
6/1 晴れ~曇り 19~21℃
リア ロアアームのブッシュを打ち換えたので、阿讃サーキットにて確認作業をします。
タイム的な事は一旦置いといて、コーナーでリアの挙動がどうなるのかをメインに検証したいと思います。
先ずは、純正ブッシュからウレタンブッシュに換えた事によるメリットとデメリットを考えると、
メリット
○ブッシュの捻れ抵抗(反発)から解放されるのでアームが良く動く。
○ゴムブッシュより硬いので、各Gの増減による支点のズレが減る為アライメント変化が少なくなる。
○アームの動きが曖昧になりにくい為、限界時の挙動が掴み易い。
○路面のインフォメーションがダイレクトに伝わるので対応しやすい。
デメリット
●ブッシュの捻れによる反発が無くなる為、総合バネレートが下がる。(結果サスが柔らかくなる)
●アームの位置が1Gの位置より上がる時も下がる時も反発が無くなるので、コーナーではロール量が増える。
●ブッシュの素材が硬い為、細かな振動も増え、乗り心地も硬くなる。
●轍などで、ハンドルをとられ易くなる。
と、細かい事を上げればキリがないが、殆どが裏を返せば的な事である。
ハンドリングがシャキっとすればするほど、キックバックも増え、正確に操作しなければならないし、路面からのインフォメーションが増えるって事は、不快な振動も増えるって事。
そして、サスが良く動くって事は、サスの仕事量も増える事を意味し、サスやダンパー本来の性能差が顕著に出るって事でもある。
そして、純正ブッシュは1G状態で固定しているので、それより沈み込む時は勿論、伸びる時も反発しているので、ロール時は左右水平(1G状態)に戻ろうとする、スタビライザー的な効果もある。
ただ、それだけ反発する力があるって事は、動いて欲しく無い方向にも動いてしまう訳で、不要なアライメント変化を招く原因でもある。
結局、全てはトレードオフの関係にあり、アレもコレも良くする事は出来ない。
ならば、イヤな所をツブす為なら、目をツブる所も致し方ないって事で走って確かめる事に。
1セット目は、今までのレート(たしか6キロ位?)で走り、2セット目は8キロのサスに交換して比較してみる。
ちなみに、純粋に比較するためダンパーの減衰力は同じとし、タイヤはフロントがCR-S、リアはAR-1で、出来るだけ同条件になるようにした。
1セット目、気温19℃だったが、すぐに20℃に。
この気温なら、50秒前半が出れば上出来だろう。
タイヤも出来るだけ消耗させたくないので、アタックの回数は少なくしたいし。
とかー、思いながら走るも、50.081と、もうちょいで50秒切れそう。
一旦、ピットインし、エアー調整したのち、ちょっとダケ追加アタックw
したら、49.969が。
イヤイヤ、タイム的な事は置いとくハズぢゃなかったんかい!ってツッコまれた気がしたが、それはそれ(笑)
で、走った感想は、やはりロールが増えた感じが強い。
それに加え、ブレーキ時にリアのリフト量が増えた分フロントに荷重がイッキに掛かる為、チョイ早めにガツンと踏んでちょっと抜くカンジでコーナーに進入しないとリアが接地しない感じ。
要は、伸びる時の減衰がやや強い感じで、インリフトしてるかどうかワカランが、一瞬ヌケる感じがしてそれ以上ムリにツッコめなかった。
今にして思えば、一度減衰を下げて確認すべきだったが、同一条件下でテストする!としか考えていなかったのが災いした。。
ま、どちらにせよあんまり走ってタイヤ消耗したら本末転倒なので、早めにピットイン。
少し冷やす為に、朝飯食って、フロントタイヤを左右ローテついでにCR-Sのチェックする。
特に悪い磨耗はしていない。
AR-1の時はタイヤのセンター周辺が先に磨耗して、ヒドイ時は剥離する事もあったが、CR-Sはキレイに減っている感じ。
