W113_250SLさんがサーモハウジングのガスケットを交換しなきゃ、、、と
ブログに書かれていたのを見て、
お節介野郎(苦笑)が裏でメールをしていたのですが、
その際に、W/Pハウジングと一緒に抜かないと難しいかも?とお伝えした上で、
W/Pハウジングはブロックとの間の水の通り道の所で2か所ともう1か所で固定されていて、
水の通り道の紙ガスケットの他にそのもう1か所の方にも紙ガスケットが使用されているから、
脱着の際にはそちらも忘れずに注文してくださいね、、、とお伝えしておいたのですよね。
ところがところが、250SLさんのブログを見ると、
ディーラーで部品を取り寄せたらば、そのもう1か所の方のガスケットが
金属の板だった、との事だったのですよね。
あれれ、確かにかつては紙ガスケットだった筈なんだけど、
勘違いだったかなぁ、、、なんて風に思っていました。
で、それからそれに付いてずっと考えていた訳でもないのですが、
ふと、岐阜から買ったエンジンのW/Pハウジングではどうだったんだろう?
と思いついて見てみる事にしました。
その結果がコチラ。
この場合もサーモハウジングとW/Pハウジングを一緒に外していたみたいですね。
それはさておき、赤丸の箇所が問題の部分です。
拡大してみましょう。
なんか付いてますね。
このままだと材質がハッキリしないから剥がしてみましょう。
うん、やっぱり紙でしたね(笑)。
勘違いじゃなくて良かったです。
しかしねぇ、これが金属になっちゃったのは一寸気持ちが良くないですよね。
これって、片方の固定箇所の下敷きが紙だから、
もう一方の固定箇所の下敷きも紙にすべきだろうって、当時の技術者が考えてこうした筈で、
私としても片方がソリッドに固定されて、
もう一方がたとえ一度締め付けられて厚みが決まっているとは言っても
ファンベルトの張りで影響を受けるほか、その振動もモロに伝わる箇所ですし、
更に潰れうるとは思うので、そうなった場合に、
ソリッドに固定した部分にとってあまり良くない事になるような気がするのですよね。
220君の欠陥ブレーキブースターの件で学んだ通り、
古い車の部品についてのメーカーの中途変更は
当時の設計者の意図を考えずに殆ど現代の自己都合で行われるもので、
現代車のそれのように十分なテストをしていない事が予想され、
必ずしも正しくないって事が判っていますから、
これも長い目で見た時にはどうなんだろうなぁ、、、と思ってしまいます。
あまり多くの種類の部品を揃えたくないというメーカー側の事情も判らんではありませんが、
この式のW/Pハウジングを使っている車種はまだまだ結構多い筈なので、
これくらいは元々の材質の部品にしておくことが出来なかったのかなぁ、、、
と思う所なんですけどね。
Posted at 2022/03/26 06:40:22 | |
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