一昨日は仕事で疲れたのでその晩はお休みし、
昨晩、ラジエター到着前にやって置けることをすべい、、、と
作業をしました。
でもまずはその前段階のお話。
今回交換しようとしていたのはこの部品。
アホな話なんですけれども、この赤丸の部品が新車当時の部品とは違うので、
これをオリジナルに戻してやろうというのが
ラジエター交換で冷却水を抜くついでに思い立った事なのですよね。
といっても、古い部品も品番変更でこの部品に統合されており、
新車からこの部品が付いている220SEbもあるので、
これがオリジナルではない、、、って事ではないのですけどね(笑)。
で、220君が戻って来てからすぐにラジエター修理をする積りだったのを延ばしたのは
交換する部品は既に持っていたものの、それの銀色が塗装したっぽい色だったので、
それにクロメートを掛けてやろうと思ったからだったのでした。
がっ、いざとなって、よくよく観察してみると、どうやらそれは塗装ではないように見え、
パーツクリーナーで湿らせたウエスで拭いても銀色が落ちてこないので、
あぁ、これってクロメートが掛かってたんだ、、、と判り、
それでそのまま話を進める事にしたという訳だったのでありました。
今まで付いていた部品
(正しいか判りませんがウォーターディストリビューターと表現している人が居るので
それを採用して、以下、WDと表記します)
と交換する積りの部品では取付ボルトの長さが違い、
後者の新品ボルトがメーカーから入手出来ない事は確認が取れていたので、
良さげなサイズのボルトを用意してありました。
また、ボルトの首の根本とWDの奥にはそれぞれ金属シールが必要で
前者は汎用を購入、後者は在庫の部品があって、それぞれ準備も出来ていました。
で、とりあえずラジエター取り外し後にWDを外して
そこにオリジナルのWDを仮付けしてみる事にしました。
ところが、、、何故かボルトが奥まで入りません(苦笑)。
シリンダーヘッドとWDの間のフィッティングの単体の中古があり、
それでテストしたあったのに何故???という感じでした。
用意してあったボルトは取り付け状態で
フィッティングから一寸飛び出す感じだったのですが、
シリンダーヘッド側の奥行には余裕があったから、それは問題にはならんよなぁ、、、
と思いつつも、とりあえず今までのWDを中古のフィッティングに取り付けてみると
こんな感じでした。
むぅ~、やっぱり突き抜けないのが正解なのね。
って事は原因はこの辺りか?、、、
いやいや、中古のフィッティングでは問題なく突き抜けるんだから
そんなわけは、、、と、少々考え込んでしまいました。
で、シリンダーヘッドに付いているフィッティングの穴に
ファイバースコープを突っ込んでネジ穴の奥を見てみる事にしました。
すると、、、
干渉するかどうかは微妙な感じでしたけれど、
穴の先の右側になにやら突起物が見える…。
う~ん、やっぱりこれしか原因は無いよなぁ、、、と思い、
ボルトを詰めるか、、、と考えたのですが、
確か、フィッティングの奥のシールリングの在庫はあるよな、、、
と探してみた所、あったので(笑)、
フィッティング自体もチェック用に使っていた物と交換しちゃおうと考えました。
ところが今度はこのフィッティングが緩まない(苦笑)。
インパクトレンチでガーッと回しちゃえば外れるだろうとは思ったのですが、
相手がアルミですし、そちらのネジ山が一緒に持っていかれたらアウトなので、
リスク回避のためにフィッティング交換は諦め、
やはりボルトを詰める事を選択し、それをこの前行ったという訳で御座いました。
で、こんな感じになりました。
無論、本体の方にも仮付けしてみましたが、問題なく締め付け出来るようになりました。
で、問題はもう一つ。
どう撮影しても暗く写ってしまって見にくいのですが、
この赤矢印の部分の隙間で判るように、、、
ヒーターホースがオリジナルのWDに対して細すぎるんですよね。
具体的にはパイプ径は16mm、ホース内径は18mmなのでした。
(ちなみにパイプの抜け止めが17mmでした)
え~っ、なんで???
と思いましたが、ヒーターホースの規格は品番変更はしていますけど、
車体番号による違いは無いので、ここに問題があるわけがないのですよね。
間違いではない以上、これで締め付ければ良かったのかも知れないのですが、
なんかイヤだったので、ホースを交換する事を考えました。
私自身の在庫では15mmの純正ホースがあり、
頑張れば何とかヒーター側の18mmのパイプにも付けられそうだったのですが、
16mmがあればもう少し無理なく取り付けられるだろうという事でそれを探してみる事にしました。
ヤナセで純正を調べてもらいましたが、16mmはなし。
結局アマゾンに30㎝長の16mm径の物が出ていたので、
一か八かそれを調達する事にしました。
で、ここからが昨晩の話になるのですが、
一旦自宅に帰って、到着していたものがコチラ。
純正ホースよりも一寸堅いけれど、これならいけるか、、、という感じで、
早速そちらは交換。
よしよし、これで後は取り付けていくだけ、、、と思い、
WDを取り付けてみたのですが…。
あれ? これってインジェクションポンプ側のパイプのルートがおかしくない???
と思って、外していたプラグコードをプラグに嵌めようとすると嵌らない(苦笑)。
一旦、締め付けてしまったのでシールはパーになるけど、
これ、ひょっとして後傾させるべきものなの?と緩めてチェックしてみても
あまり具合が良くない。
この部品が付いている車の画像を会社に置いているPCで探しまくったけれど
なかなかいいものが見つからず、
けれど、どうやら真っすぐが正解っぽいという感じでした。
で、これはこのWDのパイプ自体に問題があるのでは?と思い、見てみると、
上の画像で赤矢印を打った箇所の曲がりが自然ではない感じで
どうやらそれが原因らしい、、、という結論に達しました。
なので、それの修正を試みたのですが、パイプも本体も万力で加えようがないし、
それでもいろいろやってみたけれどもダメでした。
故に、今回はこの部品の交換は断念する事に。
残念ですが、新たなものを調達しておいて、
OH後水漏れエンジンの方が仕上がった時にリベンジする事にしました。
ホント、これだけ苦労したのにホント、ツイてないです(苦笑)。
このWD、いーべーで買ったのですけれども、
恐らく出品者は同じように付けられなくて放出したのでしょうねぇ。
そう思うと、メッチャ悔しいです。
そのままでは悔しすぎるので、今まで付いていたWDを軽く磨いて、
塗装してから、午前様で帰宅しました(苦笑)。
今晩、どこまでいけるか判りませんが、
ラジエターの方は夕方までに戻ってくる筈なので、
出来れば、部品は全て組み上げた上で、クーラントの投入まで完了させ、
土曜日にエンジンを掛けてエア抜きをしたいナァと考えています。
こんな具合でツイてない話ではありましたが、
使えないものにクロメートなんぞ掛けていたら無駄の極地もいい所だったので、
それだけは不幸中の幸いだったなぁと思います(笑)。
再取り付けに必要な金属シールもメーカーの国内在庫はないのですが、
アホな私は予備を持っていたので、助かりました(笑)。