• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2025年07月18日 イイね!

珍車発見(笑)

一昨日、一寸訳あって、170系について調べていて、ネットで画像検索して居ったのですが、
その際にこんな画像を見付けました。



なんじゃこりゃ?

ポントン用のテールランプなんかが組み込まれているし、
わりとキチンと造られているっぽく見えたので
ヴェンドラー辺りでボディを架装された170なのかしら???と思って
元画像のあるページに飛んでみました。

飛んだ先のページはシアトルの車屋さんの物だったのですが、
車は現時点でそのお店の売り物として載せられているものでした。

で、顔付はこんな感じでした。



W187の220風ですね。

でもね、それと決定的に違うのはフロントフェンダー後部の処理でして、
こんな風に、、、



フェンダーのラインがのドア下方まで続いて消えるという、
300S系(W188)っぽい処理になっているのですよね。

何気にドアも前ヒンジになっているし。

300系(W186/189)でも同様にそのラインがドアに達してはいますが、
その場合はラインが下端まで行かずに
フロントドアの後半で溶け込んで消えるデザインになっているので、
この車の作成者は300S系のデザインをかなり意識してこれを作ったのだろうなと思います。

W187の220はシャシーが170Sb及び170DS(W191)とほぼ共通でスカットルから後ろのボディも共通。
ホイールベースは全く同じですが全長が55mm延びており(セダン同士の比較です)、
その分だけフロントのオーバーハングが延びている感じになっています。

んで、W187はW191のシャシーに6気筒を載せる為にグリルの位置を前進させて
行き場の無くなったヘッドランプをフェンダーに収める形になったわけなんですけれども、
この車の場合はボンネットはそのままでフェンダーの上方だけ前進していると思われるので、
真横から見た時には300S系に近いバランスでフェンダーに対して
グリルが奥まった位置に鎮座するようになっているように見えます。

なので前から見た顔つきもW187に似てはいるけれど、
それとは一寸雰囲気が違うのですよね。

恐らくヘッドライトの位置がW187より高いと思われ、その影響が強いのかも知れませんが、
実は私は最初にこの車の前側を見た時、W187というよりはW189の300dっぽく感じました。

因みに、上で『フェンダーの上方だけ前進』という書き方をしたのは
W187と比べるとホイールアーチ前端からフェンダー前端までの距離が
短いように見え、そこに寸詰まり感があるからで、
その点からして多分元の170DSの全長を保ったままこの車は作られているのでしょうね。

しかし、腰高な事もあって、真横からの見え方は微妙かもしれませんが、
一番上の画像のような斜め後ろからの姿はなかなか好い感じだなぁと思います。

クローズアップしてみても、、、



恐らくトランクリッドとそのごく周辺部は170DSそのままだろうと思うのですが、
細かく見た仕上がりはともかくとして(笑)、
低めのリアフェンダーとの間のライン構成を上手いことやっているよなと思います。

芸が細かいなと思うのはバンパーを受ける為にボディパネル側を一段縊っている所で、
バンパーに対してその溝が一寸大きすぎるのはご愛敬って感じではありますが、
手の込んだ事をやっているなぁと思います。

300S系がバンパーを出来るだけボディ側に密着させるデザインを採っているので、
これもそれを意識しての事なのかも知れませんね。

でね、170DSってこちら側の割と低めの位置に給油口がある筈なんですが、
この画像ではそれが見えず、
どこにやっちゃったかな?と思ったのですが、ここにありました。



トランクの中に持ってくるとは考えましたな(笑)。

このライン構成の中に給油口を織り交ぜたくなくてこうしたんでしょうね。
実用性はいくらか犠牲になってしまっていますが、なかなか素敵なこだわりだと思います。

ホイールキャップ。



いつもは全く塗っていないホイールキャップを非難するぽおるさんでありますが、
これは逆にちと塗りすぎ(笑)。

お星さまの枠と次に見えているクロームの輪っかの間は塗装しないのが正解なんですよね。

因みに上掲の真横からの画像を見てもらうと判りますが、
フロントは同じようにボディ色で塗ってはいるものの、
うちの220君にも使われているタイプのキャップになっていますね。

