5月30日は、午前中にJAF筑波サーキットトライアル選手権の第3戦、午後に筑波TC-2耐久の第2戦に参加してきました。
前回のブログに書いた午前中の部の続きで、今回は午後のTC-2耐久について書きます。
私たちのチーム、fineracingは2017年からこの耐久イベントに欠かさず参加しておりまして、2017年~2020年までテンロククラスで年間優勝をしていたのですが…
2021年からクラスレギュレーションが変更となり、2000ccクラスと一緒になったことで前回の第1戦はかなりの苦戦をしました。
3世代のスイフトスポーツで編成している私たちのチーム。
今回は、チーム39にZC32Sが2台+ZC31Sが1台の3台編成。
チーム40にZC33Sが2台+ZC32Sが1台の3台編成を組んで臨みました。
前回の反省を生かして、今回は戦略的なレース展開をしようということに。
まず、上位を狙うのはパワーで有利な33スイフト2台を擁するチーム40とし、チーム39はその援護役に徹してもらうことに。
ピット内に監視モニターを接続して、リアルタイムで自分のチームとライバルチームのタイム、LAP差や位置関係などを把握し、LINEのグループ通話でドライバーに伝えます。
レース中、他チームの方もこっそり覗きに来ていました(笑)
ドライバーのバックアップ役は、午前中のサートラを走り終わって一番ヒマをしている?私が担当しました。
作戦がうまくいくか不安の中、本戦がスタート!
チーム39の1番手、いしいさん
チーム40の1番手、47さん
走行写真を撮ってくれているのはfineracingのカメラマン、エブリィ~さんです。
20分ほど経過したあたりで、さっそく黄旗でSCが入ります。
物見している方からの報告によると、どうやらオイルを撒いた車両がいるようで、オイル処理のためにSC解除には時間がかかりそうとのこと。
アクシデントの時に車両交代を済ませてしまうかが悩み所ですが、ピットレーン出口を確認すると赤信号。
この状況でピットインしてしまうとコースに復帰できなくなるため、ドライバーには走行継続し周回数を稼ぐように伝えます。
SCが解除となりレース再開、ピットレーン出口の信号も青になったのを確認し、まずはチーム39にピットインするよう伝えます。
今回の作戦ではピットインのタイミングが重要で、上位を狙うチーム40の後方に援護役のチーム39を走らせたい戦略なので、2チームの車両位置をモニターで確認しながら指示をしました。
チーム39が車両交代を終えてクルーがスタンバイしたのを確認したら、チーム40にもピットインを指示。
チーム39の2番手、いせやさん
チーム40の2番手、katoさん
2番手ドライバーは2人ともまだお若いせいか?他車との混戦でつらそうな声がヘッドホンから聞こえてきます。
1人のドライバーが担当する時間は約40分ですが、経過時間がまだ少ない時は「10分経過」と伝えて、残り時間が少なくなったら「残り5分」と伝えるようにしました。
「残り30分」や「35分経過」と伝えるより走る側の負担感が減るそうです。(と、昔教わりました)
つらいと言いつつしっかりライバル車を抑えて走る、いせやさん。カッコイイ!
気温が30℃超えの長時間走行なので、体調は大丈夫か?ブレーキやタイヤは問題ないか?確認しながらピットインのタイミングを決めます。
チーム39のアンカー、ユーチューバーのポンコツドライバーことrauさん
チーム40のアンカー、コロコロまろんさん
アンカーのベテランお2人には、相手にしなくていい車両と抜かれてはいけない車両だけを伝えながら、ペースなどはおまかせして走ってもらいました。
さすがはベテランのお2人。ドライバー同士の意志疎通や後方からの援護もバッチリ。
そして、チェッカーまで無事に走り終えると思いきや!
rauさんから「車が燃えてる!」との声が!
聞いてびっくりしましたが燃えているのはrauさんではなく、他のチームの車両でした。
ということで、最後は赤旗でレース終了となりました。
総合結果です。
なんと、下位クラスの私たちが最上級のクラスsuperを多く押さえて上位に入るという結果に!
チーム40は総合8位(クラス4位)
チーム39は総合15位(クラス8位)
という結果でした。
非力なスイフトで、Sタイヤも使用可能なレギュレーションの中なぜかアジアンタイヤで戦うという(笑)私たちのチームが、電光掲示板にしっかりとチームナンバーを残しました。
戦略次第で大きい車とも戦えるということを、チームのみんなが見せてくれました。
次戦ではさらに上位を目指すために、今回の結果をふまえた作戦を検討しています。
ということで参加していただいた皆さま、ありがとうございました!
Posted at 2021/06/02 20:44:26 | |
トラックバック(0)