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しげ爺太のブログ一覧

2022年10月16日 イイね!

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その3/完)

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その3/完)3日前にUPした「その2」の続きです。

鹿児島県出水市のコスモス園から熊本県水俣市の鄙びた温泉街を経て、ふたたび鹿児島県に戻ってきてからの伊佐市大口の市街地立寄り、そしてお隣の湧水町栗野の市街地お散歩という感じでふらついてきたところまでがこれまでのお話し。

今回は、湧水町を発って霧島連山の辺縁を大回りしながら鹿児島県のど真ん中あたりを通って最初の出発地である薩摩川内市方面に戻っていくところについてつづっていきます。ときは10月9日の日曜日。天候はあいにくの小雨模様といった感じで。




ただ、真剣に帰途につくまでにいろいろと寄り道をしていかねば…つまらない!というわけで、県道103号で栗野岳方面に向かって上り坂を駆け上っていくところからのお話再開でーす。





この道すがらには、近現代の名だたるアーティストたちの作品を展示している「霧島アートの森」という美術館があるんですが…すみません…センスがない私にはその道のあれがそれで、それらの善し悪しが全く分からないので…スルーしますww




で、それをスルーして何を目指しているのかといえば…これこれ。ここの地熱発電所。この先の時代の明暗は、なにげに再生可能エネルギー生産の効率化と流通の安定化にかかってますからねー。今のままだと諸々が破綻しちゃいかねません。



だがしかし、施設見学できないんですか…。うううー、ここまで来てなんという…。これぞ…限りある資源とエネルギーの無駄遣い以外の何物でもないロスになっちゃいました。ww



ただ、そんなことにもめげずに103号をさらに奥に進んでいけば、韓国岳や高千穂の峰がそびえる風光明媚な地帯に行き当たるんですけど、あいにくのこの天気ではなんにも楽しめないこと必定ですんで、やむなく後退して街の方へと踵を返すことに。





ただいま、栗野の街…。




でも、そんな姿を見た神様が不憫に思ったのかどうかは知らねど…麓の街への帰り掛けにとってもいい出会いがあったんです。その出会いの場所は「栗野岳温泉南洲館」





愛おしそうに工事中のバリケード付近で敷地の奥の写真を撮っていたところ、女将さんらしき人が中に招き入れてくれたんです。あぁ、なんという僥倖♪



なので、お礼もそこそこに、温泉成分でガンガンに変色している側溝にうっとりしながら、早速奥地へと駆けだしてみます。この奥地には…面白いものがあるんですよ。^^





そのままに勢いをつけて古い石組みの階段らしきものをトントントンと上がっていくと、開けてくる景色がこちらの湯けむり満載な源泉地帯。なんとも荒々しい自然のダイナミズムに惚れ惚れ。






そしてその更に奥には、ラスボスがひょっこりと顔を出してきそうな勢いの湯けむりモワモワ+源泉ブンブクな「地獄」が待っていました。いやはや絶景かな♪





絶景なので…南洲館さんの営業再開を心待ちにしつつ、ここの風景も動画で残しておきますー。コロナのばかー!!



これまで、当然ながらに出身県としての鹿児島が温泉大国だと思っていろんなお湯を巡ってきたところではありましたが…勉強不足が露呈してしまいました。いやー、霧島火山帯が秘めるエネルギーって、やっぱハンパないんですね。そして栗野の街がこんなにも面白いところだったとは…。いままで見向きもせずに過ごしてきてスミマセンww





しかして、若干急ぎながらも壮大な寄り道を終えたらば、巻き巻きで帰途につきます。





国道268号に戻ってさくさくっと宮崎県境を越えたら、とりあえず三州をまたにかけた形が作れたので、あとはひたすら帰りますww





えびの市まで来たのなら…京町の温泉街やら生駒高原のコスモスやら、と…魅惑的な立ち寄りスポットがわんさか控えているんですが…ここは心を鬼にするために高速道で振り切りますw





そしてそのまま…全てを忘れて未練を残さないように、雨の宮崎道を一気呵成に駆け抜けて高原ICまでひとっ飛び。次いで国道223号で霧島山の東側に潜り込んで南下してやろうと試みを。