実は左フロントも同様になっているのですが、
2個ずつあるなら、片側すつ同じ物で統一すれば、
同じ物が4つ揃っていない事がバレにくかったろうになぁと思いました(爆)。

まぁ、前は前、後ろは後ろで統一したかったんでしょうね。

外から見たダッシュボード。



ダッシュボードの表面や窓廻りに合皮を張り巡らしてあるようですが、
基本的構成は170系そのままのものですね。

三角窓の下のぶっといクロームはデザインとしては一寸雑だなと思う所ですが、
実は裏ではこんな感じに、、、



他の車の三角窓を流用する為に嵩上げをしてあるんですよね。

恐らくとしか言いようがないのですけれども、三角窓とフロントウインドウとその枠がセットで
他の車から流用された物だと思われるのですが、
ボンネットの高さから決められてしまうフロントウインドウの高さに合わせて
三角窓の高さも決められてしまう為に
その辻褄合わせにこうした事が必要となったのでしょうね。

ただ、このドアが仮にオリジナルのドアをベースに作られたものだとして、
多分段付きのあった部分から上がカットされているんだと思うのですが、
それをカットしなければ、ここ迄の嵩上げをしなくて済んだろうと思う所なので、
何故このようにしたのかが一寸謎ですね。

なんとなくではありますが、あまりウエストラインを高くしたくなくて
上を切っちゃった所までは良かったけれども、いざフロントウインドウを設置したら
辻褄が合わなくなる事に気付いたって所のような気はしますね。

しかし、そのつじつま合わせの為にドア後ろにもこの流れを受けたクローム部があるのに
敢えてそこまで繋げずにドアの途中でスッパリとラインを切ってしまっているのも
よく判りませんです。

前後シート。





オリジナルという訳でもなく、
かといって外装に比べるとスペシャル感もない感じなのが一寸残念ですね。

フロントは恐らくオリジナルがベースになっているんだろうなとは思いますが、
2枚目の画像に映り込んでいる背もたれ表面の湾曲具合が
この時代のそれっぽく感じられないのですよね。

やっぱり一寸でもスポーティに見せようって気持ちが働いているのかしら?

スポーティと言えば、ミッションがフロアシフト化されています。



170DSの時代は有無を言わせずコラムシフトですし、
170Vaまでのフロアシフトは先だっての300Sロードスターの時に書いたように
奥の方から長いレバーを使用するダイレクト式な筈ですから、
ひょっとするとこの車、MB以外のミッションが載っている可能性があるのでは?
と思っています。

エンジン。



あれれ?これ、確かに170系に搭載されていたエンジンではありますが、
ディーゼルじゃないですね。

説明文によると1767ccのM136(つまりガソリンエンジン⇒そのディーゼル版はOM636)が
載っているとの事でした。

んでね、ボチボチこれをアップする事にした一番の理由に触れたいと思うのですけど、
こんな画像を見付けたんですよね。



これって、(多分)USSの出品表じゃん(汗)。

え~っ、日本にあった車なの?って思いました。
後から読んだ説明文にも確かにそう書いてありました。

んで、目ざとい方なら上掲の画像の中で
見切れているのに気付かれていた可能性もあるかと思いますが、
定期点検ステッカーや、、、



車検のステッカーが



フロントガラスに残っていました。

説明文には『Last licensed in Japan in 1985 (Showa 58)』なんて書いてあるのですけど、
それ以降の事について触れられていない所を見ると、
結構最近まで日本にあってUSSで売られてアメリカに渡ったんだろうなと思います。

日本にあったという前提で改めて上掲の画像を見てみると、
シフトレバーの画像に映り込んでいる燃焼式ヒーターやクラリオンの8トラ?デッキなんかも
それを思わせる物だったりしますよね。

こうして元々日本にあった事か判ってみると、
気になるのはこれがどこの国でこのボディに架装されたのか?って事で
どうにかしてそれが判らんものかなぁと一寸考えてみました。