もうちょいキャンバー付けてもいいかな?とは思うが、ただ単にアンダー出し過ぎでショルダー付近が先に磨耗しているダケなのかも知れないので、もうちょい様子を見ようと思う。
お次は、リアサスの交換。
上が今まで付けていた6キロ(多分w)、下が8キロ。
ちなみに8キロの方が僅かだが線径が細い。
なんでかは、知らんけどw
とりあえずカタログスペック(?)を信用して換装する事にしよう。。
大体のカンでサスの調整シートを46ミリ位で組み付けたが、思いの外車高が低くなりすぎたので、もう一度調整すると言う二度手間(笑)
元の車高より15ミリ位低く、それ位まで上げるとすると、リアのレバー比は1.4なので、調整する長さは大体10ミリ強。
シート1回転が1.5ミリのピッチ(多分w)なので、7回転も回さ無いといけない!Σ( ̄□ ̄;)ウウ
下に潜り込んで、それで無くてもクッソ狭い所を車高調レンチでこちょこちょやって、、、、,,,
なんとか調整出来たが、ヘタすりゃサス交換より時間掛かったんじゃ無いの?って位(´Д` )ツカレタ
お昼はとっくに過ぎているが、ゆっくり飯食ってる暇は無い。
さっさと走らないともはや気温は21℃に。。
タイム的な事は気にしないつもりだが、ヘタすりゃ0.5秒位下がるかも。。
イヤ、タイム的な事は気にして無いけど。。
が、タイム的には、50.337と、0.4秒弱の差で、良いのか悪いのか判断しかねる位ビミョー。
フィーリング的にも、良くなったのか悪くなったのか、あんまりワカラン感じ。。
下界よりは涼しいとはいえ、まーまーな気温下での長時間作業の為、疲れ果ててしまったのかもしれない。。
今までは、立ち上がり時に敢えてリアが沈む様に6キロを使ってセッティングしていたので、フロントはあまり浮き上がらずトラクションが抜け難くしていたが、8キロに換えてからはリアが沈まない分フロントが浮くので、その分トラクションが抜けてるかな?って感じ。
ただ、アクセル開けても以前より姿勢変化が少ないので、コーナー中にパーシャルプラスアルファで踏み込んでも曲がってくれる(気がする)。
しかし、コーナー中はどっちも以前よりロールしてるし、6キロも8キロも目くそ鼻くそ的(笑)で実感無いが、ブッシュ打ち換え前と後では、限界付近のイヤな動きはかなり減ったと感じている。
一例として、リアの滑り出しまでの挙動が、
グッグッグッ スパーーーーン
とイッキに流れる感じだったのが、
グッグッグ グーゥーーーー
って感じで、グリップから滑るまでの"中間"が感じれて、あまり焦らず対処出来る。
1セットと2セットの気温の差が3℃位あったので、純粋な比較は出来ないが、今のエンジンなら6キロの方が総合的なメリットはあるかも?
しかし、今回の8キロと言う数値も怪しいし、そもそも新しいエンジンになってパワーが上がれば、リアのレートをもっと上げる必要が出てくるかもだし、ぶっちゃけ6キロのレートもどうだかワカランしぃ?w
まあ、走ってみて不満に思ったら換えるしかないし、最終的にタイムに繋がらなけりゃ意味無いしね(^^)
で、3セット目は、リアタイヤをAR-1から71に換え、今度はフロントのアンダーを減らすセッティングを模索してみた。
リアが良く動く様になったのは確かなので、それをどう調整してよりメリットの出るセッティングにして行くかが今後の課題。

タイム的な事は気にしない、、、
イヤ、でもこの気温で50秒切れたのはやっぱりウレシイし♪~(´ε` )
あ、結局閉店間際まで作業やら片付けやらしてて、買ってたお弁当は食べずに持って帰る事に。。
まあ、
そんな、
こんなで、
帰りの寄り道は、、、
コレしかないよね~~~(・ωく)テヘペロ
次は、リア アッパーアームのブッシュを打ち換えます!
では!