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2016年09月06日 イイね!

FIAT600 スターターブラシ磨耗!アクシデント続き・・・

FIAT600 スターターブラシ磨耗!アクシデント続き・・・←これはスターターモーターのブラシです。
またもや仕事中に家内から電話が入り
子供を学校に送った帰りエンジンが掛からない!
第4のアクシデント発生です。
今回は前回とはまた違う理由だと脳裏をかすめ
状況を聞くとスターターが回らずウンともスンとも
言わないとの事でした。
スターターモーターのブラシが摩耗したかな?
と薄々思いました。





その日はもう12月間近の朝の出来事で600が止まった前のお宅の方が
見かねて休んで行きなさいと家に入れてもらって暖を取ったそうです。
それから電話で押掛けを試みる様にやりとりして無事始動!
スターターが回らなくても押し掛け出来る所がマニュアル車の良い所?
エンジンが掛かって無事帰宅してくれました。

次の休みに、症状を確認するとやはりスターターが回らない状態。
現代の車と違いキーを捻るのでは無く運転席と助手席間のハンドブレーキの
前にレバーが有りそれを引っ張るとスターターが回ります。
ソレノイドが無いのでワイヤーでピニオンギアを飛び込ませる仕組みです。
まずは電気系統のチェックから始めました。
配線図は入手していたのでそれを見るとモーターへの電源はバッテリーから
直に繋がっておりキーを捻ら無いのでスイッチはスターター側に有ると予測。
ならばスターターは何処に有るのか?
部品写真を見ておよその位置は判りましたがエンジルームからは見えません。
エンジンの脇にも下にも無い・・・。
エンジンは室内後部座席の方にもぐり込んでいます。このボディパネルの奥!?
ここしか有り得ないと思いジャッキアップしてミッションの上の方を探りました。
それは室内後部座席の後ろの荷物スペースの下に位置していました。
(透視イラストの位置)


リアシート背もたれを倒してカバーをめくると半円状の黒いカバーが見えました。
それにしてもこのカバーはずいぶん複雑な曲面をしています。
車体との隙間もかなり有りコーキングの様な物で隙間を埋めて有りました。
元に戻す時にはこの隙間処理をしっかりやらないと路面からの水が浸入して来ます。
下の写真は室内側カバーを外してスターターは既に取外し周りも清掃済みです。
赤矢印の2本のボルトで固定し中央のフライホイール・リングギヤに
スターターギヤが飛び込みエンジンを回します。
(黒いカバーはモーターと共締めするギアカバーです)

後部座席の上部から見ている状態で写真上部が後部です。
フロントエンジン車とは反対に見えます。お尻のすぐ後ろがミッションです。
今まで見た事が無いレイアウトで見る物全てが新鮮です。
昔の人は良く考えたものだと感心しました。
(1959年・昭和34年製です)

下がスターターモーター、左上のレバーにワイヤーが掛かり赤矢印の方向に
引っ張られて黄矢印のスイッチを押して電気が流れ簡単だけど確実な造り。


下の写真は外装掃除して分解して整備が終わった状態です。
かなりの汚れと泥が付いておりひと苦労しました。
上の写真とは左右反対ですが赤矢印の部分に電極ブラシが入り黄矢印の
スターターギヤが右へスライドしてリングギヤに飛び込む仕組み。
軸受けメタルの摩耗度合をチェックするとガタや異音はありません。
(何十年経ってますが低回転なので長持ちしたと思います)
回転子のコミューターの溝掃除をしっかり行い表面を磨きました。
そして電極ブラシですがこれが完全に摩耗していました!
これ以上削れなくなった鉛筆の様でした。
この頃は写真をまめに撮っておらず摩耗した部品までは・・・・

最初の写真の新品ブラシを組付け各部にグリス・オイルを塗布して
組み立てたのが一つ前の写真になります。
そして電源線を仮につないでレバーを恐る恐る倒してスイッチON!

実に快調にビュンビュン回るので楽しくて何回もON・OFFしちゃいました~
回って当たり前ですがトルクが有りそうな重厚な回り方と音でした。
小排気量4気筒エンジンにしては大きく感じます。
まずは無事に直ってほっとしました。
先程のカバーの隙間は黒いシーラント材を充填して戻しました。
(故障から復旧までに3週間掛かりました)
次回に続く・・・
7
Posted at 2016/09/06 23:39:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | FIAT600 | 日記
2016年09月06日 イイね!

