12/1 曇り 気温3~4℃
今回は(も)長文で、説明多めなので、キョーミの無い人はスルーでw
タイヤの発熱性やサイズによるブレーキの前後バランスの変化についてのレポートです。
前回、フロントサスを16キロから18キロに換装し、そのテスト段階でドラシャブローしちまった為、もう一度アシのセッティングと、タイヤの組み合わせを含むテストをするため今回も阿讃に行ってきました。
加えて、フルブレーキ時にABSが介入する件とドラポジの変更も同時進行的に行い、ちょっと詰め込み気味ではあるが、今年の目標の48秒台に乗せる為に地味だが大事な作業をしたいと思います。
先ず、タイヤの選定。
今年はA052も候補に入れ、245/40R17を用意したのだが、タイヤのキャラと言うか、スリップアングルを付けながら曲が(曲げ)る特性がワタシの走らせ方(肌?)に合わず、タイムに繋がらず。。
間違えてはいけないのは、A052はちゃんとグリップするタイヤだと言う事。
その上、少しミスってもリカバーしやすく、挙動も温度による変化も緩やかなので、大馬力FRのリアタイヤになら凄く良いのでは?と思う。
パワーを確実に路面に伝え、滑らせてもコントローラブルなタイヤだと感じた。
そして、RE71RSは暖まり易く、A052以上にグリップするが、適正温度を超えると、一気にタレ始め、それでも攻め続けるとトレッド剥離を起こし、著しいグリップ低下を招く様になる(終わった状態)。
突っ込んだハナシ、真逆なワタシのアテとしてはA052の利点はあまり必要の無いスペックで、一発のタイムアタックを狙いなら、RE71RSが良いかな?と。
71はワンサイズ小さい235でもタテ(ブレーキ)、ヨコのグリップ力はA052-245より高いと思うので。
ただ、タイヤは円運動する最外周のパーツなので、それが軽くなるA052の恩恵たるや凄まじきモノがあり、タイヤ単体の軽さ=速さと言うのは間違いの無い図式を感じさせる。
それに対し、タイヤ重量は重くなるがケース剛性を高め、強力なグリップ力で狙ったラインをトレースし、ボトムスピードも底上げし、結果的にストレートの車速をも上げれる71は、少ないパワーをより有効に使いたいワタシにはベストだと感じている。
しかし、スポットの狭さゆえ一桁気温の時期でも2~3週で結果を出さなければならないと言う。。
と言う訳で、しっぺ返しのキツい、しかし、思ったラインを狙い易いRE71RSに決定。
で、今回のサイズは245でもなく、255/40R17をチョイス。
単体の重量が11.7キロもあり、10キロを切るA052とは2キロ近い差がある。
加えて直径も628→635に大きくなるので立ち上がりではダブルで不利になるかも?
なので、とりま、21年製の平行輸入物の売れ残りディスカウントタイヤでお試しって訳です。
しかし、実際はNewE/Gのトルクが増えた事で思ったより悪い方向には働かず、コーナーのボトムスピード向上からむしろストレートも伸びると言う嬉しい誤算。
29回目のデーターを挙げると、
9時枠(10℃)に、フロントにA052の245、リアに71の225。
タイムは49.753秒、最高速は113キロ。
11時枠(12℃)に、フロントに71の255、リアに71の225で、車高の変更無し。
タイムは49.462秒、最高速は112.4キロ。
補足情報として、気温10℃台で113キロは過去最高なのは間違いないが、11時台で12℃なのに112.4キロ出てるのもなかなか速いと言う事。
以上の事で、本チャンのフロントタイヤは71の255/40R17に決定!
で、も、
折角お高いA052がある訳だから、リアに持って行けば良いのでは?
と思い、3セット目はフロントに71の255、リアにA052の組み合わせで走る事に。
当然、タイヤの直径が変わるので、車高(前後バランス)も変わる。
フロントは上がる(628→635ミリ)が、リアは下がる(637→628ミリ)ので、車高の前後バランスを取り直し、それに伴いトーも調整して走る。
が、ブレーキングでABSが介入してちゃんと減速しない!?
その時は原因がわからず、エアガミしたのか?と思った位。
4セット目は、71-255を使うのももったいないので、予備で持って来ていた71-235を使い切る意味で走る。
235の直径は小さい(620ミリ)ので、当然車高もトーも調整してからである。
んが、ABS介入は影を潜め、終わった71-235なのに、3セット目のタイムと同等。
コーナースピードは低いが、減速ポイントだけで稼いでいる感じ。
いや、それよりこのABS介入は何が原因だ?
