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しげ爺太のブログ一覧

2023年01月28日 イイね!

凍てつく空港への道

凍てつく空港への道ここらで鹿児島県民のしげ爺太が、10年ぶりと称された寒気に伴ってやって来た雪に翻弄されて勉強した話を一つ。

1月24日の夜から翌朝にかけては、7年ほど前(そうだったらしいという伝聞ですが)にも引けを取らないほどの南国大雪模様となりました。でもしかし、そんな朝に自宅から60キロほど離れた空港に出向かねばならないことに。あいにくと、以前から決まっていた関東出張の出発日と日取りが重なってしまっていたんです…。なんたるちあ。

んなもんで、気象庁のアメダスで確認してみたところ、当日午前7時の自宅周辺の気温は氷点下2度で、空港周辺は同じく氷点下の-6℃なんだとか。これはトンネルを抜けなくても雪国確定www





ただ、ここまで冷えてくると道路の交通規制も大規模なものになっていて、当初は一番確実に空港に行ける道だと思っていた国道3号と10号で向かう王道のルートまでもが使えません。これは想定越えでした。^^;



(上画像は南日本新聞の、下画像は鹿児島国道事務所のサイトから拝借)

しかたないので、山越えの県道42号で必至こいて向かうことに。まぁ…JAL646の離陸までは5時間ほどあるのでなんとかなるでしょうという心の余裕をもって、いざ出発。




Frontエンジン-Rearドライブな我が愛車のかすかな鼻の揺れを全身全霊で感じ取り、あぁこりゃ50km/h以上出したら死ねるな…とか限界感覚を研ぎ澄ませながら市街地を超えて、いざ山岳路へ。





図示すると、県道42号で自宅から鹿児島空港に向かうルートはこんな感じです。極寒なのは鹿児島県民ならば誰でも知っている「さつま町」を通る国道504号や、高所で難所の「入来峠」を通る国道328号を避けて選んだルートだったんですが…まぁなかなかに阿鼻叫喚な感じでしたww



で、その先の山岳区間は本気で走ったので写真が無いんですけど、道中ではサマータイヤでスタックする車のオンパレードで大騒ぎ♪

…上り坂でスタックしていたのを助けたセレナのおねいさんが、次の上り坂でまたスタックしていたのを見たときには、さすがに凹んで助けませんでした。融雪剤を持った救援隊に指示だけして逃げましたwww

そしてその先の姶良市境あたりではまさかの立ち往生に出くわすこととなったんですが、歩き回って親切な近所民と接近遭遇し、迂回路情報をGetしてなんとか脱出することに成功。…あの人がいなければ飛行機には乗れませんでした。感謝。





という具合になんとかかんとか鹿児島空港の南側、姶良国分の街に抜け出して空港まで到着。通常であれば1.5時間程度な道のりを3.5時間もかけて走る羽目になるとは(ほんとはちょっとだけ思ってましたけど…)思ってませんでした。^^





ちなみに今回の出張先は、東京都最奥部にある奥多摩の青梅エリア。…なんでか鹿児島より暖かい気がするって感じすらしたりしながら、河辺(かべ)駅前の焼鳥屋さんで舌鼓を打ったり、近所のスナックで(同い年のw)おねいさんから地元話を聞いて街の成り立ちを勉強したりしてました。







で、そんな感じの経験をしたので、出張を終えて帰宅してから改めてチェーンとスタッドレスの性能について再確認してみたんです。そしたら(いつかどこかで見聞きはしていたのかもしれませんけど)うっかり見落としていた基本事項を再認識できたということで、このblogを書いてみました。


(画像はあかでみっくモーターカレッジさんの動画から拝借)

その「基本」を端的にまとめると、
「上り坂」→ 金属チェーンが最強
「下り坂」→ スタッドレスがたぶん最強
ということ。…このへん、すっかり忘れてました。^^;

あと、今回の経験上、スタック車を救出したりできるので段ボールやマットなんかのスタック脱出アイテムと、平スコップは載せておいた方がなにかとお得だということも痛感。(段ボールは、自身がチェーンを巻く作業をするときにも大活躍♪)

このあと、春が来る前にもう1回くらい雪が来るのか、はたまた今後数年間はそういう事態に遭遇する機会が来ないのかは分かりませんけど、ちょっとそのあたりは肝に銘じておこうかなと思った次第でした。

ご安全に!!




