ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

昨晩、いーベーを眺めていましたらば、こんなものを見つけました。



220君のブレーキブースターの兄弟分に当たる、T50/24/1の、なんとNOS品でございます。

私が最初に220君のブレーキブースターを買った22～3年前でも
Ｔ50/26は17万円以上していたのですが、
それと同じようなお値段であったであろう、こんなものを
使わずに取っておくなんて、持ち主は一体何のために買ったのでしょうね？

しかし、これ、いつ頃からのストック品か判らないんですが、
この時代はやっぱりちゃんとした梱包をしていたんですねぇ。

私の目の前を通り過ぎて行った(笑)、2つの欠陥ブレーキブースターのそれは
プチプチでブースターを包んで箱の中に転がしてあるだけでしたから(苦笑)。

ドイツのクラシックセンターに、私が取り付け時にブースターを損傷させて
故障を引き起こした可能性云々って事を言われたので、
んな、30万円もする部品に対してぞんざいな扱いが出来るわけがないし、
あんな梱包での運搬中の損傷のリスクの方が遥かに高いよ、、、って言ってやりました(笑)。

それはともかくとしてT50/24/1は四輪ドラムブレーキ専用、
T50/26は一軸でもディスクブレーキを使用している車両用という事で、
恐らく裏蓋は両者共通だと思われるのですけれども、
後者の方が強力である必要があるためにバキュームシリンダー径が大きく、
その為裏蓋の取り付けはバキュームシリンダー内の枠に空けた雌ネジへのボルト締めなのですが、
前者はバキュームシリンダー側に縁を付ける余裕がある為に、
このようにボルトナット締めになっているので
外見上はそこで区別することが出来ます。

後の識別点としては4輪ドラム用に作られたT50/24/1には
各車輪へのラインに残圧を残すためのバルブが
補助マスターシリンダーの先端に付いている事ですね。

因みに後輪のみドラムブレーキの220君では同様の働きをするバルブが
マスターシリンダーとそこから後輪に向かうラインの間に設置されています。

そうそう、パーツリスト上ではブレーキブースターに付いて来る筈のこの部品(赤丸)が、、、



何故か今の新品には付いてこないのですよね。
私が22～3年前に買った時にもこれは付いていた記憶なんですけれども、
何故金属加工だけで済む物を付けて販売しないのかが不思議でなりません。

箱はMB箱ではなく、何とATE箱でした。



ボロボロ(笑)。

MB純正品として出た部品じゃないという事だと思いますが、
ひょっとして他社でも同じ部品を使っている車両があったのでしょうかね？

といいつつ、MBの品番らしきものが掛かれたシールが貼ってあります。



私が買った時って、箱はどうだったかなぁ。

私が覚えているのはさっきの部品が付いた状態で供給された事と、
嘗てその部品に内蔵されていたバキュームライン用のワンウェイバルブの代わりに
バキュームホース上に取り付けるタイプのそれが入っていた事くらいなんですよねぇ。

しかしこれ、どんなにあたらしくたって十数年は経過しているだろうと思う所なんですけれども、
バキューム機構の方はともかくとして補助マスターシリンダーの内部は
サビていなかったとしても少なくともゴム類的にきっと使い物にならない状態なんだろうなぁ、、、
って思います。

にも拘らず、お値段は結構強気で1239.42ドルだそうです。

でね、嘘を言っちゃぁイカンなぁと思うのが適合車種でして、
fits 190, 190D, 220, 220S, 220SE, 300 SE coupe and 300SE LWB
って、あるんですな。

220SEはセダンが1962年8月までは4輪ドラムだったから良いのですけれども、
300SEはどの車種も最初から4輪ディスクですから、
この部品は全く該当しない筈なのですよね(笑)。

昨晩、最後の砦店からロッドが届きました～。



がっ、ロッドの長さを確認すべく、ロッドからボールソケットを外してみると、
長さは大丈夫だったけれども、何と、両側とも右ネジ(苦笑)。

これ、ロッドの左側でボールソケットの固定用のナットのその内側に
もうひとつナットのようなものがあるのが判ると思いますが、
これはロッドと一体になっていて、これが付いている方のネジ山が右ネジ、
付いていない方が左ネジになっているのが正解なんですよね。

