
私の220君にはラジエターコアサポート上に、
画像のような(プレートの向こう側です)番号の打刻があります。
シャシー番号の打刻は右のサイドメンバー上なので
これはそれとは違うんですよね。
その番号は11102110■■■■■って感じになっていて、
モデル型式、ボディ形状、ハンドル位置、ミッションタイプを示す、
最初の8つの数字まではシャシー番号と一緒なんですが、
残りの数字の数がシャシー番号の6つに対し、こちらは5つという違いがあります。
これ、ボディナンバーというものなんですよね。
どうやらボディと独立したシャシーを持っていた頃の名残らしいです。
その後のモデルにも一応プレート上にはボディナンバーが記されているみたいですが、
(みたい、、、というのは一応『ある』という事になっているけれど、最初の8桁に続く番号が一直線上に記されておらず、それがどれなのかが良く判らないからなんですよね)この位置にこのような『打刻』があるのは1963年の途中までなんですよね。
つまり220SEbでは前期モデルにしかない打刻なんですよね。
220SEbの場合、シャシー番号の最後の6桁は
セダン、クーペ、カブリオレの全てをひっくるめた製造番号になっているようなんですが、
このボディナンバーは個々のボディ形態毎に与えられた製造番号なんでしょうね。
でもどうやら単純に3形態別にされたものではないみたいです。
というのも私の220君が造られた時期までに造られた
220SEbクーペ/カブリオレの推測される生産数からして、
単純に3形態別にされたものであるにしては
私の220君のこの番号が一寸若過ぎるんですよね。
実は画像中のプレートにも同じ番号が記載されているのですが、
それには111021までは番号がプリントとなっていて、
ハンドル位置、ミッションタイプを示す『10』以降が打刻となっているんですよね。
そこから考えるに、ひょっとするとこの番号って、
220SEbクーペの中でも4つの組み合わせ(左MT、左AT、右MT、右AT)別で
個々に与えられた製造番号なのかも知れないなぁ、、、と考えております…。
Posted at 2011/02/27 11:49:53 | |
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