130Hが出品されるRMオークションには
同時期の小型MBであるW21の200も出品されるようです。
この車、量産車で初めて四輪独立懸架を採用したW15の170のボアアップ版なんですよね。
全長4m15cmしかないコンパクトなボディは
チョロQを思わせる可愛らしさがありますよね(笑)。
実は、W21の200って10年一寸前くらいかしら?わが町に一台、
車屋さんの売り物として生息していた事があるんですよね。
当時、確か1000万円位の値段で売られていたと記憶しています。
その車屋さんが倒産して、書類の行方が判らなくなっちゃったらしく、
その時点では生かせなくなってしまっていたと言う話だったんですが、
(遠巻きにしか見た事がなかったのですが)綺麗な車だっただけに
あれからどうなっちゃったんだろうなぁ、、、なんて思っています。
話が脱線しましたが、一寸判らないのは130Hと200の落札予想価格なんですよね。
どう考えても希少性は130Hの方が上なので
車格的に200の方が上なのを加味しても
130Hの方が高そうなものなんですが、
全く同じ予想価格なんですよねぇ。
因みに、1934年当時の販売価格は200が5300ライヒスマルク、130Hが3425ライヒスマルク、
生産台数はこの標準ホイールベースの200は9350台、130Hは4310台らしいです。
内装の仕上げひとつ取っても、、、
勿論、こちらも綺麗にレストアされているとは思うのですが、
個人的には130Hの方が自然な仕上がりに感じられるんですよね。
※なんでだろう?素材の選定の問題かしら?
130HのMBのミュージアムから出た車、というのもポイントが高いと思いますし、
それでどうして同じ評価なのかが『?』であります。
やっぱり異端児扱いされているって事なんですかね(笑)。
130Hは一寸ワイパーブレードが長すぎじゃない?って思う事と、
腕木式方向指示器がない代わりに
あまり雰囲気のない(笑)、後付けのウインカーが前後に付けられているところが
少々気にはなりますが、
出所がしっかりしている事もあり、全体の雰囲気がやっぱり好いなぁと思ってしまいます。
200も可愛い車ですし、オプションのキャンバストップ付きなのがポイントが高いので
200単独で見たら、好いなぁ、と思うんだろうと思うのですが、
同じ金額だとしてどっちを選ぶかと言えば、
私は130Hの方を選んでしまうかなって思うんですよね(笑)。
Posted at 2011/10/07 02:09:19 | |
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