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しげ爺太のブログ一覧

2022年09月15日 イイね!

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(後編)

偉人たちの足跡@薩摩半島の左側(後編)一昨日にUPした「前編」の続きです。

意外なことに鹿児島県(薩摩藩)との縁があるザビエル卿の足跡をたどるという名目でふらふらとドライブしているお話の続きです。前回の話では鹿児島県の薩摩川内市の京泊からいちき串木野市の市来湊まで走ってきたので、今回はそこから最終的に薩摩半島中部に位置する日置市の伊集院という内陸の街まで走って行くところのあれこれになります。

なぜ伊集院なのかといえば、知ってる人は知っているアレがあるからです♪^^



では、早速続きをば。



国道3号から薩摩半島の突端にある枕崎市まで延びる国道270号にスイッチしたのち、日本三大砂丘にも数えられる吹上浜に沿って南下していくところから話を再開していきます。





で、海辺も気持ちがいいんですけど…ここは敢えて、江口浜と呼ばれる海浜公園が見えてくるあたりから県道306号に折れて内陸へと向かいます。なので、海辺の景色については少しオアズケでw




なお、この306号は別名「戸崎湯之元停車場線」とも呼ばれていて、その名のとおり道なりに走っていくだけでJRの湯之元駅へと導いてくれる道路だったりします。




そして、湯之元といえば…この地域では古くから名声の高い温泉郷だったりしますんで、ちょいと街並みを覗いてみましょう♪





3ナンバー車では少し進入をためらうような…くねくねとした細い街路を辿っていくと、最奥部で「元湯・打込湯」という看板が掲げられた温泉施設と対面できます。



こちら湯之元温泉郷の歴史は1640年前後に発見されたことに始まり、薩摩藩の御前湯指定を経て今でも10数件の温泉施設が残っていて…という感じなのですが、肝心の「元湯」さんのHPでは歴史のページが「現在準備中」となっていてミステリアスな一面もありますww




でも大丈夫。元湯・打込湯・薬師の湯の成り立ちについてはユノコさんのblogを見れば一発で分かりますので、無断でリンク貼っておきますww


(画像は“ユーノスさんとどこ行こう”から無断拝借)

…というわけで、直前に串木野の銭湯で湯を浴びたばかりなので…今回は暖簾をくぐらずに次なるスポットへと旅立ちます。いい湯ですからみなさん是非体験してレポしてください。(他力本願ww




その代りに、急いで海辺まで戻りますんでご勘弁を。




湯之元駅の南隣の東市来駅の脇からスイスイっと5分ほど走っていくとたどり着くのが江口浜の海浜公園。マリンスポーツや釣りなどの海レジャー愛好家からキャンパーやら海水浴の親子連れまで、ガッツリと惹きつけようと頑張る気概が伺える公園です。






ただ、個人的にここでガッツリ推ししてみたいのは…国道沿いに延びるこの断崖絶壁。




千葉県の屛風ヶ浦のしゃきっとした佇まいには敵わないかもしれませんが…生活空間と直結したこの大地のダイナミズムは一見の価値ありです♪




というわけで、浜辺の魅力を宣伝したらw…再び内陸へ。




するとたどり着くのは、陶芸の街として鹿児島県では名高い「美山」の窯元エリアです。豊家の朝鮮出兵に従った島津義弘が連れてきた朝鮮半島の陶工が拓いたといわれるこの街には、15代続く「沈壽官窯」をはじめ、大小10軒ほどの窯元が今でも技を競い合っています。



(下の画像は日置市のサイトから拝借)

ちなみに…沈壽官窯を経営する15代は、薩摩焼「宗家」を名乗る名家の名取で、(日本人としては14代に次いで2人目の)駐鹿児島韓国名誉総領事でもある文化人です。


(画像は朝日新聞のサイトから拝借)

せっかくですから、おそらく韓国では「薩摩半島出身の人物」として島津義弘に次いで有名であろうと思われる彼の窯を、ちょいと覗いてみることに。





さすがの名家だけあって…工房も立派ですね。傘に十文字の家紋?も素敵!