証拠もお見せしましょう(笑)。

以下は当時物のオリジナルパーツリストからの抜粋なんですけれども、、、





105番がこのロッドで品名品番表の方では249mmって書いてあるのが該当の物なんですけど、
ナット状の物が付いていない側のナットとボールソケット、
つまりそれぞれ107番と109番の品名には括弧でwith left-hand threadとあります。

図中80番のロッドなどは両側のボールソケットが共に82番で有る事からもわかるように、
両側とも右ネジになっているのですが、
このように両右ネジのロッドの場合にはロッド上にナット状の物がついていないのですよね。

それでは何故この届いたロッドには両方とも右ネジなのにナット状の物が付いているのか、、、
ということになるのですが、
これがMBで製造された部品ではなくて、どこかで後から作られた物だという事なのだと思います。

私はこの部品だけは新品、中古問わず、あれば必ず欲しいと伝えてあり、
且つ、全長が249ｍｍである筈だとも伝えてあったので、
恐らくとしか言いようがありませんが、
最後の砦店がわざわざ今回どこかに作らせてくれたのだと思います。

週明けに連絡をすると言って約2週間返事をくれなかったのも、
社内を探してみて適合する物が無かったのでそれをどこかで作らせる事にし
作るのにそれだけの時間が掛かったという事なのだと思います。

正しい物は片方が右ネジで片方が左ネジである筈だとも伝えてある所を
両方とも右ネジにしてきているのは左ネジにすぐに対応してくれるお店が無かったのでしょう(笑)。

ひょっとするとロッドの代金も返金しようとしていたのは代わりに送る物が
そうした点でちゃんとした物じゃなかったからという部分もあったかもですね。

長さが判っているし、作れないものじゃないから、
無ければないで良かったのに、、、って感じではありますが、
その私の為に何とかしようという好意を有難く受け取っておこうと思います。

ただ、両方とも右ネジの場合だと、
ネジのピッチ1周単位での長さの調整しか出来ないのが難点なんですよね。

尤もスロットルの方は全閉が基本なので一旦寸法を合わせたら調整する事はまずなく、
そこで微調整が出来ない部分は図中の100番のロッドと
インジェクションポンプのロッドの調整でカバー出来るので
厳密な事を言わなければ問題ないのですけどね。

ってなわけで、とりあえずこの部品は使える筈なのですが、
やっぱり正規の状態でないのは気持ちが良くないので、
一時的にこれを使う事はするかもしれませんが、
新たにどこかで正しい物を作ってもらう方向の検討をしようかと思っております。

今日は午前中はお片付けと
220君のエンジンルームの軽清掃＆邪魔で外していたバッテリー取り付け、
午後は雨の中車庫への移動をしなくてはならないというのに(笑)、
220君のワックス掛けをして参りました。

そんな中、ふと気になったのでスロットルガスケットの新旧比較。



判ってはいましたが、ボルト穴(という事はボルト径)が一回り違うんですよね。
スロットル穴の大きさは一緒でした(って当たり前ですね)。

作った方はスロットルハウジングの取り付け面に合わせて作ったわけですが、
こないだドイツの某店で見つけた画像と比較すると、
この右サイド上部の耳は要らなかったみたいですね。

そうそう、それからホース取り付け部がマットになってしまった
エアクリーナーの蓋は磨いたら、何とか半艶程度にはなりました。



しか～し、マスキングテープを貼っていたホース取り付け部の内側が
テープを剥がす時に一か所大きめに塗装が剥がれちゃいました(苦笑)。

実は小さく塗装が剥がれていた箇所があったので、
そうなるかも？という予想はしていたのですが、
まさか、あそこまで剥がれるとは…という感じでした。

内側だから見なかったことにします(大笑)。

で、先程、車庫に220君を置きに行ってきたのですが、
路面はウェットでちょろっとガラスに雨滴が付いた事はあったものの、
ほぼ濡らさない状態で行ってくることが出来ました♪

実は朝方の天気予報で夕食後辺りの降水量が一番低い予報だったので、
これは上手くすれば、、、と思って、その頃に置きに行く計画で居たのですが、
本当に上手いこといってしまいました(笑)。

