーで研磨して置きました。
これでいつでも使用出来ます。


予備のデスビや電球類と一緒に車載して置きます。
ポイントも積んであるので戻して走る事も出来ます。


昼食後に7kmほど試運転をしました。
既に溶けたローターを綺麗にして使ってますが
ローターはそれ以上溶けてませんでした。


キャップの内側にも溶けた痕跡はありません。


抑えバネが効いてローターの浮き上がりも無い様です。
ほんとに僅かな事が原因でしたがこれですっきりしました。

しばらく様子を見ますが症状が出なければ解決ですね😅。
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