
ここらで鹿児島県民のしげ爺太が、10年ぶりと称された寒気に伴ってやって来た雪に翻弄されて勉強した話を一つ。
1月24日の夜から翌朝にかけては、7年ほど前(そうだったらしいという伝聞ですが)にも引けを取らないほどの南国大雪模様となりました。でもしかし、そんな朝に自宅から60キロほど離れた空港に出向かねばならないことに。あいにくと、以前から決まっていた関東出張の出発日と日取りが重なってしまっていたんです…。なんたるちあ。
んなもんで、気象庁のアメダスで確認してみたところ、当日午前7時の自宅周辺の気温は氷点下2度で、空港周辺は同じく氷点下の-6℃なんだとか。これはトンネルを抜けなくても雪国確定www
ただ、ここまで冷えてくると道路の交通規制も大規模なものになっていて、当初は一番確実に空港に行ける道だと思っていた国道3号と10号で向かう王道のルートまでもが使えません。これは想定越えでした。^^;

(上画像は
南日本新聞の、下画像は
鹿児島国道事務所のサイトから拝借)
しかたないので、山越えの県道42号で必至こいて向かうことに。まぁ…JAL646の離陸までは5時間ほどあるのでなんとかなるでしょうという心の余裕をもって、いざ出発。
Frontエンジン-Rearドライブな我が愛車のかすかな鼻の揺れを全身全霊で感じ取り、あぁこりゃ50km/h以上出したら死ねるな…とか限界感覚を研ぎ澄ませながら市街地を超えて、いざ山岳路へ。
図示すると、県道42号で自宅から鹿児島空港に向かうルートはこんな感じです。極寒なのは鹿児島県民ならば誰でも知っている「さつま町」を通る国道504号や、高所で難所の「入来峠」を通る国道328号を避けて選んだルートだったんですが…まぁなかなかに阿鼻叫喚な感じでしたww
で、その先の山岳区間は本気で走ったので写真が無いんですけど、道中ではサマータイヤでスタックする車のオンパレードで大騒ぎ♪
…上り坂でスタックしていたのを助けたセレナのおねいさんが、次の上り坂でまたスタックしていたのを見たときには、さすがに凹んで助けませんでした。融雪剤を持った救援隊に指示だけして逃げましたwww
そしてその先の姶良市境あたりではまさかの立ち往生に出くわすこととなったんですが、歩き回って親切な近所民と接近遭遇し、迂回路情報をGetしてなんとか脱出することに成功。…あの人がいなければ飛行機には乗れませんでした。感謝。
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という具合になんとかかんとか鹿児島空港の南側、姶良国分の街に抜け出して空港まで到着。通常であれば1.5時間程度な道のりを3.5時間もかけて走る羽目になるとは(ほんとはちょっとだけ思ってましたけど…)思ってませんでした。^^
ちなみに今回の出張先は、東京都最奥部にある奥多摩の青梅エリア。…なんでか鹿児島より暖かい気がするって感じすらしたりしながら、河辺(かべ)駅前の焼鳥屋さんで舌鼓を打ったり、近所のスナックで(同い年のw)おねいさんから地元話を聞いて街の成り立ちを勉強したりしてました。
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で、そんな感じの経験をしたので、出張を終えて帰宅してから改めてチェーンとスタッドレスの性能について再確認してみたんです。そしたら(いつかどこかで見聞きはしていたのかもしれませんけど)うっかり見落としていた基本事項を再認識できたということで、このblogを書いてみました。

(画像は
あかでみっくモーターカレッジさんの動画から拝借)
その「基本」を端的にまとめると、
「上り坂」→ 金属チェーンが最強
「下り坂」→ スタッドレスがたぶん最強
ということ。…このへん、すっかり忘れてました。^^;
あと、今回の経験上、スタック車を救出したりできるので段ボールやマットなんかのスタック脱出アイテムと、平スコップは載せておいた方がなにかとお得だということも痛感。(段ボールは、自身がチェーンを巻く作業をするときにも大活躍♪)
このあと、春が来る前にもう1回くらい雪が来るのか、はたまた今後数年間はそういう事態に遭遇する機会が来ないのかは分かりませんけど、ちょっとそのあたりは肝に銘じておこうかなと思った次第でした。
ご安全に!!
Posted at 2023/01/28 18:52:56 | |
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