
街中の広葉樹の葉っぱはことごとく散り去り、すっかりと冬支度を終えた12月のど真ん中あたりのこと。
そろそろ世間のみんなが来年のことを考え出すのと時を同じくして、いろんなメディアからはベートーベンの交響曲の集大成「第九」が流れ始めます。20代で聴力をほぼ失いながら、40代になってあんなにすさまじい総花的な曲を描き上げるんですからたまげたもんです。さすがは楽聖。
というわけで、15日は古賀市で開かれる第九演奏会に行ってきました。風物詩ですからね。
木枯らしに吹かれるのを覚悟で、割と厚着のいでたちで古賀市に来たものの、それほど寒くはなくて少しがっかり。とりあえずまぁ、演奏会の開始までは少し間があるので散歩してみることに。
そういえば朝から何も食べていなかったということを思い出して、何か食堂的なものを探すのですが、これがなかなかHitしません。市役所前から国道495号線のほうまで歩いてきたところで、ようやくうどん屋さんを見つけたので突撃してみることに。
ここは面白い店ですよ。内装や見た目への投資を極限まで抑えて、お料理の値段を頑張るというスタイルの鏡みたいなやり方で、もう15年間もやっていらっしゃるそう。見てくださいこの値段。
そしてこれ。注文したのはごぼう天うどんと唐揚げ単品(8個)だったのに…唐揚げ何個出てきてんのよ。(笑) ごぼうも後乗せできるよう唐揚げと一緒にバットで提供されています。んで、これでたったの560円。しかも税込みで。もうね、まじですか、と。
これで旨くなければ、安さとの相殺でトントンといったところでしょうけど、いりこが効いただしも、生姜が効いた唐揚げも上手いもんだから困る。オーナーさん…あなたは神ですか。
というわけで、満腹の胃袋を抱えながら古賀駅裏の
「ニビシ醤油」の工場前を通って、第九演奏会会場である「リーパスプラザこが」に向かうのでした。これは寝ちゃうコースか?
しかし、そんな心配もよそに、司会を務める古賀市民オケの槙野先生の軽快なトークと、本物のオーケストラ演奏が繰り出す重厚でダイナミックな音に、寝る間を奪われてしまいました。やっぱ歓喜の歌を聴かなければ年は越せませんね、と再認識。
14時開演で16時に無事終演。そのまま海沿いの道から福岡市に戻ります。
福岡市で一番ののっぽマンション「アイランドタワー」を横目に、この辺でコンテナヤードを背景にして撮影できるポイントがあるんだよなぁ、なんて思いながら天神のど真ん中経由で南下して向かった先は、自宅から一番近いところにある手洗い洗車場です。
ここで、たぶん今年最後となる「手洗い洗車納め」に臨みます。いえね、寒さも厳しくなかったんで、なんとなくなんですけど。
いつものとおり、ささっと泡洗車コース(600円)できれいさっぱりになりました。年末にボンネット内と車内清掃をしようと心に決めて、いったん場を離れます。
んで、うちに帰るかと思いきや、再び夜の街に出るという。…実は、先月封切されていて気になっていた映画があるので、レイトショーでも観るかと早良区の百道まで繰り出してみることに。
百道といえば、福岡タワー。この時期はきれいですね。毎年毎年、電飾のレベルが上がっているような気が。おっさんが一人で見に来ちゃいけないものになりつつあります。(笑)
映画館は、先日オープンした
「MARK IS」にあります。余談ですが、その目の前にあるSHELLのスタンドは激安でよいですよ。この日(12/15)は、ハイオクがリッター157円でゲットできました♪
(ポン太カードと、その場でもらった割引券併用。もしや福岡県最安かな?)
そして、気になる映画のほうはというと…こちらです。「RAILWAYS」シリーズの第三作目
「かぞくいろ」です。この作品、國村隼さんの名演が気になるのはもちろんなんですが、映画の舞台がワタクシの故郷を走る「肥薩おれんじ鉄道」ってことなので、これは観るしかないなと思った次第。
おそらく劇場映画を見るのも今年はこれで最後、ということで「観納め」に臨みます。
なんだかあれですね。ネタばれしないように感想を書くとすれば…家族を持つというのは大変なんだなあということがよくわかるお話でした、って感じでしょうか。(小学生の感想文かよww)
ちなみに、作品の中で出てくる「大川」というところはこの辺にあります。聖地巡礼されたい方は、ぜひどうぞ。国道3号線沿いの「道の駅阿久根」から近いですよ。
(最後にたわごと)
「かぞくいろ」の作中での國村さんのセリフ
「おまえが勝手に死ぬから、こげなことになるんじゃ。」を、現地人(の団塊世代)風に言い直すとこうなります。
「わいが勝手にけ死んで、こげんなっとよ。」
Posted at 2018/12/16 12:27:49 | |
トラックバック(0) |
近場のちょい乗り | 日記