今日は予定通り、コペンさんのデフサイドシール交換作業を行いました。
会社に向かう前に自分の部屋から外を見ると、
道路には雨が降った形跡がありました。
あらま、昨晩、雨が降ったのね、、、と思ったら、
自分が気付かなかっただけで、家族によると、朝一降っていたらしいです。
雨が降っている時にコペンさんのコーティングの塩梅を見たかったなァと思いましたが、
まぁ、しゃあないですよね。
で、家を出て、コペンさんを見ても、別に普通に水弾きしているだけという感じで、
会社に着いてボンネットを撮影すると、
雨粒はこのくらい残る感じになっていました。
ん~、これも別に普通にワックスを塗ってある感じと変わらないですよね。
ただ、走り出す時に屋根から流れた雨粒がガラスを通過していくスピードは
メッチャ速かったです。
ってな感じでコペンさんをリフトに掛ける準備をしていると、お休みなのに社長が。
必要な物があって取りに来たとの事でした。
その後、社長は一旦会社を出たのですが、小トラブルが発生して戻ってきて、
私もそれに対応したので、少々時間をロスしてしまいました。
んで、コペンさんをリフトに掛けると先ずはドレンからATFを排出。
本当は抜けるだけ抜く必要も無かったと思うのですが、
結果的には垂れなくなるまで抜き、シールリングを交換して、
ドレンボルトを締め付け。
ワタクシ、今まで全然気づかなかったのですけど、
このタイプのシールリングって表面の青いのがそれを挟み込む対象物に
こびりつくんですね。
上の画像では綺麗になっていますが、気付いてしまったので、
一応それを取り除いてから締め付けました。
んで、整備書によるとスタビを外せとの指示だったのでその通りにしました。
それからドライブシャフトのハブ側のナットも取り外し。
タイロッドエンドも外しました。
整備書の『取り外しの要点』という詳細が書かれている項目には
これだけしか書いてなかったので、
へぇ、これでドライブシャフトが抜けるんだったんだ、、、と思ったのですが、
やってみるとどう考えても抜けません。
後で整備書を見返してみたら、『取り外し、取り付け手順』という項目には3番目に
『c アームS/A. サスペンション ロアアーム W/ブッシュ』
って書いてやがんの(苦笑)。
それはあくまでも後で判った事なのですが、
現場ではプリントアウトしていったページの
『取り外しの要点』の中のこの図でやっぱりそれを外すのが正解なのだと気付きました。
赤矢印のロアアームのサブフレーム側が外れているように描かれていますよね。
ってなわけで同様にしました。
結局、ここを外しちゃうと、また1G下で順序を考えながら
足回りの締め付けをしなきゃいけなくなるので、
仮にこれを外さなくてイイなら楽なんだけどなァ、、、と思ったのですよね。
そうそう世の中は甘くないっすね(苦笑)。。
で、無事ドライブシャフトを摘出。
んで、漏れていた左側の図。
周辺に結構ATFをまき散らしていたのが判りますよね(笑)。
んで、漏れていなかった右側の図。
んで、先ずは漏れている左のシール外しから始めたのですが、
下方向にあまり空間が無いので結構やりにくかったけれど、
左側の正面からテコ式のシール外し用のツールを使って何とか外せました。
右のシールはシール外し用のツールが使い辛かったので、
マイナスドライバーの親分みたいなバールを使って、外しました。
これを外してから思ったのですが、左も下の狭い隙間から
同様に、マイナスドライバーの親分で外せたかもなァと思いました。
で、新旧比較。
勿論、品番が書かれたビニールの上の物が新品で、
左側の物が左に付いていたもの、右側の物が右に付いていたものです。
部品を買う時に左右で品番が違うんですか?と整備士の方に言ったら
径が違うんですとの話で、どっちがどっちですか?と訊いたら、
それは実物を見れば判りますとの話だったんですけど(笑)、結果は左が径が大きい方でした。
ところがねぇ、この左のシールの取り付けが結構曲者で苦労しました。
先程書いた通り、真下は手もまともに通過出来ない位の隙間しかなく、
となるとアクセスはサブフレームの外からとなるわけですが、
シールを叩き込もうにもサブフレームの奥では
ハンマーを振りかぶれないどころかハンマー自体がまともに入らないし、
かと言って、サブフレームの手前から叩けるギミックを考えるのも難しかったのですよね。
で、色々と試していく過程で、
とにかくストラットやブレーキホースが邪魔で仕方がないので、
最終的にはストラットを降ろしてしまいました。
昔持っていたハンマーの柄が折れてしまって頭だけになっている物がどこかにある筈で
それがあればなんとか上手い具合に叩けそう、、、と思ったので
探したのですが、なかなか見付からず(苦笑)。
見付かるまでは色々工夫してやってみていたのですが、どうも上手くいかなくて、
結局そのハンマーの頭が見付かった事で何とか完成させることが出来ました。
ホントは12時に家に帰ってお昼を食べてくる積りだったんですけど、
このおかげで会社を出るのが13時になってしまいました(苦笑)。
んで、昼食後に戻ってくると今度は右側。
右側は新品が入手出来た時点で、アストロのシール打ち込み用ツールの中に
2個入っていた、この手のダストシールドが立ち上がっているタイプのシール用の
その部分を避けられる形状になっているツールの内の1個が
これにピッタリなのが判っていたのでそれを使用して取り付け。
そのツールのお陰でコチラはそれほど苦労せずに取り付け出来ました。
アストロさん、このタイプのシール専用の打ち込みツールセットを作ってくれないかなぁ。
んでドライブシャフトのスナップリングを交換して、、、
ドライブシャフトを取り付け。
後は戻していくだけなので、詳細は省略しますが、
16時頃に組み直しは完了しました。
んで、抜いたATFの再投入という事になったわけですが、
去年の大晦日にATのオイルパンを外して
今年の正月の2日にATFフィルターを交換してオイルパン内のオイルも新しくしたわけですけど、
いざ、再投入しようと思ったら、その時2/3は新油に入れ替わった筈のATFが結構汚い(苦笑)。
ATFは抜いた分位の在庫は十分持っているし、好い機会だから、
抜いた分は捨てて、新油を追加することにして更に希釈しちゃいましょ、、、って事にしました。
抜いた分をジョッキに入れると1.7ℓ位で、
そこのレベルにマスキングテープを貼ってからそのオイルを捨て、
そこに新油をそのレベルまで投入してゲージパイプからオイルを入れました。
んで、10キロ程走行してきて、ATを温めて来てからオイルレベルを測定。
温間のアッパーロア間の丁度中間位でした。
そこにちゃんと測っていませんが、0.1~0.2ℓのATFを投入して
温間のアッパーに合わせておきました。
ってな感じで作業終了。
なんだかんだで時間が掛かって、家に帰った頃には大体17時頃になったので、
作業時間に甘い見積もりをしなくて良かったなァと思いました(苦笑)。
今月のコペンさんの整備はここまでなので、
次の週末以降の晴れの日には220君のデスビの123戻しを行おうと思います。
コペンさんの足のゴトゴトは相変わらず、、、というより
ひょっとしたら悪くなっているかもですので、
可能であれば来月、トーションビーム交換をしたいと思っています。
バックに入れてアイドリングさせた時の振動も大きくなってきたので、
ホントはエンジンマウントも換えたいのですが、それはまた更に先という事になりますねぇ(涙)。