登り窯を備える桃園…ならぬ陶器の庭園も美しすぎます。^^




その足でうっとりしながらギャラリーの器類を眺めて、順路通りに売店に歩んでいくと…もう何か買って帰りたい気分になることウケアイですww






な・の・で、さくっと急須をお買い上げー♪





んで、物欲で心を満たしたら、そこの店員さんに教えてもらった近所の記念館にも立ち寄ってみます。こちらには、当地の出身でいわゆる太平洋戦争の終結時に外相を務めていた東郷翁の記録が展示されているようで。






当時の軍部との軋轢から、いったん外相を外されるものの…ポツダム宣言の頃には再登板を要請されて、挙句には東京裁判で有罪となってしまわれたお方の生涯を覗き見ることができます。…いやー、こういう展示を見ると、「時代」の荒波の怖さがひしひしと伝わってきますねぇ...。





…と、だいぶ寄り道をしてしまいましたけどw、今回の小旅行のそもそもの目的は「ザビエルの足跡」。なので、これ以上に話がそれないようにそそくさと館をあとに、次なるスポットへと急ぎます。





そして、ぶぶーんとアクセルふかしながらやって来たのは、日置市伊集院の城山公園。こちらにはかつて島津宗家が本拠を置いていた「一宇治城」が建っていました。





で、その城跡とザビエルとのつながりがなんなのかというと…実はこの場所こそが日本におけるキリスト教布教の第一歩目が踏まれた地だったりするんです。当時の領主であった島津貴久(義久・義弘・歳久・家久の4兄弟の父)が薩摩藩内でのキリスト教布教の許可をザビエル一行に与えたのがここ、一宇治城なんです。






残念ながら、地形以外に城郭の建物の痕跡は遺っていないんですけど…代わりにちょっと変わった形の展望タワーが建ってましたんで、そそっと上ってみることに。





ナマッタ体に鞭打ちながら、適度にギシギシとしなる木の階段を延々上ってたどり着いた「天守」からは…なかなかによい見晴らしが望めました♪





残念ながら桜島の姿は雲の向こうにあって拝めなかったんですが…快晴ならば…THE鹿児島!!的な風景と出会えること間違いないです。ここ、また来ようっと。^^



そんな感じで、いい感じにザビエル周りの歴史に触れて満足したら、鹿児島市にある「ザビエル上陸の地」への訪問は(めんどくさくなったので)無きものとして…帰ります。(爆




ときに、時刻はお昼時。お腹もすいてきたので、ちょいと食材を購入しつつ。





最後は、またまた海辺に向かうことに。…いやー実はですね、至近の南九州道・美山ICからさくさくっと高速ワープで薩摩川内市まで帰ろうと企んでいたんですが…このICったらハーフICだったようで、鹿児島市方面へは行けるけど逆へは行けないという罠が。^^;




というわけで、何度目かの浜辺でランチタイムとしゃれこんでみます♪





海辺で食するコンビニおにぎりと専門店の唐揚げ…旨し!!




正直言って…個人的には、大分・中津の「ぶんごや」さんの次くらいに美味しいと思えた「庄助」さんの唐揚げ…これはリピート確実かと。^^







ってな感じで、何気にザビエル以外の歴史的なアレコレに触れることの方が多くなった気もしなくもない行程でしたが…個人的には、自分が幼かったころに触れることができなかった地元の偉業や偉人たちの遺産に存分に触れることができたので、大満足となった小旅行でした♪^^

これからも、地場の魅力を探して走り回りつつ…遠方のみん友さんを一人でも鹿児島に呼び寄せることができるように頑張っていきますwww


ではでは。

いつも長々とよもやま的な話をご覧いただきまして感謝です!!

^o^/








Posted at 2022/09/16 00:19:17 | コメント(10) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記

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