車庫から同じ道を戻ってきたのですけれども、
後半は小雨で、間欠でワイパーを動かしっぱなしという感じでしたので、
好いタイミングだったと思います。

ってな具合で、盆休み終了。

お出掛け出来なかったのはつまらなかったけれど、
一応やりたいことはやり切りましたし、それなりに充実した盆休みで御座いました。

多くの人が同じだとは思いますが、
休み明けのお仕事が月曜からスタートってのはちとキツイですなぁ(苦笑)。

今日も朝からコソコソと作業をしておりました。

先ずは分配器のブラケットと昨日表面の剥離をしたエアクリーナーの蓋の塗装から。

エアクリーナーの蓋は表側だけなので、内側にミストが回らないようにマスキングし、
ブラケットと共にシリコンオフで脱脂してからアクリルシリコンで塗装。

それを乾かしている間に、一寸実験。

何か錆びた物を、、、という事でナットを見つけてきました。



それを先日購入した、インパクトデスケーラーというサビ取り剤の中に漬けておきます。



で、2時間弱後。



サビは落ちてるみたいだけど、完全には剥がれきっていませんね。

このまま水洗いしてエアで飛ばしたらかなり綺麗にはなっていましたが、
漬けておいただけで錆が剥がれきってくれないとなると、
燃料配管内に使うのは一寸心配かなぁ、、、という気がしました。

一方、塗装の方は艶アリ黒なのに何故か乾くとグレイっぽくなってしまう(苦笑)。
なんで～？と思いながら、もう一度塗り。

そしてお昼ご飯を食べに帰りました。

で、とりあえずDIYのお店に行って、パーツクリーナーを調達してきて、
燃料配管に液体を入れたらどうなるかをチェックしてみる事にしました。

漏斗を買ってこようかなと思いつつ、実験だから、、、と買って来なかったのですが、
やっぱり買って来なきゃダメだと判って、再びDIYのお店に行ってそれを調達。

配管には手元にあったパワステホースが嵌められたので、
それを介して漏斗を取り付けました。



で、パーツクリーナーを投入。



こんな具合にポツンポツンと泡が出てきて、
反対側にパーツクリーナーがジワジワと染み出てくるのですが、
これって正解？って感じ。

実は漏斗側は上を向いていて一番位置が高いには高いのですが、
そこから一旦下がった後にファイヤーウォール下端に沿って
中央方面に向けて緩やかに上昇し、中央から左側に向けて下降して、
そこから前に行っているので、ひょっとしたらスルッと抜けないのかもな、、、
なんて思ったのですよね。

一旦、パーツクリーナーを抜いて漏斗側からエアを入れてみますが、変化なし。

ところが反対側からエアを突っ込んだ所、何か抜けた手応えがあった後、
通りがスムーズになった感じがしたので、再びパーツクリーナーを投入。

錆と共にパーツクリーナーがチョロチョロと出てきました。



あ～、詰まっていたんだ～、、、と思うと同時に
出来ればパーツクリーナーで中を洗うだけで済ませたかったけれど、
詰まるほどサビてたんなら、やっぱり錆取り剤を使わなきゃダメか、、、と思い、
覚悟を決めました(笑)。

そこまでは実験だったから、配管とホースはタイラップ留めだったけれど、
ここから先は配管とホース、ホースと漏斗はバンド留めにしました。

で、サビ取り剤投入。



反対側にもホースをバンド締めして、栓をしておいたので、
こうして2時間ほど漬け置く事にしました。

一方の塗装の方。
やっぱり艶消しカラーになってしまいます(謎)。





なのでもう一度。
塗った時は艶々だったという証拠画像。



で、塗装の乾燥と燃料配管のサビ取り剤の漬け置きタイムの間に
ポンチと朱肉を調達してきて、スロットルガスケットの作成。



そんなこんなで2時間が経過したので栓を緩めてサビ取り剤を抜いてみます。



錆が出ていますね。

お次は再び栓をして水の投入。
そして排出(内部に溜まったサビ取り剤を追い出していないのでそれが混じっています)。



さっきより出てますね。

再び水を投入、そして排出。



今度は多分、サビ取り剤の成分は居なくなっていると思うので
水は澄んでいますが、錆は結構出ていますね。

これを飽きるほど繰り返した後、
水を抜いた後にエアブローする工程を2度繰り返したら、錆が出てこなくなったので、
最後にもう一度栓をしてパーツクリーナーを投入して、一気に開放した後、
しつこくエアブローして終了。