で、これがディーラー物であれば、ほぼ間違いなく国内で架装されたと見て好いだろうな、、、
と思いました。

色々考えてみた結果、ディーラー物であったらしい証拠を見付けましたよ(笑)。

これです。



1箇所が微妙なので確実な形で見付けられたのは3箇所になってしまいましたが、
赤矢印の所にネジの付いていた跡があるのですよね。

そこにプレートが付いていたらしい形跡も見受けられるので、
ほぼ間違いなくここにウエスタンのプレートが付いていたものと思われるのですよね(笑)。

他のウエスタン物の170DSで確認してみましたが、
その車もこの位置にプレートがあったのでほぼ間違いないでしょう(笑)。

でね、ふと、さっきの出品表を見てみたのですが、
型式欄に1706Sって書かれていて、
これ、ウエスタンお得意の(?)誤字申請なのか、
あえてこうして申請した物なのかは判りませんけれども、
220SEbでも型式が220SE6になっている車もあるようですので、
多分、170dsの意味で1706Sと申請された、車検証上の型式が
ここに記入されているんじゃないかとも思われたのですよね。

古い世代のMBがタイプ名を型式としている事はあまり一般に知られていないでしょうし、
当然、出品者は車検証に書かれたままを書いているでしょうから、
これもディーラー車である事を示していると考えても良さそうですよね。

てぇ事はほぼ間違いなく新車で国内に入った車を
何時の時点でかは判らないけれど、国内で架装していると考えてよいと思うのですよね。

国内での架装である、もうひとつの証拠になりそうなのは上の三角窓の画像で、
三角窓のロックも日本車のそれっぽいし、
画像を拡大するとそのガラスにJISマークらしき物が見えているのですが
そうして日本車の部品を流用したと思われる所からも
可能性は高いだろうと思うのですよね。

いやはや、国内でここまでの事をやろうと思う人が居られ
且つここ迄のカタチを作り出す業者さんが居られたとは…って感じです。

説明文によるとこの車、
『新しい燃料、フィルター、油脂、バッテリーで走る』とあるので、
是非アメリカの好事家の方に買って頂いて、
雰囲気好くレストアして乗り回してほしいなぁと思います(笑)。

因みにお値段の方は14500ドル、今のレートで215万円くらいですね。

29500ドルに線が引っ張ってあって14500ドルとなっているのですが、
最初の金額もかなり強気だけれど、下げた値段でもまだ強気かなぁという気も(笑)。

こういうのがバシッとなってどの位の価値が見込まれる物か検討も付きませんけれども、
ヴェントラー辺りのコーチビルドならばともかくとして、
その辺りがハッキリしない物件ですからねぇ。

なんにしてもなかなか面白い物を見せて頂きました(笑)。
Posted at 2025/07/18 20:31:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月13日 イイね!

不調再発(苦笑)。

今日の午前中はとりあえずここに行ってきました。



市役所です(笑)。
って事は目的は当然コレで御座いました。



それが終わると、コペンさんの足の具合を確かめるべく、
近場に走りに行きました。

国道139号線から県道24号線に向かおうとして、
曲がる積りだった所が曲がれない事に気付いたので、
急遽その道が県道414号に変わった先で県道72号へ。

実はその道が県道72号なのを知らなかったのですけれども、
なるほど、あの白糸方面に向かっている県道72号の南側はこの道だったのね、、、
と思いつつ、
てえことはこのままいけば国道469号の何処かに出るのね、、、
という事で、そのまま登っていきました。

県道76号ともぶつかる筈だなぁと思っていると、
あぁ、なるほど、小学校の交差点がこの道かぁ、、、と思い、
国道469号線に出てみると、県道158号と国道469号の接続点のひとつ東だと判り、
あぁ、これが県道72号だったのね、、、と思いました。

標識は見ていても、どこが何号線だなんて、通常は意識してないですものね。

んで、そのまま国道469号線を西に向かって行きました。

ってなわけでいつものポイントで一枚。



で、村山浅間神社の駐車場にパトカーが入っていくのが見えて、
駐車場を見ると、パトカーが何台か居て、なんだなんだ?と思ったのですが、
どうやら反対側車線のネズミ捕りの準備中だったようです(汗)。