だがしかし、どこで何を間違ったのか…221号に乗っかってしまい、かといってUターンするのも面倒だったので、流れに身を任せてそのまんま東へ。んで、その先には東国原さんの出身地として有名な都城市が待っています。





当初は霧島連山の周りをちゃちゃっと小回りして鹿児島市方面に向かう予定だったんですが、想定外の大回りに。まぁ、たまには回り道するのもまた人生かと割り切って、単調な国道10号をひたすら走って鹿児島市方面へと戻ることに。



人口16万人弱の優都はさすがに混んでるなぁ…なんて思いながら、鹿児島の焼酎飲みからすると目の上のタンコブ的な霧島酒造の工場を脇目に、市街地のど真ん中をさくっと通過。





その後、強くもなく弱くもない程度にしとしとと静かに降り続ける雨のように、アガることもサガることもなく極めて単調にしばし走りつづけて鹿児島県境と何度目かのコンニチハを果たしたら、何となくダレてきた気分を変えるべく国道504号にスイッチして南進!





大隅半島の基幹国道は、ほんと走りよいなぁと感心しながらずんずん南に進んでいけば、やがて中心都市の鹿屋市へと導かれるんですが、考えなしにそっちに行くと、そのうちに内之浦のJAXAの観測所から宇宙へと投げ出されかねないのでw、いい感じのところで錦江湾(鹿児島湾)沿いに出られる県道へと折れます。





30キロで安全運転する軽トラさんと別れた後、うっそうとした杉林をしばらく走って抜け出したら、眼下には穏やかな湾が広がってきます。…晴れてたらいい景色なんだけどなぁ。雲が低い。><;





つづら折りな県道の最後を慎重に下りきって国道220号に乗ったら、そのまましゃしゃしゃーっと走って桜島に乗り込みましょうか。こういう感じで天気が悪くて眺望が良くない日には、強制的に気分をアゲていくブースター的な手段をとる必要があります。





なので、今回はそのブースターとして「桜島フェリー」を使ってみることに。





なんとなく…道の駅に立ち寄るのもおっくう…なんて思えてしまうような気分だって、フェリーに乗ればきっと一発で晴れ上がってくれるはず♪





さぁさぁ、いざ乗船。…って、ほら。やっぱり気分が上がってきましたww




デジカメの電池が切れようが、桜島を離れたとたんに山頂にかかる雲が晴れてこようがと、いろいろと不都合なことが起きたってもう大丈夫。フェリーに乗っちゃえば万事解決で身の回りの世界は平和になるのです。…航行している15分間だけの束の間の平和ですけどwww





そんな感じで気分をリセットしつつ鹿児島市街地に上陸したら、もうあとはひたすら北上してお家に帰るだけ。路面電車の邪魔をしないように気を付けながら右折して国道3号を漸うと。





…で、のんびりと流して帰ろうかと思いきや…ここからの鬼渋滞が全てをぶち壊してくれましたw



どのくらいに鬼畜だったのかというと、このくらい。渋滞していた区間の距離は4キロほどなので、ほぼ歩きと同じ牛歩速度でした。そういや、この日は「和牛オリンピック」の真っ最中でしたから、致し方なかったのかもしれません。



んなもんで、帰り着くころには日もとっぷりと暮れていましたとさw







という感じで、しめて350キロほどの小旅行はフィニッシュ。よい心の洗濯になりました…かな?ちと疑問。後半は天気もぐずぐずでしたしね。^^;

でもま、気をとりなおして11月の連休に期待をしながら、残り半分になった神無月をなかんずく上手く乗り切りっていきます。


それでは。長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。

(^o^)ノシ


(了)






2022年10月13日 イイね!

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その2)

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その2)3日前にUPした「その1」の続きです。

ふと思い立って、早朝から鹿児島県最北部の出水市に向かって、コスモスを愛でたのちに県境を跨がって、とっても趣のある水俣市奥地の温泉でひとっ風呂浴びたところまでが前回のお話し。

今回は、そこから少し東側に走って霧島連山の向こう側まで抜けていくところ辺りの話が中心となります。3連休の2日目にあたる9日の天気予報は曇り→雨でした。この先、その予報に違わず…だんだんと雲が厚くなっていきますが、負けずに走っていきます!!




