
朝からどんよりで少し日が差しましたが
湿度が高く今にも降りそうでした。
14夜にオランダへ部品注文しましたが
昨夜帰宅してUPS追跡を確認すると既に
東京から輸送中で5/20中に配送予定😁。
何時に届くか判らないのでそれまでは
MINIのメンテをしようと思ってました。
家内と庭を眺めながら10時のお茶中に
部品が届きました😊。
だいぶ分前に購入していたリペアキットのオイルシールは外周が金属で
シールに難ありでギアシャフトのシムリングガスケットも手持ちが無く
5/14急遽注文して6日で今日の10時過ぎに届きました。
ギアボックスリペアキットを2セット、シムリングガスケット
ステリングシャフトローラーベアリング、フロントリーフマウントラバーを
注文しましたが送料がとんでもなく高く部品代と同じくらいでした😣。
今回のリペアキットのオイルシールはしっかりシール出来そうです。
最初にステアリングシャフトのオイルシールを打ち込みました。
ステアリングシャフトのベアリングにフルードグリスをしっかり
塗り込んでボックスのアウターレースにも塗り込んで挿入しました。
今までのベアリングは傷もガタも無いので再使用します。
購入したベアリングは予備に保管して置きます。
下部側のアウターレースを真っ直ぐに軽く打ち込んで置きます。
アウターレースが最後まで入って無いのでまだユルユルです。
アウターレースを打ち込むのでは無くアジャスティングナット
(クラウンナット)を加工したSSTで締め込めば真っ直ぐに入ります。
打ち込むのと違ってバックラッシュを確認しながら締め込む事が出来ます。
指先で遊びを確認しながら慎重に締め込みました。
ホイールベアリングと違って大きな力は掛からず回してもせいぜい
3回転半なので締め過ぎず緩過ぎず分解前の感じに合わせました😅。
次はギアシャフトとブッシュにフルードグリスを塗って組付けました。
分解時は長いブッシュがスルスルと抜けて来たので何も考えず外しましたが
組付け時はこれが曲者でブッシュを先に入れてしまうとギアシャフトが
ウォームに引っ掛かり全く入りません😣。
微妙な角度が付いており模型などのウォームギアとは訳が違います。
何で入らないのか悩んだ挙げ句に分解時はブッシュが先に抜けて来たので
ギアシャフトを先に入れてからブッシュを入れれば良い事に気付きました。
そしてこの長いブッシュは回すと僅かに偏心する様になっているのか
ステアリングシャフトを回しながらギアシャフトが引っ掛からない所に
合わせながら押し込まないと回せなくなります。
文面で伝えるのは難しいですがブッシュの突起を指先で動かしながら
スムーズに動く状態で押し込まないとシャフトが回らなくなります。
ブッシュが少しでも回るとシャフトが動かなくなるので押えプレートを
仮付けして回らない様にしてステアリングシャフトを手で回しながら
引っ掛かりが無いか確認します。
プレートにはブッシュ角度調整の欠き込みと角度調整のボルト穴が
設けられています。分解前もこの位置だったと思い出しました。
両シャフトの調整が出来たのでボックス蓋と押えプレートの錆止め塗装。
ミニルーター+ステンブラシでもう一度研磨して脱脂しました。
ウレタンシルバーを筆塗りしました。
乾燥させている間にグリスを薄塗りしたOリングをブッシュに嵌めて
ガスケットをカット調整しました。
高年式のボックスは押えプレートのボルトは2本止めに強化されているので
片側を切り落とし外径を揃えました。
さらに高年式のボックスはギアシャフトにもオイルシールが追加されてますが
初期型はケースも違うのでこれは使えません😣。Oリングだけのシールです。
オイルシールは無くシムリングガスケットなる物が装着されていますが
これはダストシールですね。
今回取寄せた物はラバーリップ部分に欠けがあり残念でしたが
これが漏れ止めしているのでは無いので大丈夫と思います。
ピットマンアームを締付けると隙間が無くなります。
シムリングガスケットの内側とシャフト回りに潤滑と汚れ混入防止に
リチウムグリスを詰めて置きます。
プレート固定ナットを締め込みました。
アジャスティングナットを外すとアウターレースは真っ直ぐ収まってます。
ベアリング周囲にフルードグリスを詰めました。
アジャスタブルナットにはリチウムグリスを付けてネジ込みます。
締め過ぎない様に注意してSSTで締め込みました。
シャフトとアジャスティングナットが締められたのでフルードグリスを
ボックス内に充填しました。
ウォームギア側の奥に結構な量が入りました。
フィラープラグまでで良いと思いますが傾いた時に油分が切れ無い様に
たっぷり入れました😅。
ガスケットだけで大丈夫とは思いますが液体パッキンを併用します。
薄く塗り付けました。
ボルト位置を合わせてガスケットを乗せて
蓋側のガスケット面にも液体パッキンを塗り付けました。
内歯座がねが錆びやすいのでステンレス製に交換しました。
ステアリングシャフト側のボルトは短いので間違えない様に気を付けて
スレッドペーストを微量付けて置きました。
均等に締め込んで行くと液体パッキンがはみ出して来ました。
蓋中央のギアシャフトのバックラッシュアジャスターを調整してナットを
締めました。遊びが多いとウォームギアに食い込んで動かなくなります。
アジャスティングナットはボルトと一緒にウレタンシルバーを塗ります。
ピットマンアーム以外の組付けが出来ました。
初期型はギアシャフト付け根のシールが弱いですがオイルでは無く
フルードグリスにしたので漏れ難くなると期待してます。
ピットマンアームを研磨してラバーチッピングを筆塗りしました。
忘れないうちにアジャスティングナットに割ピンを差して置きました。
ウレタンシルバーを追加塗装して終了です。
取付けまで装着状態に近い角度で保管して漏れ確認をします。

調整に手間取りましたが何とか組立出来ました😅。
1097