
天候が回復しようやく車検に出せました。
この時期は毎年梅雨みたいな天候なので
お盆前頃の安定した天候の時に車検だと
良いのですが・・・。
走っている間は何とか我慢出来ますが
停車すると暑くてたまりません😣。
到着してすぐにドアを開けました。
手続きを済ませてから珍しい車が入庫していると案内してもらいました。
表にはとても稀少な何とか製のMINIが・・・写真撮り忘れました😣。
庫内にはパッと見は本当のMK1が・・・しかし何かボンネットが違います。
バルジの様な盛り上がりと後部にはスリット・・前下部はチリが合ってない?
ボンネットを開けて見せて頂きましたが開けてびっくりDOHC!
タイミングベルト駆動がこれでもかとすんご~いヘッドです。
前向きインテークでソレックスツインで武装されてます😱。
走行フィールは全然MINIじゃないそうです・・・そりゃそうですよね。
チンクはエンジンが降ろされておりスタッフさんがエンジン整備中でした。
脇の方には自車のエンジンが相変わらずの状態で置かれてます。

代車の軽自動車に残りのパーツを積んでもらって帰宅しました。
昼前に部品が届いたので昼食後からロッドチェンジのメンテ作業。
ロッドエンドのキャップ部材をまずは宛がって見ました。
写真に写ってないもう一つは嵌まりましたがロッドに当たって使えず・・・
白い打ち込みキャップは肉厚がありロッドに当たるのでこれもダメ。
黒い方はいい具合に嵌まりましたがロッドに押されて半分浮いてしまいます。
穴に入る部分を半分以下にカットして使用します。
カットすると爪が無くなってしまい抑えが効かない無いですがやむを得ず。
ギッチリ嵌まって無くても落ちないで泥汚れが入らなければ良いので
ゴム系接着材を両面に塗布して固定しました。
フランジ部分も薄くて出っ張らず納まりが良いです。
マウントブッシュは左右1本物ですがスリーブ部分に転換剤をもう一度
塗布しないとダメですね。
ミッション側のロッドシールはジョイント部材を外さないとオイルシールを
通せないのでスプリングピンを抜きに掛かりましたがかなり固くてなかなか
動きませんでした。
始めは鉄のピンを当ててハンマーで叩いてもびくともしませんでした。
ラスペネを吹いたりバーナーで炙ったりしましたが鉄のピン棒が潰れました。
六角ソケット工具の方が固いのでこれをハンマーで打ち込んだら動きました。
ジョイント部材を外して外径25-内径14のシールを通してみるとロッドとの
隙間が多めでこれではシール性がイマイチ・・・。
外径25-内径13のシールを入れて見ると油分が無いので少しきついですが
ロッドの動きが渋くなるほどの抵抗は無くグリスを塗れば問題無さそうです。
ハウジング側は若干緩くて奥まで入ってしまいました。
ここまで入ったらシール抜きの特殊工具で無いと外せ無いので嵌め込む前に
ロッドとシールのリップにはグリスを塗布してから入れてます。
何回もロッドを前後しましたが出てくる事は無い様です。
これで両側ダストシールが出来ました。
次はハウジング裏蓋の塗装作業。脱脂してラバーチッピング黒をスプレー。
黒のままだとハウジングと馴染まないので耐熱シルバーを重ね吹きしました。
天日で乾燥させてから仕上げに入ります。
内側は未塗装のまま使います。
レバーストッパー立上がり部分にペーストグリスをたっぷり付けました。
ロッド両側にもしっかり付けました。
リバーススイッチが当たる部分にもしっかり付けました。
使用したペーストグリスはこちら。元のグリスに近い感じです。
圧力も掛からず作動もゆっくりなのでウレアとかシリコンとか極圧用では無く
ねっとりと絡みつく様な高い粘度のグリスですが廉価品です・・・。
裏蓋の固定ビスには錆止めかじり防止にほんの少しスレッドペーストを付けて
締込みました。
パッキンは無いですがヘッドカバーの様に対角線の順番で締め込みました。
ロッド前方のオイルシールならぬダストシール。
ロッドとハウジングの隙間から汚れや水分の侵入を防いでくれるでしょう😊。
リバーススイッチの端子部分の曲がりを修正して置きました。
明日届く予定の熱収縮チューブセットを使用して被覆の補修をする予定です。
シフトレバーを組付ける時は玉と皿の部分にはモリブデングリスを塗ります。

次はどの部品をメンテしましょうか😅。
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