FIAT600 次なるアクシデント・・・

FIAT600 次なるアクシデント・・・2014/10/14に到着後10/29陸運局の帰りに
ギアリンケージ・カップリングが破損して
変速出来無くなり部品交換してからしばらくは
問題無く過ごしてました。
実家に出掛けた時に第2のアクシデントが・・
その日はバックで実家に横付けしようとして
んっ!何か後ろで鈍い音が・・・




ハンドル切れるんですね~
そこまで寄せたつもりは無かったブロック塀に左後部のバンパーがぶつかり
バンパーに押されてリアヘンダーまで凹んでふぎゃ~!(声には出してません)
不慣れなのにバックは止めて置けば良かったと後悔・・・。
飾りの様なバンパーはくんにゃり曲がりさすが国民大衆車です。よわっ!
後日この凹みは錆が出て膨れた部分と一緒に鈑金塗装して直しました。
帰宅後、バンパーを手で戻してフェンダーをタッチアップ塗料で補修。
(前のオーナーさんが再塗装された際に残してもらった塗料を頂いてます)

さらに第3のアクシデント発生!
ある日家内が子供を学校に送った帰り道でエンジン停まって掛からないと
連絡が入りプラグがかぶったかな?と思いアクセルべた踏みしてセルを回して!
こちらは仕事中だったのでどうにもならず家内に任せる事に。
しばらくしてまた電話が・・・数回やってもダメだったのでカーキャリーを
呼んで待機中との連絡でした。
その時はレッカー車では無くカーキャリーを頼んだそうです。有り難い!
(後で聞いたらフック掛ける所も無くて車を痛めたく無かったからとか^^)

原因は私の整備間違いでした・・・迷惑を掛けてしまいました。

シャフトの切欠にローター内側の突起部分を合わせて差し込みますが
緩み止めの板バネ側を合わせて差し込んでました・・・
つまりローターが180度ずれていて点火順番がズレたのが原因でした。
本調子では無いなあ〜と思っていたのですが・・・
それにしても何で掛かったのか今でも不思議です。
後で気付いた時は「ハッ!」としました。
旧車に乗るにはきちんと確認しないとダメだと痛感しました。

そしてこの部品です。これが摩耗してさらなるアクシデントが!

えらい車を買ってしまったのか?またしてもしばらく乗れない日々が・・・
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Posted at 2016/09/06 20:38:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | FIAT600 | 日記
2016年09月06日 イイね!

FIAT600 故障対策そして・・・

FIAT600 故障対策そして・・・破損したシフト継手を入手せねば走れないので
あちこち検索して海外のショップに注文。
単品では送料の方が高いのでシートベルトや
不足しているラバーパーツも一緒にしました。
初めての海外ショップで届くのか心配ですが
届くのを待つしか有りません。
その間に元の部品を外して対策を施します。
写真の様に鉄製の丸いフランジが付いたカラー
見たいな部品の間にゴムを固着させています。
このフランジ部分を利用して破断した両方を
ボルト固定すれば応急的に使えると思います。



これが加工した部品です。フランジに穴を開けてステンビスで固定しました。
シフトレバーからの力を伝える物でそれほど大きな力は掛からないと思い
5mmビス3本にしました。
ネジロック剤を付けてフランジナットを使いました。
錆も出てたので黒塗装をしてます。
この部品は長年使われていたのかジョイントのゴムが一定方向に歪んでいます。
そのままの角度で固定しましたが本来は両側のカラーが真直ぐのはずです。
これを取付けて試運転しましたが特に問題無くスムーズに動きました。
この対策だとリジット状態でエンジンからの振動がシフトレバーに伝わる
懸念が有りました。

後日届いた新品に取り換えましたが振動はほとんど変わりませんでした。
ミッションからのシャフトとレバー側のシャフトに若干角度が付いており
ゴム継手で逃げているとも考えられ単に振動対策だけでは無いかも・・・。
新品にしたらシフトの操作フィーリングが全然変わってしまいました。
3速・4速に入り難くなりニュートラルから前方向の3速に入れる時に
シビアさが必要になりました。
(ゴム部分に癖が付けばフィーリングは良くなると思います)

この部品加工をしている間にもうひと仕事


メーターパネルの汚れや経年劣化が気になり、外して磨いて見る事にしました。
写真は磨き終わった状態ですがメッキリングやベージュのカバーは綺麗になり
艶も出てグッと見栄えが良くなりました。
しかし残念な事にメーターフェイスの透明樹脂は日焼けして中の方まで
濁ってしまってます。
こればかりは磨いても取れず断念。(後にとても嬉しい情報が・・・)
スピードの針は日焼けしてオレンジ色が薄くなっていたのでMr.Hobbyの
クリアーオレンジを筆塗しました。ギアや摺動部にグリスアップも行いました。
計器部分はきちんと動いており各インジケーターランプも問題無く組立てて
車体に戻します。
ダッシュの裏側は手がやっと入るスペースしか無くレンチ等が使い難いです。
シンプルですがとても見やすくこの車には必要十分と思います。
初期型はスピードレンジが10km刻みで110kmまでです。
(後期型は20km刻みで120kmまでの表示)
10km刻みの所も気に入ってます。

何だかFIAT乗りにしか判らないマニアックな内容になって来ました~。
世の中は広くこれを見て「そうそう」と思って下さる方も居る??
(そんな人は誰もいない??)
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Posted at 2016/09/06 09:57:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | FIAT600 | 日記

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