県道158号線との接続点の一寸西側でやはり東往きのネズミ捕りをしているのは
一度見た事がありましたが、
今回の場所でやっているのは知りませんでした。

気を付けなくちゃですね。

普段なら途中から県道72号線に折れる所ですが、
今回はそのまま国道469号線を行き、大石寺も過ぎて
いつもの緑の狭小区間を通って、、、



柚野で県道75号線へ。

それをそのまま南下して行って県道10号線へ出て富原橋。



んで、いよいよ足回りの具合を確かめるべく、県道76号線へ。



テストに専念して居ったのでこれ以外に画像はありませんが、
やはりリアの変な挙動もすっかり消えていて、安心して飛ばせるようになっていました(笑)。

んで入山親水公園でトイレ休憩。



ここの駐車場、今回、車が一杯だったのですけど、
駐車場から下を覗いて、確かにそれなりに人は居たけれど、
車の台数程人が居るか?という感じで。

絶対近所の人が適当に停めてるだろ、、、って思うのですが…。

その後は農道由比蒲原線へ。
もう全然遅いだろうけど、アジサイがどうなったか見に行ったのですよね。

まぁ、残っちゃいましたけれども、こんな感じで。





青い花には元気っぽいものもありましたが、その他はほぼしおれていました(苦笑)。

高い所からの海の風景。





2番目の画像の場所ではお船の姿が見えていたのですが、通常のサイズでは判らんだろうと思い、
折角なんでズームで撮ってきました(笑)。



農道を降りてから海の見えるカーブ。



んで、富士川橋。



その後宮下踏切で遮断機に引っ掛かり、おぉ、撮り鉄タイムだ!と思い、
矢印をみると両方だったので、ダブルでいけるか?と思いつつも、
こういう時って二兎を追う者は一兎をも得ずなんだよな、、、と思っていたのですが、、、





ギリセーフかなという感じだけど、タイミングが近くて慌てちゃったので
西行きが一寸中途半端になってしまいました(苦笑)。

で、自宅に戻ると、少し早めの昼食を摂り、
それからこないだ交換した220君の右のルーフ沿いのウェザーストリップの
前側のカット処理を行うべく、
220君を車庫に取りに行きました。

で、会社に向かいます。



会社に到着すると、色々試行錯誤しつつカットしましたが、
正解が判らないので難しいですねぇ(苦笑)。

出来るだけ枠の端からはみ出たゴムを残す方向で作業をしましたが、
枠からはみ出た分は接着処理した方が良かろうと思われたので、
G17を使って接着してみました。

相手がクロームパーツですが、ちゃんと付くものなんですねぇ。

お世辞にも綺麗な処理にはならなかったので画像は撮ってきませんでしたが、
多分、実用上はイイ感じになったと思います(笑)。

一応、霧吹きで意地悪くシャワーテストをしてきましたが、大丈夫な様子でした。

で、その時の水をざっと拭き上げると、
サイドウインドウ廻りがこの間のウェザーストリップ交換作業で
汚れっぱなしの状態なのに気付いたので、
その部分だけワックス掛けをして作業終了と言う事にしました。

で、会社を出たのですけど、往きに、帰りは給油に行かなきゃダメだなと思ったのを
一寸忘れかけていました(苦笑)。

油圧計が上がっているのでエンジンが掛かっている状態の図ですが、
燃料計はこんな感じでした。



貧乏ランプこそ点灯していないけれど、もうカラッカラ。
それでも60ℓは入りませんでしたけどね。

で、GSを出た後から220君の様子が一寸オカシイ。
また発進時だけボロボロッってミスっちゃうんですよね。

車庫に収める直前は本当に酷かったので、何じゃこりゃって感じで。
空ぶかしは問題ないようなので、負荷が掛かるとダメって事なんですよね。

となると、またデスビのバキューム系か?と思ったのですが、
123イグニッションは交換したから、断言は出来ないけど、多分それじゃないとして、
バキュームパイプが出ているスロットル側が何かおかしいのでは?と思い、
出口のパイプ付近を触ってみると、ブローバイのオイルが手に付いたので
ひょっとしてバキュームが漏れてる?って思ったので、
樹脂パイプをカシメているナットを締め付けてみると
それなりに締め込める状態ではありました。

温度要因っぽくはあるので、
温度が上がるとパイプが軟化して抜けちゃうとかだったんでしょうかね?