ちなみに…前回書ききれなかったんですけど、ここ「湯の鶴温泉」の郷では、手作りのホスピタリティ溢れるおもてなし精神が随所に見受けられます。鹿児島県や熊本県南あたりをめざして走る機会があったらば、是非一度お立ち寄りを♪




では、そろそろ次なる場所へと発つところから始めていきます。

水俣市街地から離れた県道117号沿いの奥地から東に向かおうとすると、いったん西側の市街地に出てから大回りして国道286号(A)か219号(B)を使っていくのが平常時のセオリーなんですけれども…九州島民ならご存じのとおり、2年前の大水害以降は国道219号を容易に通行できませんので、必然的に286号を選択することとなります。でもー…いったん西側に回ってから東に戻ってきて出るってのは…ちかっぱ面倒ですよねー。



なので、今回は市道(たぶん)を伝って国道286号にショートカットで渡る方法を採ってみます。直線距離だと4キロも無いように見えますが、カーナビを200m縮尺まで拡大すると見えてくる灰色の細道を使うと10キロ超えになるという。どげな道なんざんしょ^^;




でもダイジョブです。何とかなります。九州には熊はいませんし厳冬でもないですし。





そして、実はこの道で行こうと決めた理由がもう一つあります。決め手は、沿線に点在する滝。なんでも、近くを流れる湯出川上流には大小さまざまに7つもの滝が存在するらしく。


(画像は「でかくっか水俣」サイトから拝借)

それらの滝の中には、車でアクセスしやすいところから、しっかりと装備して山道を歩いていかねば拝めないものまで多様な立地があるようですけど、今回はとりあえず案内看板が目にとまった「のれん滝(母滝)」を鑑賞してみることに。





道路脇の駐車スペースから延びる遊歩道を少しだけ歩いて下っていくとすぐに、柔らかに流れる滝とご対面。自然の浸食で物理的に最適化された水路が魅せるしなやかな曲線の美しさにしばしの間うっとり。





真夏だったら間違いなく掬って飲みたくなるほどの水の透明度にもにんまり。





ここ、個人的にドストライクで素敵だったので動画も置いておきますね。



こちらの遊歩道からもう少し頑張って奥地に入り込むと、ほかにも素敵に流れる滝鑑賞ができるようですけど、なかなかどうして大変な道のりが待っているようなので…今回はパスw




そんな感じでマイナスイオンたっぷりに英気を養ったら、国道268号目指して峠道に戻ります。





で、地図上では結構えぐいグネグネ度を示していたので心配していたものの、実際に走ってみると沿道の集落も結構大きくて…険道・死道というほどもない単なる市道だったという。




なので、特段の見せ場もなくあっという間に国道へ。





しばらく道なりに走っていくと鹿児島県境が現れますんで、「ただいま鹿児島県」と心の中で呟きながら、更に東へと走り続けます。




位置的には出水市の東隣にある伊佐市は、平成の大合併で「大口市」と「伊佐郡菱刈町」が合併してできた街。時間もいい頃合いなので、休憩がてらに旧大口の街中で少し休憩を。





大口ふれあいセンターの脇に陣取って、トイレ休憩を済ませてほっとしたら、ついでに鉄分補給をば。昭和の終わりまで国鉄宮之城線・山野線の乗換ターミナル駅が建っていた当地の片隅に、往時の貨車が青空展示されていますんで少し見てみましょう。





割れてしまったのか、あるいは敢えて割って開けているのか定かではありませんが、後部扉の窓枠から車両内をじっくりと観察することができて、ちょっとラッキー。こういう武骨なメカメカしさって、昨今ではなかなか身近には触れられる場所が無いので、やっぱ萌えます♪