と、言うモンモンとした気分で29回目は終了。
帰ってからブレーキ問題を頭で整理すると、ブレーキの踏みしろが若干スポンジーになってはいたので、ブレーキのエアガミを疑いエア抜きするも、全然フィーリングは変わらず。
次に疑うのがパッドの当たり面。
ハードブレーキングを繰り返すと、パッドの外周と内周では摩耗具合が変わり、外周の方が多く摩耗するので斜めに削れて行く。
そうなると、ディスクに押し付けた時と離した時の差が大きくなるので結果的にスポンジーになってしまう。
そもそもエアガミと違って、ダブって踏んでもストロークが変わらないので、先に気付くべきだったケド。
それを修正し、アタリ付けをしたらタッチは向上したので、とりまコレで様子をみてみよう。
次に考えられるのは、リアの伸びしろ不足の件。
ブレーキング時にフロントに荷重が掛かり過ぎて、リアが伸び切って浮き、ロックしているのでは?
リアの車高を上げた分、ストローク(ダンパーの全長)も伸ばす必要があったのを忘れていた。
車高を3ミリ位上げたので、念のため少し多めの5ミリ程伸ばす事にした。
コレで、ようやく12/1の阿讃サーキット30回目のハナシになります。
今回は、
フロントは71-255、リアはA052-245の組合せで、ABS介入の原因究明がメイン。
後は、車高の前後バランスの確認と、
予備として持って来た71-235を履き潰す事。
朝イチは気温が3℃、路面温度が2.3℃!
ちなみに気温が21.2℃になっているのは、車内のぬくもりが残っているからですw
しかし、、、
気温が低いのは良いが、路温は低すぎ。。。
慎重にウォームアップを5周して、いざアタック!
しかし、しかしである、
やはりリアが効きすぎてABSが介入しまくりで、まともに減速出来ず、結果的にブレーキングポイントを早める事しか打開策がない!
とりあえず、ベスト更新の49.286秒は出たものの、内容的にはオモシロクない!
特に1コーナーと2コーナーのブレーキングポイントが2~3m早いし、奥まで引き摺り過ぎ。
その後も周回を重ね、エア調整した後クーリングラップを挟み、もう一度走ると、ABSの介入が若干減った!?
んが、フロントタイヤは若干タレ気味でうまくノーズが入らないし、ホームストレートの最高速もさっきより落ちた。
しかし、ブレーキ等のリズムはいつも通りに走れ、1コーナーのボトムも高く、バックストレートは今までで最高速の110キロをマークし、本日二番時計の49.336秒をマーク。
どうやら、71よりA052が暖まり難いのが原因かも?
特にリアタイヤは暖まり難いので尚更である。
なら、フロントもA052にしてジックリウォームアップする?
それともリア用にタイヤウォーマー買う?
いやいや、そんなバクチ的な勇気もなければ、A052に合わせたセッティングを一からする時間も無いし、しかもコレ位のタイムでタイヤウォーマーって。。。(/o\)ハズイ
それに、フロントを235サイズにした時にほとんどABSが介入しなかった事を考えると、ブレーキ力のバランスが、タイヤの直径分の変化で、
71-255<A052のリア優勢から、
71-235>A052のフロント優勢になった(戻った)から、かも知れない。
そう言えば、71-255(635ミリ)と71-225(637ミリ)を組合せた時はABSの介入も無かったような。。
特に、A052+TE37SLの組合せは今までで最軽量だった為、直径が小さいのと、暖まり難いのが合わさり同じ踏力でも効く(ロックしやすい)のでは?
逆に、フロントは暖まり易いのでグリップするし、重く直径が大きい為、同じ踏力でも効きにくいからだと思う。
そして、4セット目でフロントを71-235にして確認したら、やっぱりABSの介入は無かった。
以上の事を考えると、今年の本チャンは、RE71RSの
フロント、255/40R17
リア、225/40R18
に、決めました。
納期も12月の中旬で、だいぶ前から注文入れてたTE37 SLも入ったので、
なんとか今年中にアタック出来そうです。
あ、後、いつぞやの爆音MSアクセラの方が来られて、
沢山写真取ってくれました。
場所はコークスクリュー
進入時、思った程フロント寄りになっていない。
おっとぉ?縁石踏んでるっぽいね。。
いつもなら縁石踏むとこの後リップを必ず擦るんだけど、
今回は余裕があるように見える(^^)
ギリだけど、アウトでは無いねw
フロントを18キロに換えた恩恵かも?
あ、MSアクセラの方は1秒以上更新して帰っていかはりました。
えっ?ワタシ?
今回は0.1秒以上の更新って事で、、。
フッ。
またボコボコにされちまったって訳です(´Д` )