これが原因だとよいのですが。

でもそうだとすると、
(純正デスビに戻して問題なくなったように思われた説明が付けにくいけど)
ひょっとしてこないだお台場に行った時の不調も
123イグニッションが原因じゃなかったんでしょうかねぇ?

今度、どこかのタイミングでまた(出来れば街中中心で)試走してみて、
もしダメならもう一回カシメの球の所を外して弄ってみて再度試走して、
その辺りの影響なのかどうかをハッキリさせようと思います。


そうそう、コロナの濃厚接触者となってしまったワタクシの具合の方ですが、
接触から3日半近く経った現在でも、とりあえず発熱ものどの痛みもなく済んでいます。

とりあえず1週間が経過するまで警戒を続ける積りでは居りますが、
このまま何もなく終わってくれると好いのですけどねぇ。
Posted at 2025/07/13 22:00:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月12日 イイね!

1953 300S ロードスター

8月15、16日にアメリカのモントレーで行われるRM Sotheby'sのオークションに
表題の車輛が出品されるのですが、これがメッチャイイ(笑)。

オープン姿。





クローズド姿。





カラーデータが示されておらず、恐らくうちの220君とは違う色だろうとは思いますが、
近いイメージの色で塗られた300S系も好いなぁと思わされました。

外観で注目なのはリアスクリーン。



これは幌の張替えでどうにでもなってしまうので、
正直、どれがオリジナルか判らないのですけれども、
ロードスターの場合は一般的にはこんな風に、、、





と言ってもこの2例に関しても、
リアスクリーンの大きさが違ったりと微妙な差があるのですが(汗)、
そのスクリーン部が実用的な大きさを持っているのに対し、
この車両の場合はスクリーン部が
材質的にはポリカのようなものなのかガラスなのかは判りませんけれども、
カブリオレAのように小さなものになっているのですよね。

カブリオレAに近い小窓を持っているという事で本当はこっちの方がオリジナルなのでは?
と思う反面、
最近見付けた300Scロードスターでの同様な一例、、、



以外ではこの小窓のタイプを見た事が無いのでう~ん、、、と思っちゃうのですよね。

ただ、この個体の幌の場合、
恐らくスクリーンのあるピースが独立して降ろせるようになっているのだろうと思われる所で、
その上部からの雨漏れ避けだと思われるピースがベース側に縫い付けられているのですけれども、
MBのオープンモデルのスクリーン上部でよく使われる、
位置決めの?クロームのモールがないので、
この部分に関してはオリジナルではなさそうだなぁと思っています。

よくよく見ると、小窓の形状も2台で微妙に違う気がしますよね。
と言っても一方はS、もう一方はScなので
その点に関しては時期の違いせいである可能性もあるかな、、、と思いますけどね。

でね、私がやられてしまったのがこの画像なんですな。



かなりお疲れな様子はあるのですが、内装革は恐らくオリジナルで、
しかも色がこれは高い確率で220君のそれと同じであろうラストレッド。

加えて、ウッドパネルがオリジナルでは無地が多い中、
これも恐らくオリジナルだろうと思われる縞杢のマカッサルエボニー。

それにクリーム系の外装色を持つ300Sカブリオレの向こうに海が見えるというシチュエーションが
個人的にはたまらんのですよねぇ(笑)。

イイナァ。

それで上の画像でもよく見ると判るけど、こっちの方が判るかなぁ。



これ、フロアマニュアルなんですよね。

300SLクーペでも最初期モデル(4500055まで)では
この昔のトラックみたいな長~いシフトレバーのダイレクト式のフロアマニュアルなので、
1953年式であるこの車のこれもオリジナルっぽい気がするのですけど、
説明文のこれに付いての書き方も微妙な感じだし、
EPCを見ても300SLの方にはちゃんとこの形のシフトレバーが載っているけれど、
300Sロードスターの方にはコラムシフトしか出てこないから、
少なくとも普通に装備出来た物ではない気がするのですよね。

で、シフトノブを見ると、



結構年季が入っている感じなので、オリジナルかどうかは判らないけれど、
少なくともここ2~30年程度の範疇で
こんな風にコンバートした物ではなさそうな感じはしますよね。

実はGOODING AND COMPANYのペブルビーチでのオークションの方でも
300Scのロードスターが出品されるらしく、
それもフロアマニュアルになっているんですが、