次いで、旧山野線跡にできた道路を走ってみると、普通の風景がなんとなく鉄道沿線っぽく見えてくる不思議。…まぁそれは個人的な妄想が働いているだけかもしれませんけどw





して、その妄想力が尽きてきた頃合いで適当に農道に折れて、国道268号に復帰。引き続いてこの道をえびの市方面へと走行していきます。





途中で霧島連山の西端をかすめるように、いったん南東に下って延びていく国道は、やがて湧水町の栗野の街へと連なります。ここは霧島市の北にあって、湧いて出てくる水がきれいで美味しいと名高いところ。





という感じのところで、時刻もお昼に近くなってきましたんで、今回は栗野の街の美味しいところを堪能していこうと思い立ったので寄り道を。とりあえずJR栗野駅に車を停めて駅チカエリアを散策してみます。





なお、湧水町に来たならば一度は見ておくべき駅ウラの「丸池」は…以前に見たので今回はパスw



さてさて、一見住宅街にしか見えない栗野駅前には…どんなお店がありますかね。曜日が日曜日だったこともあって、お休みの店も目立ちます。





なので…グーグル先生に聞いてみたところ、駅前のメインストリートから町役場の方に折れてちょいと行ったところに和風なお店があることが分かったので、そそくさとそちらに急行。





店に入っておかみさんに話をうかがってみたところ、地元で40数年営業している老舗だということが分かりました。以前は駅前にあって、数年前にこちらに移転してきたのだそう。…ということは、高校生時分だった30年前にここいらでM氏におごってもらったお寿司は、もしやこちらのもの?などと個人的にワクワクしながら配膳を待ちます。^^



こんな山奥の街でなんで刺身?と思うなかれ。そんな土地で地元民に愛され続けてきた板さんの粋な腕前は相当なもの。最近ではあまり見かけなくなった、分厚く切ったイカの甘みには…思わず頬をほころばせることウケアイですよ♪




ちょうど正午に差し掛かっていたからか、お客さんも次々に暖簾をくぐってきたので、もう少しおかみさんと昔話をしてみたい衝動に駆られながらも、そそくさと退店。あぁ美味しゅうございました。



店前の用水路も水量豊富で透明だし。こりゃ米も美味しいわけだ。いやー素敵な街ですねぇ、湧水町。過疎化が進んでいるとはいえ、10年前に作った町総合計画の中でうたっていた「おおむね9,000人維持」の人口計画もほぼほぼ達成できているというところにも頑張りが見えて好感♪応援したくなります。




そんな感じに満足したら、またまた国道268号に戻ってさらに東へ。いざ宮崎県。




…と、一気に宮崎県境を超えていこうかと思っていたのですが…少し気になる案内板が沿道にちらほら見えていたので、またまたまた寄り道をー。




今度は県道103号に折れて、栗野岳方面へと転進していきます。








ただここで、そろそろ出勤の用意をせねばならない時限もとうに過ぎてしまっているのに気づいたのでww、いったんキーボードを打つのを止めて話をぶった切ります。続きはまた近日~。


引き続き、暖かい目で道中紀行を見守っていただければ幸いです。


m(_ _)m








Posted at 2022/10/13 06:16:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2022年10月10日 イイね!

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その1)

鹿児島県境のちょっと向こう側巡り(その1)体育の日を含めた3連休の中日に、特に目当ても設定せずにつらつらと、気が付くと350キロほど走り回ってきたことについて書いていこうと思います。今回も全体的に険道成分と田舎要素が多めな感じですんで、トレースしたいと思われるときには、軽サイズのお車をご用意くださいw

この日の天候は、前日8日とはうって変わって曇りから雨の予報でしたが…あいにくのそんな天気の方が辺境に人が押し寄せてくることも無かろうとポジティブにシンキングして、朝6時のあかつきの紫色がさす頃から静かにかつさくさくっと準備して出発していきます。




まず目指したのは、鹿児島/熊本県境にある出水市の某所。なので、ガラ空きな国道3号をすいすいっと北上かまして行くところから。日曜日の早朝なので、大型トラックもほぼおらず快走~♪





50キロだったらだいたい1時間か、と単純計算できるほどに快適に走り続けていくとやがて阿久根市に入りますんで、久しぶりの小旅行をつつがなく終えられるようにとの願掛けの意味も込めて、愛車「白い嘘星」くんにちょっとしたプレゼントを購買することに。





