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イイね!
2017年05月16日

クーラーコンプレッサーのシール交換

久々の911の修理!

先日911に乗ってきたのですが、走っていてそろそろクーラーが使えるように準備しないといけないな~~っと思い、ようやく重い腰を上げてコンプレッサーのシール交換をすることに。




外してきたコンプレッサー




元々は964純正のコンプレッサーで、デンソーの「10PA15C」
システムもコンプレッサーもR-12仕様だけど、普通に134a入れて使ってます。




こちらが去年から準備していたシールキット(134a対応)
アメリカから個人輸入で入手。
日本製のはずなのに日本じゃ簡単に手に入らないのはなんでだろう?

コンプレッサーを外すとなるとガスを抜いてホースを外しておくことになるため、レシーバータンク保護のためにも短時間で作業を終わらせてガスの再充填が必要となります。
なので、クーラーを使うような季節になってから作業しよ~~っと1年近く前から放置されていました。


まずはマグネットクラッチから分解していきます。


シャフトに面していたところになにやらオイル漏れの形跡が・・・




コンプレッサーオイルが垂れてきてます。
ガス漏れはワンオフで作ったホースとの接合部分のみだと思っていたけど、コンプレッサー本体からも漏れていたとは。

まあ元々本体からのガス漏れを危惧していたからシール交換を予定していたのだが。




ボルトを外して蓋を開けるとこんな感じ。





シャフトから漏れるという事はこのオイルシールがダメになってるって事ですね。





ケース外周には大きなOリングもあり、このコンプレッサーは全部で3つあります。

ちなみに穴の開いている黒いプレートの部分は2枚構造になっていてリードバルブになっています。





パーツクリーナーで綺麗にしてオイルシールを交換

シールのリップにはどんなグリスを塗ろうかな~?っと考えましたが、鉱物系のオイルを塗るのもなんだかな~?っと思い、無難なところでシリコングリスを塗っておきました。
まあいずれにしても少量だから特に問題にはならないはずだが・・・・・

本来は何も塗らないのが正解なんでしょうけど、塗ったほうが作業性が上がるし・・・・・




シリンダー部分?を外したところ。
こんな風にピストンが配置されています。
これが裏側にも同じように配置されているため、10気筒って事になります。

軽くオイルを拭き取ってOリング交換をして再度組み立て。




組み立てる際はこのコンプレッサーオイルを塗布して組み立てています。

POE系のオイルってやつらしく、R-12の時に使われていたオイルと親和性があるので、R-12からR-134aへガス変更する際にはこのタイプのオイルを入れるといいらしいです。




組み立て完了!

最後にガスが抜けるときに失われたであろう分と、今回拭き取った分のオイルをテキトーにタラ~っとコンプレッサー内に補充しておきました。



今回コンプレッサーを取り付けるついでにファンベルトの調整もしておきます。
結構ダルダルになっていて、アイドリング時はベルトがブルブル震えていたので・・・・
でも負荷があまり掛からない為か滑りはしなかった。
(エンジン停止時に手でファンを直接回すと簡単に滑っていたが)


ファンベルトのプーリーは貼り合わせるような構造になっていて、ナットで固定されています。
で、そのナットを外したところ。

911はファンベルトがエンジンの冷却のすべてを担っているため、まさに生命線です。
バッテリーの充電はともかく、ファンが回らなければおそらく1kmも走れません。
そのため車載工具にベルトとベルトを交換するための工具が入っています。

ベルト交換自体はとても簡単なのですが、クーラーが装着されてからはコンプレッサーのベルトを外さないとファンベルトが交換できなくなったので、少し面倒になりました。




さて、ナットの下にあった皿状のワッシャを外すとここにシムが入っています。
現行2枚入ってます。




プーリーの片割れを外すと、ベルト内側にもシムが入っています。
こちらも現状2枚入ってる。

お察しの通り、このシムでベルトの張りを調整します。
今回はベルトをさらに強く張りたい方なので、ベルト内側に入っていたシムを1枚ナット側に移動させてプーリーの隙間を狭くしてやることによりベルトを張ります。




シム1枚移動でベルトの張りはいい感じになりました!