これだとシフトノブの位置が低くて、いかにも別の車から持ってきましたっ!
という感じがしてしまうのに対して
この300Sロードスターのそれは私的に違和感が全くないのですよね。

因みにこの300Scのはノブの選定も×で、
見た目的にはこちらも使い込んでる感はあるのですけれども、
時代的にはこのような球形のタイプではなく、小さいタイプのキノコ型じゃないと、、、
って思ってしまうのですよね。

やっぱりね、こういう車のこの手の改造ってのは、ある程度判っている人に見せて、
ひょっとしたらこんなのもあったのかも?と思わせる事が出来たら
最高に恰好イイと思うのですけどね(笑)。

改めて内装の画像をば。









フロントシートは解れはあっても破けと言う破けもないけれど、
結構な危険水域にある感じがしますね(汗)。

シートを前後に動かそうとレバーに掛けようとした手が滑って、
オリジナル革のクッションの前側側面に大穴を開けた事があるワタクシとしては
このクッションの側面の状態を見て、
この車を実用に使うとして、これを損傷させずに使える自信がないレベルですね(苦笑)。

でも、これは是非とも張り替えずにこのままいかねば勿体ない状態だとも思います。

ドア内張りと使っていないであろうリアのスペアシートは状態が良さそうですしね。

メーターパネル。



スピードはキロだし、水温は摂氏だし、油圧はkg/㎠だし、
まず間違いなくヨーロッパ仕様でしょうね。

水温計が100度まででそこがレッドゾーンという事は
300Sの冷却系は加圧式じゃないって事なんでしょうねぇ。

実は以前から、300Sってオイルフィラーキャップみたいなラジエターキャップが付いているよな、、、
と思っていて、
EPCを見てみると300Sと300Scで明らかにキャップの絵と品番が違うのを発見。

もしかして、、、と300S系の画像コレクション(笑)を漁ってみた所、
300Scでは水温計のフルスケールが120度、レッドゾーンが115度位になっていたのですよね。



確認した中で55年のごく初期のScで1台だけフルスケール100度が居ましたが、
この時代、過渡期ではそういう事もあるのかもと思う所で、
そう言う例外を除いてはSとScでこのような違いが発見出来たのは収穫で御座いました(笑)。

憧れのベッカーニュルブルク。



これ、デーンと大きくて本当に格好良いですね。
いかにも当時の高級装備品という感じで大きくスペースを占有し
大いに存在を主張している所がイイと思います。

300Sbから初期のW111にも装備された古いタイプのメキシコになってしまうんですけど、
Scの方が好きな私としてはこれがScに付かないのが残念に思うのですよね。

本体にではなく、下のウッドパネル上にBecker Nürburgと入っているのが
また好いのですよねぇ。

因みにこのラジオの新品当時の値段を調べてみたのですが、
1952年当時で865ドイツマルクだったそうです。

1951年式のビートルが5450ドイツマルクだった事を考えると、
結構な高級品だったのでしょうね。

グローブボックス。



一寸意外なのは蓋の裏側のウッドが無地なんですよね。
(縦に木目が入っているようにも見えますが、多分違うと思うのですよね)

うちの220君の蓋はちゃんと表と同じように縞杢になっているので、
220君の方が勝っている部分もあるんだ、、、と一寸だけ嬉しくなったりしました(笑)。

でもヒンジとか、ストッパーとかロックの入る部分の仕上げなど、
他の部分の出来では足元にも及ばないですけどね(大苦笑)。

しかも、私のはボックス内は総革張りですけど、
これは底板に関しては革っぽいけれど、その他の部分は起毛した布生地張りのようで、
遥かに凝った造りになっている所は流石だなと思う所ですね。
(底板は起毛が死んじゃって革のように見えているだけだったりして…笑)

トランクルーム。



定番のカールバイッシュのスーツケースセットがセットされていますね。
スペアもちゃんと2本積んでいる所がポイント高しですね(笑)。

エンジンルーム。



変にピカピカさせず、程好い仕上がりになっていますよね。

説明文によると今の所有者は2022年の初めからこの車を持っているらしいのですが、
その方が大規模なメカニカルサービスと外観の改修をやらせているそうで、
エンジンも一度降ろして手を入れているらしいので、安心して乗れそうですよね。