24時間営業の「A-Z」さんは、カー用品も充実しています。昨今は破竹の勢いで店舗を増やしているドン・キホーテですら、なかなか容易には勝てないんじゃないかと。(ま、こんな辺境にはそもそも進出してこないでしょうけどww





そんな感じでちょっとだけお得にLOOPをGetしたら、適当なセルフGSを探しつつ直線道路を颯爽と走って出水市入り。ここいらはどのお店もガソリン価格がお高めではありますが…針が示す残りの油量は1/5ほどと心許ないので、やむなく沿線のJA店舗で給油を。





そうして安心したらば、出水市北部の米ノ津で国道3号から447号へとレの字に折れて市街地へ。





すると間もなくJRと肥薩おれんじ鉄道の出水駅が見えてきますんで、さくっと左折して寄り道を。鶴が羽を伸ばしたような造形の駅舎前では、週末早朝にもかかわらず出水中央高と思しき生徒たちがスクールバスの到着を待っていました。未来を担う若人たちよ、鶴のように羽ばたいてちょ♪





そんな駅前ロータリーには、堂々たる体躯の機関車C56が展示されています。最近になってお色直しがあったのか、昭和12年製の老体の状態はとってもよさそうです。






一方で、構内の「おれんじ食堂」も元気いっぱいでスタンバっていました。…こちら、未だ乗車できずにいるんですが…道中で提供されるメニューがおっさん向きじゃないので、二の足踏んでますww





おじさん的には…お酒が飲めるビアホール列車の方が惹かれるんですが、昨今の疫病のせいで実施は難しいのかもしれませんね。たとえば、市境すら跨がずに川内~西方間往復(34.6キロ)ってな感じでも防疫コードに触れるんだろうかしらん…。


(画像はおれんじ鉄道のサイトから拝借)

まぁそういう妄想はさておき、駅前の観光案内板で次なる目的地の場所を再確認したら、そそくさと発ちましょう。撮り鉄していたら人が動き出す時間帯に差し掛かるので、混雑に飲まれる前に。





いかな田舎に住んでいようとも、大掛かりに人の手が入った「映える」風景がごろごろしているわけではありません。今回訪れようとしている「上場高原」は自宅から約60キロほどと、少し遠めなロケーションなんですけど、3ヘクタールの敷地に25万本のコスモスが揺れているそうですので、ちょい見してみようかと。こんな規模だとなかなかお目にはかかれませんから。^^





しかして、国道447号から県道118号にスイッチしたら、稲刈りが進む圃場を脇目に、鹿の飛び出しに気を配りながら、上り坂をえっちらおっちらと進むこと7キロちょい。




晴れていればさぞ気持ちがいいのだろうと思える高台までやってきたら、コスモス園はすぐそこ。




という感じで、到着~♪




ザ・秋を感じさせる大ぶりな花びらが大勢で出迎えてくれました。…ここ、もしかしたら…小林市の生駒高原よりも素敵な場所かもー。ただ、周りに飲食のお店が皆無なので準備してピクニックにでも来ないと家族・仲間連れでは楽しめないのが、観光地的には玉に瑕w




で、とりあえず園の辺縁を見ただけで十分に満足できたので、次なるスポットへ旅立ちます。





この県道118号をそのまま北に進むと、まもなく熊本県に入れます。最終的にはお隣から延びてきている117号と合流して水俣市方面に抜ける山岳路です。





主要とは言わないものの、沿道にはいくつかの集落が点在しているからか、路面はきれいに清掃されていました。あるいは、県どうしの「玄関だけは美しく」的な考えも作用しているのかも知れませんが、台風や大雨の痕跡を感じさせない林間道です。




主要な交差点に水俣の文字が出てき始めたら、ぼちぼち湯の鶴の温泉街がお目見え。





なんでも、700年ほど昔に平家の落人らが発見・開拓してきた温泉郷なんだそうで、外界と距離を置くことで時の流れがとまったかのような作りの街並みに、思わずほっこりとしてしまいます。^^