明日まで乾燥させておいた後、配管を実際に接続する日まで
何らかの手段で蓋をしておこうと思います。

あれだけ錆が出たのだから、やっぱりやっておいて良かったなぁと思いました。

さて、塗装の方ですが、ブラケットの方は艶消し状態は変わらないけど、
当初艶消しにしようかと思ったくらいなので、
感じが悪いわけではないのでそのまま行くことにしました。

ところがエアクリーナーの蓋の方が…



ホースと接続する根元の一番目立つところだけ完全に艶消し(苦笑)。

どーしてこーなるのって感じ。

最早回数が正確に判らなくなってしまっているけれど、
多分5回目の塗りを入れて本日の作業を終了にしました。

これでダメでもそれだけ塗りが入っていれば、例えどこかが艶消しになっていたとしても、
磨けば半艶にはなるのではないかと思ったりしています(笑)。

ってな具合で、何とか盆休み中にやろうと思っていた事はとりあえず全部終わったみたいです。

これで明日、社内のお片付けをして、
出来れば220君をちょろっと綺麗にして(と言っても雨ですよね) から、
車庫に持っていきたいと思っております。

お休みだった筈だけど、結局平日とほぼ同じ時間に出社していて、
且つ同じような時間に帰っていたから(笑)、
全然お休み感のないお盆休みで御座いました(苦笑)。

今日は午前中はお盆の親戚訪問、午後は家族に頼まれて換気扇のお掃除だったのですが、
思いの他、キッチンマジックリンの性能が優秀で(笑)、それが早く終わって時間が余ったので、
エアクリーナーの蓋の塗装の剥離作業を行いました。

って言っても、内側の塗装はそれほど酷くなく、そのままにする積りなので、
外側だけの剥離です。

ビフォー



アフター



サンドブラストがあれば一瞬なのでしょうが、
鉄ブラシしかないので、それに依る手磨きでシコシコと2時間15分ほど掛けて
なんとかここまで剥きました(笑)。

明日、分配器のブラケットと一緒に塗装しようと思います。


さて、最後の砦店の件ですが、今朝ようやくメールが来ました。

個人的な事情で返信出来なくてすみませんとの事でしたが、
今のご時世、約2週間返信が出来なかったというのはもしかして…。

まぁ、それはともかくとして、
とりあえず、新品があれば欲しかったパイプは2本とも無かったそうで、
私に送ることが出来るのは長さが違ったロッドのみとの事でした。

というわけでＷさんに連絡して、こないだ置いてきた中古パイプを
リクロメート屋さんに出してもらわなきゃいけないのですが、
Ｗさんは確か、今日から久々のお休みなのですよね。

故にこの連絡は月曜日ですね。

で、最後の砦店の申し出が凄くて、
間違って送ったものはプレゼントするので返送の必要はなく、
それに加えて間違った4点分の返金をしますとのこと。

いやいや、ロッドは正しい物を送りなおしてくれるっていうんだから、
返金は3点分で好い筈でしょ、、、って思うのですけどね。

加えて、間違って送ってきたウォーターパイプは
それが届いてみて、あぁ、これも本来は注文しておくべきだったよな、、、
と思っていたものだったので、
その分も返金してもらうのはどうにも申し訳ない気がしてしまうんですよね。

なので、それらの旨を書いた上で、
他の2点分の返金＋正しいロッドの再送付という事にして頂けるのなら、
喜んで申し出を受け入れさせてもらいますが如何ですか？とメールしておきました。

そして帰宅してメールチェックすると、
ペイパルからの、返金があった旨を知らせるメールと
最後の砦店から『あなたの友好的な回答に感謝します』とメールが届いていました。

なかなかメールが来なくてヤキモキさせられましたが、
何とかいい形に収まって良かったです♪

一時は最悪ロッドを自作するか、何処かで作ってもらわなきゃならんか？
と思っていましたからね～。

とりあえずこれで必要なものは全て網羅出来ている『筈』なので、
後は自分でやっておくべき事をやりさえすれば、待つのみとなりました(笑)。

穴が無ければいいのですがねぇ(苦笑)。
な～んか、不安なんだよなぁ。

まぁ、一通り仮組みしてから車両の方への取り付けをやる積りなので
どちらにしても仮組みの時点でハッキリする事だと思うから大丈夫なんですけどね。

さてさて、長年の念願の前期インマニ戻しがいつ実行できるんでしょうかねぇ。
楽しみであります。