なんか流れ的に何時もの順序とは違ってしまっていますが、
外見の方もいってみましょう。

例によっていつものグリル上部の画像。



ホント、このグリルの折れ目がキツイ所が好いんですよねぇ。

枠上の月桂樹付きエンブレムはお星さまに損傷がありますが、
オリジナルの好い雰囲気は他には変えられない好さがありますよねぇ。

やっぱりこの書体の細いのが恰好良いんだよなぁ。

ウインカー。



300SのこれはScよりもレンズが小さくて上品なんですよね。
多分、Scでは視認性の向上の意味で大型化したのだろうと思います。

まぁ、大きい方は大きい方で私は好きだったりしますが。

フォグランプは左右共クローズアップ画像があったのですが、、、





実は左右で物が違うという…(笑)。

角度が違うので枠まで違うかどうかは判らないですけど、
左はレンズ中央に小さなボッシュマークにBoschの文字、
右は同じく中央にボッシュマークのみで、レンズの上方が少し出っ張っているのですよね。

アウトサイドミラー。



これ、恐らくオリジナルだろうとは思うのですが、
運転席からまともに見えるんだろうか?という気もしますよね(笑)。

まぁ、ロードスターなら幌を降ろしていれば、
後方は振り返るのが一番早いと思いますけどね(笑)。

因みにEPC上で300Sではアウトサイドミラーを見付けられず、
300Scで見たのですが、左右の別が書いていなくて数量が1なので
恐らく左用しか存在しないという事なのでしょうね。

尤もこれが右に付いていたら、左以上に運転席から見えないでしょうしね(笑)。

ホイール。



Scのクロームホイール+キャップの方が好きではあるのですが、
こうして綺麗にしてあると、これはこれで好いですよね。

250時代のボディ色ホイール+2ピースキャップはこれを再現したものだと思うのですけれども、
これの場合、外枠のクロームの外側にホイールの縁が見えているという、
凝った事をしているのですよね。

リアバンパーのオーバーライダー。



これがまた凄い存在感で滅茶苦茶エラそうなのが好いのですよねぇ。

因みにこれ、左右で物が違うようですが、
前後では(左右は入れ替わるけれど)同じ部品を使用しているようです。

んで、300Scのそれと300Sのそれとは別部品になっているらしいです(汗)。
きっと、バンパー本体のラバーモールディングの有無の差なんでしょうね。


さてさて気になるestimateのほうなのですが、35万~40万ドル
今のレートで5100万チョイから5900万弱という感じのようです。

私にとっては天文学的金額ではあるのですけれども、
同じオークションで1991年のワイドボディの560 SEC 6.0が65万~85万ドル、
日本車は全く判らないんですけど、
1997年のSkyline GT-R NISMO 400Rってのが90万ドルから110万ドルって
見積もりが出ているのを見ると、
300Sロードスター、安っ!と思わず錯覚してしまいそうになります(滝汗)。

欲しいなぁ、コレ。
Posted at 2025/07/12 23:28:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月11日 イイね!

遠出中止(苦笑)

日曜日に遠出する予定だったのですが、急遽中止致しました。

それは、、、

コロナの濃厚接触者になってしまったからで御座います(苦笑)。

昨日、仕事で訪問した先の社長さんが、調子が悪くて熱中症かなぁと仰っておられた中、
それでもそこそこお話させてもらって来たのですよね。

んで、今朝、ショートメールが来たので、誰からだろう?と思って見てみるとその社長さんで
昨日、調子が戻らないので救急病院に行ってみたらコロナと診断されたとの事だったのですよね。

ありゃまぁ、そんじゃ、私ってば濃厚接触者じゃんってな話になったわけで御座います。

発症は2~5日位っていうので、どっちにしても現状の体調はまだ大丈夫なんですが、
発症の前後2日間が他の人に最も移しやすいような話らしいので、
一応、それ相応の厳戒態勢を敷いております(笑)。

で、発症していない内ならば、別段人に会わなくてもイイ話ではあるので、
遠出に出ようと思えば出られない事もないのですが、
この暑い中で、出掛けている途中にいきなり体調が崩れるのもまた最悪なので、
ウロウロするにしても近場の人が居ない所にしようという事にしたわけで御座います。
(無論、発症して不調になったなら、家で大人しく寝ている事にしますよ…笑)

このまま発症しないと好いなぁとは思いますが、今のも結構移りやすいらしいんで、
はてさてどうなりますことやら、、、という感じであります(苦笑)。
Posted at 2025/07/11 17:39:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月10日 イイね!

