
ダイナモ部品の塗装が出来たので元通り組立しました。
最後に付けるプーリーの裏側は冷却風をおこすフィンが付いています。小さなフィンですが
回転すると結構な風になります。色は元の色と同じ黒塗装です。
前回も書きましたが、ウォーターポンプのシャフト廻りのアルミに合わせてプーリーは
シルバーの方が落ち着くかと思いシルバー塗装にしました。
電極カーボンブラシは摩耗限界までまだ余裕が有ったので磨いて再利用しました。
もちろん予備も購入して有りますが、後期用の物なので同じ幅に加工していつでも交換
出来る様に整えて有ります。
各部のグリスアップを行い全体の組立をしました。プーリーまで取付た所です。
反対の電極側、後期のダイナモはシャフト受けがメタルからベアリングに変更されてます。
矢印の所にネジのキャップが有り、オイル注入する所なのでしょうか?・・・未だ謎です。
組立の後はエンジンにステーを取付けてダイナモをセットします。
この時点で気付いたのですが上の写真のオイル注入口は装着するとラジエーターファンの
シュラウドに向いてしまい装着状態でオイルを差す事は出来ないでは無いか!
緩めて向きを変えれば可能ですがその都度ベルトの張り調整をしなければなりません。
違う向きから、ダイナモが綺麗になった事でとても綺麗になった様に見えます。
そしてブラケット溶接修理した部分のアップです。点検の時に良く見える位置になります。
分解前に気付かなかったのはここに油泥汚れが堆積していたからでした。
ダイナモとポンプにベルトを装着し、張り具合を調整します。ダイナモ側はブラケットの
角度で調整し、ウォーターポンプ側はプーリーの間のシムの厚さで調整します。
調整が終わりエンジンを掛けました。写真ではうまく伝わらないですがとても滑らかに
回転しています。回転音はすごく静かになりました。
手で回しただけで音を立てていたベアリングですから相当静かになったと思います。
エンジンの吹け上がりも軽くなった様に思えます。

非力なエンジンですから少しでも抵抗が減ってパワーロスも減らせたと思います。
ベアリング代は\315と安く済みましたが、ショップに依頼したら相当掛かると思います。
ここまで滑らかになると、交換して良かったとつくづく思いました。
安かったのでベアリングは予備も購入して置きました。
直後に次男と一緒に近くの山道へ試運転に行きました。体感出来るほどの違いは感じられ
ませんでしたが、気分はとても軽くなりました。
2016年7月下旬の事
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Posted at 2016/11/23 20:46:35 | |
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