でも、見た感じ観光のお客さんが結構いましたし、バスも通っているので利便はよいかと。





今回は、街のはずれの中学校の下にある「きくの湯」さんに突撃してみます。…なんせここ、入湯料が100円なんですよ。リーズナブルの限界を攻めてますねw




この辺から降りられるはず…と道路の下を覗き込みながら歩いていると、それらしき文字の看板を発見!そそっと降りていってみましょう。





すると階段の下には、なんとも簡素な佇まいのお風呂が。





なんだか学校のプールの更衣室っぽいなぁ…なんて懐かしい感覚に包まれながら無人の番台にお金を払って早速突入ー!運がいいことに、他には誰もいなくて貸し切り状態です♪





程よく硫黄臭が漂う、無色透明なかけ流しのお湯は、かなりぬるめ。これは…1時間でも2時間でも浸っていたいと思わせるような心地よさです。あーいいお湯でした。




そしてすぐお隣には休憩所の建屋もあるんですが…残念ながら運用していない様子で。




でも、川のせせらぎは心地よいし、こんな珍しいモノも見られたので、よし!…昔はガスの取り扱いって危険物取扱免許いらなかったんですかね?ww









というところで、まずは鹿児島→熊本の県境を突破して満足したレポまででいったんぶった切ります。制限文字数まであと2千字しか余裕がないのでwww

このあとは、ここ水俣市の奥地から国道に出て東の方へと駆け抜けます。

先にぶっちゃけて結論をいいますと、宮崎県をかすめてから南に下って、桜島を回って帰るという行程が続いていきます。たぶん3話以内で収めますので、どうぞ引き続きお付き合いくださいませ。
m(_ _)m


ではではー。^^/






2022年10月01日 イイね!

阿久根市くねくね林道(山の麓編)

阿久根市くねくね林道(山の麓編)6日前にUPした「林道険道編」の続きです。

台風14号が過ぎ去りしあと、紫尾山系の東西に網の目のように広がる3桁県道・林道は、路面も荒れ果て、さながら険道・淋道と化していました。その中をくねくねっと上って下りて…たどり着いたのは鹿児島県道46号の横座トンネル付近。齢25のこのトンネルは、阿久根市と薩摩川内市とをつなぐ県下10位の長大なもの。

…とはいえ、せいぜい1キロちょいしかないんですけどね。でも、このトンネルが平成半ばにできたおかげで、地域の利便性は3万倍上がりました♪





で、激しい悪路とお別れできてせいせいしたので、なにげに国道3号よりも快適な道をばひゅーんと走り下って阿久根市方面へとアプローチします。




すると途中で見慣れない看板に目がとまったので…いつものようにちょいと寄り道を。




幸いにして看板が示していた「川平の巨石群」は幹道から分かれてすぐの場所にありました。これはアクセスがいいけれど…いったいこれは何?と、興味津々で目的の石の場所まで駆けてみます。





で、出てきたのがこの子たち。こりゃすごい。





そびえていた展望台から石を見下ろすと、誰かが意図的に置いたとしか思えないような巨大な岩が密集している様子がうかがえます。





これらの正体…結局なんだかわからないようなんですが、少なくとも11万年以上の昔にどこかの火山から飛んできたものなんじゃないかと推測されているブツな様子。先に触れた「横座トンネル」の掘削工事をしてしたころに自治体指定の天然記念物になっているようです。うーむミステリアス。^^;



という感じに謎を残してちょっとした珍スポットを発ったら、ひたすら坂を下って阿久根市街地へ。





国道3号にぶち当たったところから少し北の郊外に走ると、以前からちょいと気になっていた蕎麦屋とパン屋が並ぶ開けた駐車場がお目見えするので、ずざーっと滑り込みー。





「パパン」と「親父(とと)」…どんだけオヤジ推しなんだというネーミングのこちらで、とりあえずパンでも買って朝食を用意してみることに。





適当においしそうなところを4つほどチョイスしたら、再び市街地へとんぼ返り。



肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅でコーヒーでも淹れてもらおうかと立ち寄るも…カフェは開店前で、しかもボーイスカウトのお子ちゃまたちがわらわらと。こりゃたまらんww





ああ、適当に珍しい本でも読みながらまったりしてみたかったんだけどなーと思いつつも、とてもとてもおっさん一人で居られる環境ではなかったので…退散して作戦変更~!