コペンさんいろいろ。

まずはコペンさんの足ですが、右のリアショックも正常化しての
トーションビーム交換後の感触はというと、
やっぱり以前よりもしっかり感、しっとり感があるような『気が』(爆)します。

左旋回時の挙動のおかしさがどちらのせいだったかは判りませんけれども、
恐らくそれも治ったんじゃないかと思います。

先日も書きましたが、あとは長距離走った時の疲れが
いくらかでも改善してくれるとよいのですがねぇ。


あと、書こう、書こうと思っていて、書いていませんでしたが、
結局、あのドラレコ内蔵ミラーは止めました(苦笑)。

普通車なら大丈夫なのでしょうけれども、
少なくともあの固定方法ではドタバタコペンさんだと×だと思います。

かといって、220君には使えないし、って事で
折角貰ったのに、なかなかツマラナイ結末になってしまいました(苦笑)。

まだ、リアカメラと配線の類いが付いたままなので、
使わない事にしたとなれば、とっとと外したいのですけど、
なかなか暇がありませんです(苦笑)。


1か月ほど前にコペンさんに施工したシラザン50ですけど、
これはなかなか好いかもしれません。

以前、書いたように完全硬化が30日とか言う話だったので、
30日経ったら、霧吹き洗車でもしてやるかな、、、と思っていながら、
実はまだそれをしていない位なのですけれども(ただ、鳥糞攻撃位は除去しました)、
水弾きは以前とそんなに変わっているようには見えませんし、
洗車⇒その後必ずワックス掛けという事にしているポリラックの場合よりも、
雨上がりから水滴が乾いた後の見え方が全然綺麗な感じがするのですよね。

今後、霧吹き洗車を多分(笑)、し出すと思うのですけど、
そうしてからどの位効果が持続する物かなぁと思っています。

まぁ、それでとても好い物だと判ったとしても、
貰ったから施工したまでのお話で、お高いから自分では買う事はないと思いますけどね。


その他には、、、
暫く消えていた、左のクウォーターウインドウ付近からのビビり音が
また再発しています(苦笑)。

こないだは確か、ドアウインドウを少し寝かせる事で消えたんだったと思うのですが、
やっぱり根本的に何かを交換しないと駄目なのかもですね~。

エンジンマウントも交換したいけれど、トーションビームの7万円が流石に痛かったので、
まだ一寸お預けですかねぇ(苦笑)。

また、本当はシートの破れもどうにかしたいんですけど、
これもどうにかしようとすると結構お金が掛かるでしょうからねぇ。

コペンさんも220君に負けず劣らずなかなかな金食い虫になってきました(大笑)。
まぁ、製造から20年以上経っていればそうもなりますわよね(苦笑)。
Posted at 2025/07/10 20:15:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「E9レジストリージャパンミーティングの見学中。因みに220君、絶不調。無事帰れるか?」
何シテル?   05/18 10:31
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
3 4 5 6 78 9
10 11 12 13 1415 16
1718 1920 21 22 23
24 25 2627282930
31      

愛車一覧

ダイハツ コペン ダイハツ コペン
レザーパックという奴らしいです(笑)。 プレオの不調を機に足車も楽しい車にと、購入しま ...
メルセデス・ベンツ その他 メルセデス・ベンツ その他
1962年11月生産の220SEbクーペのウエスタン物です。 前のオーナーさんによると ...
プジョー その他 プジョー その他
大学の時(92年)に買ったMTBです~。 ママチャリを買いに行った自転車屋さんで一目惚 ...
メルセデス・ベンツ その他 メルセデス・ベンツ その他
正式名は忘れてしまいましたがシティバイクです~。 暫く放置していたのでアルミフレームの ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation