
ブレーキアンカープレートにピヴォットピンを圧入しようと思って、
新品のピヴォットピンを2本揃えて洗ったのですが、
今まで薄汚れていた為に気付かなかった事に気付いてしまいました。
まず一つ目。
車両に付いていたピヴォットピンには圧入距離を短く出来るように
外側で一段少しだけ低く削られているのですが、
新品の片方は同じようになっているものの、
もう片方はその加工が無いんですよね。
画像ではピンを差しているワッシャーの下の部分左は上の方が下の方に比べて一段削り込まれているのですが、右にはそれがありません。
二つ目。
画像では一寸判りにくいかも知れませんが、
右のピンの一番下は明確に角が落としてあるのですが、
左には仕上げ程度に角が落としてあるだけなんですよね。
三つ目。
2つとも長さは一緒なんですが、
画像中のワッシャーが止まっている位置から上までの距離が若干違うんですよね。
このワッシャーは実際にこの位置に使用するものなんですが、
ここに2枚のブレーキシューが付いてその上からワッシャーを介してボルト締めになるので
この位置の違いはその部分のクリアランスの違いということになるわけです。
で、実際にシューを取り付けてみると、
右のピンでもシューが動かなくなる事はないんですが、結構クリアランスが狭い…。
車両に付いていた2本ももう一本とほぼ同じ位置でワッシャーが止まるので、
このクリアランスの狭さはなんとなく不安です…。
どうしようかと思案した結果、
ワッシャー側の片面の内角を少しだけ削る事にしました。
ピン側でストップを掛けている部分はテーパーになっているので
そうする事でクリアランスは広がりますからね。
上手い解決法があって良かったです。
しかし、この違いは何なんでしょうねぇ?
どうも右側の方が古いみたいなんですが、
ワッシャーの留まる位置の違いはどうしても解せません…。
なんでこう問題のある部品ばかりなのかしら?と思ってしまいます…。
Posted at 2009/06/29 00:27:08 | |
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