「アクネ うまいネ 自然だネ」のキャッチが表わす通り、阿久根市には海辺のすてきな自然風景がたんまりありますんで、そちらに狙いをつけて空いたお腹を抱えながら空いた国道3号をさらに南の方へとえっちらおっちら戻っていきましょう。





して、たどり着いたのは阿久根駅のお隣の牛ノ浜駅。





眼前に広がる東シナ海を眺めながら、優雅にブレックファストとしゃれこみます♪ここは駅前のバス停のすぐ脇まで海が迫ってきている長閑な場所ですんで、落ち着いてがっつけます。





浜への階段を下りて適当な場所に陣取ったら、お食事タイムのはじまり♪





パパ(ン)が作るカレーパンなだけあって、少しスパイシーでドライなカレーパン…これはありです。あえて言えば、もう少しアンが多めだったら最高だったのにww



そうして、ウマウマな余韻を引きずりながらも牛の浜を離れて次なる地へ。方角的には自宅に向かうことになるんですが、このまま帰ってしまっては何にも面白くありませんので…最後にもう1か所だけゆったりと寄道をしてみることに。





薩摩高城駅の少し先にある湯田口から山手に折れると、「川内高城温泉郷」にたどり着けます。途中では西郷さんと愛犬のつんくんがお出迎えしてくれるという歓迎っぷり。…なんだか昔の像と比べるとバージョンアップしているような気がするんですが…どことなくシュールw





今住んでいる自宅からは車でせいぜい20分程度の近場にありながら、やって来たのは何年ぶりだろうと思い返せないくらいのご無沙汰だった温泉街。その歴史は800年ほどといわれています。





なにかと薩摩川内エリアにも縁のある西郷隆盛公も好んで兎狩りや湯治に来たといわれていますが…やっぱりどことなくシュール。なんだろう、この感覚w




一方で、地域猫ちゃんたちは威風堂々としていますww




というわけで付近の様子見を終えたら、街のはずれの駐車場に車を停めて、いざお湯へ!




今回は昔ながらの湯治場の雰囲気を色濃く残す共同湯に突撃してみましょ。





ガロのゲンセンカンの女将がひょっこり出てきても驚かないくらいのレトロな廊下に並んで女湯と男湯の暖簾がかかっています。かといって朽ち果ててはおらずに綺麗に整備されているところが…あぁ愛おしや。料金も200円とリーズナブルでなおよろし!!





そしてこちらが、古式ゆかしきスタイルのタイル張りな丸い浴槽。グッとくる懐かしさで溢れる浴室意匠を長きに渡って守ってきてくれている街の人に感謝ー♪





開放的な景色もなく、洗い場も狭くて…まさしく浸かることに集中できるこの構造は、近隣とのはしご湯をするには最適なレイアウトっす。その筋と申し合わせて「洗髪料」をとっているところからも昭和なポマードの臭いが漂ってくるようで、思わずニンマリしちゃいます。




温度高めな温泉だったので、湯上りにはクールダウンを兼ねて高台へ。通行止めみたいな通行注意の喚起を横目に、ずんずんと歩みを進めた先には可愛らしい四阿が。





そこから見渡せるのは、温泉街の全景。…残念ながら周辺人口の激減に伴って、宴会場完備だったホテルマル善さんは廃業してしまっていますが、その佇まいは今でも温泉街のシンボルタワー的な感じで映えています。…星野リゾートさんが買ってくれないかなぁ…買ってくれないよなぁww





と、そんな感じで台風後の林道パトロールと懐かしさを求めてふらっと走った記録もここらで終わり。

懐かしさは、懐かしいからこそ映えて見えるけれど…それが日常になってきたら飽きるのも常。でも、その陥穽に落ち切ってしまわないように、これからもニッチな新ネタを探しつつ、近隣パトロールは続けていくつもりでーす♪






それでは、また。^^/

(了)









Posted at 2022/10/01 16:01:35 | コメント(7) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記

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