
今日上げた
「九州時計回り(2日目の章 その2)」からの続きです。今回は写真多めです。
2月24日。この日も快晴です。南国の日差しはなんだかちょっとだけ純度が高い気がします。えぇ、気がするだけです。でも、もしかしたらPM2.5の影響や都市圏のスモッグが無い分、地表に届く光量は高いのかもしれません。えぇ、かもしれないだけです。
前の晩しっぽりがっつりと飲んだので、今日はかなり遅めの起床となりました。薩摩川内市の中心街には市街地温泉といってこんこんとお湯が沸き出ているビジホがいくつかあります。冬の寒い朝には街路のいたるところから湯けむりが上がっていて割と見物です。そんな街中の「川内ホテル」で朝風呂を浴び、川内駅に新規オープンしていたドラゴンフライというカフェでパンを食べてからののんびりスタートでさつま町へ向かってみます。
しかし、薩摩川内市というところはガソスタの数こそあれど、見事にエネオスだらけなんですね。シェル石油を探すのに苦労しました。
市街地の最果てで車にも朝食を食べてもらったところで仕切り直してスタートと行きます。(ここ、今時珍しい「フォーミュラー」しか置いてませんでした。ほんまかいな。)
国道267号線は、薩摩川内市の上川内から人吉市までを結ぶ地方の幹線です。沿線にはそこそこ産業的な需要があるので道が広くて走りやすくてきれいです。車乗りならご存知の日特の工場もこの沿線にあります。NGKのスパークプラグはこの地で生まれているんですね。
そうこう走行するうち、あっという間にさつま町の川内川河畔に到着しました。
ここは、12年前の豪雨で大規模な水害が発生した「宮都大橋」のたもとです。こんなに平和そうに見える河川敷が、ひとたび集中豪雨を受けると簡単にあふれてしまうのですから不思議なものです。
この地区の治水政策に大きな影響を与えているのが、上流にある「鶴田ダム」。九州最大級の貯水量を誇る重力式コンクリの老ダムです。
おそらく小学生のころ以来になるのかな。ちょっと見に来てみました。川内川の氾濫は近年もなかなか解消しきれていない悩みの種です。そんな悩みを抜本解決すべく、この老ダム本体に大きなメスが入っている最中でした。
ダム工事ってなかなか壮観ですよね。
ダム堤の上流には人造の「大鶴湖」が広がり、その脇には県道404号線が寄り添って北に延びているようです。この道は通ったことがないので今回はここを経由して伊佐市・大口の曾木の滝方面に向かうことにします。
と、軽い気持ちで走り出したものの、これがなかなかの険道!途中の橋りょう群はカラフルで周りの景色も言うことないですが、夜に走るのはやめましょう。多分、怖いです。地図で見ると大したことないように見えるんですけど、なかなかどうして、割とすごい道ですよ。
安全運転で無事に広い道にでてきたー、というところに広がるのが曾木の滝です。もう少し水量が多いと壮観なんですけどね。ちょっと水不足が心配な流量でした。
この日はなんだか険道づいていて、伊佐市から出水市を経て阿久根市、長島町、天草市と渡る途中で割とすごい険道2本と戦ってきました。鹿児島県道48号線と熊本県道35号線です。多分、誰かがYoutubeなんかで険しい様子を挙げていると思いますが、避けたほうが幸せになれる道でした。
昼間でもこんなに暗いトンネルに出会ったのは初めてです。
とりま、13時過ぎに出水市に到着したのでランチとしゃれこみます。ここのお店は地元で名店と名高い「竹の子」さん。ハンバーグで有名ですが、名前はいたって渋い老舗です。
雑誌記事風に切ってみました。なかなか出会えない柔らかさとコクのある(そして味が濃すぎない)ソースとの絡みがあなたの舌を口福の楽園に導きます。
お店を出たら、次に目指すのは15:20に出港する三和商船の「国道(389号)フェリー」の乗り場です。途中には景色がきれいな「黒之瀬戸」があるので、ちょっと立ち寄ります。
黒之瀬戸から20分ほどで長島町の蔵之元港につきました。
晴れた日の田舎の岸壁は、底が見えていいですよね。平日なので釣り客もおらず、カラフルな海底の眺めをほぼ独り占めしてました。
今回乗船する船がやってきました。船の着岸の様子はいつ見ても感心させられます。さすがプロ。
フェリーの先頭に乗るのは初めての経験です。
出港の様子と船内の様子はこんな感じ。
ちょっとタバコを吸ってボーっとしていると、行先には牛深港のハイヤ大橋が見えてきました。もうすぐ熊本県に上陸です。
というわけで、今回も長くなってきたのでいったんここで区切ります。(続く)
Posted at 2018/02/27 13:11:28 | |
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高回転でちょいと遠乗り | 日記