あとはコンプレッサーも元に戻して、、、
って、ホースとの接合面に使用するコニカルシールを持ってくるのを忘れた・・・・

ホースの取り付けはまた後日ですね。
ホースを取り付けたらとりあえず真空引きして、また天気のいい日にでもガスを充てんしますか~
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2017/05/16 01:01:29

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この記事へのコメント

2019年2月8日 20:18
はじめまして!こちらは倉吉からです!コンプレッサーオーバーホールに関して検索していたらたどりつきました!同じ鳥取県内で嬉しくおもいます。私もデンソーのコンプレッサーオーバーホールするのに、オーバーホールキットを購入しました。ほぼ同じ10PA17なのですが、シャフトシール挿入に関して教えてください。シャフトシール挿入ふるときにスプラインに触れて切れてしまわないよう、鉛筆キャップのような治具があるはずですが、入手できなく困っています。その治具なしで交換できましたか?もし代わりに使用されたものがありましたら教えていたはだけませんか?よろしくお願いします。
コメントへの返答
2019年2月8日 23:32
はじめまして。
お近くですね^^;
おそらくブレーキのカップ挿入冶具と同じ構造の物があるのでしょうが、私の場合は丁寧に挿入すればイケるんじゃない?という感じで、冶具無しで組み立ててしまいました。
おかげで去年の9月29日の記事の通り、僅かに漏れが発生していることが判明しました・・・・

ちなみにシャフト挿入時に気づいたのですが、シャフトシールは通常のオイルシールとは少し構造が違い、新品状態は内径がかなり小さくて、シャフト挿入時にシールのリップが広げられることによってその形が付いて固定される、というような感じになっていました。(リップの中に芯が入ってるのかな?)
なので、冶具を使ってじわっと正確にシールのリップを広げてやる必要があるものと思います。
冶具はピッタリサイズでなければ意味が無いので、専用品が入手できないようなら作る以外に手は無いかと思います。


ちなみにですが、プロフに乗せていたクラブマンですが、あの特徴的なシートを以前に見た覚えがあります。
もしかしたらお会いしたことがあるかもしれませんよ? (完全に人違いの可能性もありますが・・・・)
2019年2月9日 10:09
早速の返信ありがとうございます!私は無駄な工賃払って信用のならない業者に任せないために自分でできることは行っていますが、ブログを見る限り、すごい技術を持っておられて脱帽です!かっこいいですね!!勉強させてください!
シャフトシール治具はやはり必須なようですね。ただ、スプラインで傷つけないためだとおもってたので、たとえば、固めなクリアファイルなどで、円錐形を作って使えばいいと思ってましたが、シールの中には保形するようなものがはいってるんですね。それなら、簡単にファイルは凹んでしまいますねぇ。新たに作るとか、技術はないのでなにか代わりにできそうなものがあればいいのですが。。
クラブマンは実は昨年10月にヤフオクで売ってしまったのです。シートはイージーライダースというブランドでネットでも普通にうっているので誰かほかの人かもしれませんね笑
2019年2月9日 14:32
お疲れ様です!たとえば、シャフトのシールがはまる位置の上あたりから上に向かってビニールテープを巻いていって円錐状に作っていったらどうでしょうか?重ねて貼っていくのである程度強度もありそうなきがしますが。。
コメントへの返答
2019年2月10日 0:49
テープを巻くというのはよくある手段ですが、おそらくはそれでイケるんじゃないかな~?っと私は思います。

ただ、組み立て後はシャフトがカバーの奥の方に位置するので、最後にテープがちゃんと剥がせて回収できるかどうかが気になりますが・・・・
まあそんなに凄い粘着でもないですし、ラジペンなどで引っ張れば簡単に取れますかね?

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