これは海外で見つけた後期型の220SEbの販売物件の仕上げられたエンジンルーム画像です。
オルタネーター化されていること以外は殆どオリジナル状態で
且つとても綺麗なんですけれども、何故か違和感を感じてしまうのですよね。
恐らく原因は有色クロメートが色味はイイと思うんですけど、
風景が写りそうなぐらい艶が出てしまっているのと、
アルミ部品のブラストの掛け方の問題だと思います。
私にはクロメートやブラストの仕上がりが
どのような事で違いが出てくるのかを判っていないですし、
また、この仕上げがオーナーさん又は車を仕上げた業者さんの意向なのか、
それとも結果としてこうなってしまったという事なのかは判りませんが、
掛かるお金は一緒でも、そのやり方によって
このように違和感を感じさせるものになってしまうんだなぁという感じですよね。
この腰下画像でエンジンマウントブラケットやW/Pハウジング、アッパーのオイルパンを見ても、
とにかくブラストでアルミが白っぽく見え過ぎだと思います。
これにもう少しアルミっぽい銀色味が出ていれば、違和感がなかったろうに、、、
と思わせる所です。
ブロックの側面に円形の蓋が2つあって、
エンジンマウントブラケットに近いその前側は
リンケージの支点が付くためにアルミ製になっているのですけれども、
その部品はイイ感じの状態で、これと比べると明らかに白っぽいのが判ると思います。
出荷時のこれらのアルミ部品って殆ど砂型から出たままの状態だろうと思われ、
決してブラストで仕上げている訳じゃないと思うので
本当は軽く汚れや錆が取れる程度で十分だと思うんですけどね。
まぁ、故意にこうしたかったのなら文句を言うべき所じゃないと思いますが。
有色クロメートにしても、、、
このスターターのモーター部の蓋なんかを見ても明らかに光り過ぎだよなぁ。
しかも、この部分は元々は金色じゃなかったろうと思うし、
まぁ、意識しなければあまり見える場所ではないけれども、
暗い箇所にピカピカしたものがチラッと見えるのも、、、って所なんですけどね。
ここはマットな銀色か、もしくは薄い金色がさらっと掛かって居る感じなら良かったろう、、、
と思うのですけどね。
アイドルアップソレノイドや分配器はきっとクロメートを掛けたかったけれど、
出来なかったんだろうなぁ。
これらが黒になってしまったのは逆に一寸寂しいですよね。
この物件に関しては好みでこのようにした可能性もないとは言えないのですが、
一般の人が個々の作業をその道の専門業者さんに依頼する場合には、
そのそれぞれに事細かな要求を聞いてもらえる業者さんでなければ、
自分の思い通りになるかは賭けになってしまいますし、
そういう足枷がある中で、違和感のない、自然な仕上がりにするという事は
本当に難しい事だよなぁと思います。
やっぱり一番の近道は昔からのオリジナルをそのまま保ってきた車を買う事なんだよな、、、
って思うのですよねぇ。
尤も国内にはそういう車は少ないから、どっちにしても難しい話なのですけどね(笑)。
Posted at 2022/02/10 20:26:53 | |
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