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昨日、CX-60にリアのダンパーとスタビライザーの対策品が出たとの情報を入手したので、ディーラーさんに問合せたところ、灰パグ君のスタビライザーは対策品になっているものの、リアダンパーは未対策品とのことでした。

リアダンパーは２日程度で届くようでしたので、今回のスプリングの交換作業と一緒に作業していただくことにして、本日、灰パグ君をディーラーさんに預けてきました。

幸運にも、リアダンパー交換と作業が重複するので、メーカー保証請求分の工賃をリアスプリングの交換工賃から差し引いていただけることになりました🤞🤗

灰パグ君のスプリング交換の実行前に、恒例の考察です。

まず灰パグ君（XD-Hybridプレスポ）の仕様を確認します。
フェンダー高は、実測FR：808mm・FL：811mm、RR・RL：815mmでした。（空気圧250kpa）※車高は全グレード同一で1,685mm
車検証上の前後軸重はF：1,060kg、R：880kg。
スプリングレートは、F：68.1N/mm、R：72.1N/mm（AUTOEXE資料）で、レバーは前後とも1.3（BLITZ資料）。

交換する予定のスプリングは、フロントがXDのFR用、リアが25SのFR用です。
XDのFRの前軸重は990〜1,000kgで、スプリングレート：64.6N/mm。
25SのFRの後軸重は790〜840kgです。スプリンレートは不明ですが、XD（FR）も後軸重が800〜840kgなので、今回はXD（FR）と同じ68.3N/mmで考察します。

結果、スプリングレートはF：5.1%・R：5.3%柔らかくなり、理論上は車高がF：６〜７mm ・R：4〜9mm下がることになります。（スプリングの自由長は同一でプリロードは無し、ダンパーのスプリング支持位置も同一と仮定）
なお、先駆者の方によると、実際の車高は前後とも1cm程度下がっているようです。



CX-60は牽引（最大牽引荷重750kg）も想定してスプリングレートが設定されているので、５％程度のスプリングレートダウンしても、牽引をしなければ底付き等によるサス破損の心配は無いと思われます。
また、１cm程度の車高変化はメーカーの想定内と考えられ、レーダーセンサーやカメラ等への影響は極小でしょう。



経験上、スプリングレートを５％程度変更した際の乗り心地の変化は、体感はできると思いますが激変とまではいかないかな？
（10％違うと結構、変化を感じられます）

通常、ダンパーはそのままでスプリングレートを下げると、バンプ（縮み）の量は大きくなりスピードも速くなります。逆にリバンプ（伸び）の量は小さくなりスピードも遅くなります。バウンシングの収まりは良くなるものの、ピッチングとロールは大きくなる傾向にあります。
一方、車高が下がるとピッチングセンター・ロールセンターが上がるので、ピッチング・ロールはし難くなります。

さて、５％程度のスプリングレートダウンと、１cm弱の車高ダウンとどちらの影響が大きいのか？
車高が低いスポーツカーであれば、車高ダウンの方が確実に効果が大きいのですが、車高の高いSUVでは…

さて、どうなることやら、お楽しみに😎