Posted at 2023/01/28 18:52:56 | コメント(11) | トラックバック(0) | 小ネタ | 日記
2023年01月14日 イイね!

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その5/完結)

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その5/完結)5日前にUPした「その4」の続きです。

なんだか主目的だった日の出の話を綴ってからというもの、燃え尽き症候群的な気持ちのゆるみに襲われまして…また間が空きました。面目ありません。^^;

というわけで、さっそく続きの話を。日の出前の寄り道ラーメン→日の出スポットの探索下見(無駄)→日の出の鑑賞→余韻を残しつつ寄り道観光という流れで続けてきたこのシリーズも、今回で終えます。…なにせ、もう話題となるネタ要素はそんなに残ってませんのでww




南さつま市の加世田で心の充足ポイントを稼いだので、あとはのんびりと吹上浜沿いに北上しつつ、だいたい60キロ先の薩摩川内市まで帰っていくところから綴っていきます。





ときは2023年元旦の14時前で、天候は引き続き快晴といったコンディションです。大隅半島の鹿屋市のはずれにあるローソンで朝食を摂ったっきりなのでお腹がすこぶる空いてはいるものの、お正月休みでお食事処もロクにやってないのでとりあえず帰るしかありません。





普通の休日だったらば、海山の幸が美味しいエリアをひとっ飛びしての帰宅…しかたないですが、残念でもあり。



でも、しばらく走りに来ないうちに国道270号も随分ときれいに整備が進んでいたもんですから、食欲よりも走行欲の方が勝って一気に駆け抜けちゃったというのが実際のところ。





この気持ちのいいバイパスは2年前に開通したばかりなんだそうで。こりゃぁ南薩に出向くのが楽になるなぁ…とホクホクしつつ、次はいつ枕崎に攻め込もうかと妄想しつつの快走となりました♪




(一番下の画像は鹿児島県のサイトから拝借)

やがて住所が日置市に切り替わるあたりまで来ると、潮の香りとともに地場の焼酎蔵・西酒造の看板商品たる「宝山」の立体看板が道端に目立ち始めます。居酒屋では、定番の黒霧島よりもちょっとだけ高値がつけられていることも多いこの焼酎は、飲みやすくてお勧め。^^






そうこうと走行していると見えてくるのが吹上海岸の江口浜にそって立つ断崖。





この崖下を通るたびに、最近とみにその名を聞くことが多くなってきた「月日貝」を買って帰りたくなるんですけど、物産館も正月休みなので…また今度。


(画像は日置ブランド推進協議会のサイトから拝借)

そんな感じで、あっという間に国道3号とコンニチワしたら、最後はもう北上していくだけ。





午後もいい時間で日影も長くなり始めてきた郊外をひた走り、いちき串木野市街ではわずかに営業している飲食処にできた人だかりを横目に眺めて、さらに北へ走ったところで無事に薩摩川内市境まで到達~!





…でもでもでも、今回はまだまだここでは終わりませんよ。^^





普段の市内移動であれば全く利用しない南九州道をインター1区間だけ乗って降り、やって来たのは川内川の河口付近で稲作が盛んな高江地区の中学校跡地。





その名も「高江未来学校」。先の見通しが効かない昨今の時流の中でも、名前に負けないように前向きに進んでいこうという思いが溢れていそうなここには、ネットでちょっと評価がいい「唐揚げ」を出すお店が入居しているということなので、一縷の望みにかけてちょいと寄り道を。




でも、普通そうですよね…って感じで普通に正月休みだったので、即撤退ww



ああ…腹が減った…。





もうここまで来たならば自宅で何か食べたほうが確実だと頭では分かっていながら、なかなか心がそれを許さない困ったちゃんな私…齢46にして未だに惑ってばかり。これじゃ孔子に怒られますw


(画像は中国のbilibiliという動画サイトから拝借)

それでも怒られ覚悟で、ここならどうだ!と思って飛び込んだのは「丸竹産業」の甲冑工房。





確かここにはうどん屋さんが入っていたはず…と、門が開いているのを確認していそいそと中に入っていきます。以前は「戦国村」と銘打って入場料も取っていた施設なんですが、昨今は観光工房に改装して無料化しているようで、こりゃすてきー♪





まぁ、でも、食堂は閉まってたんですけどね。もういいやww



んで、諦めついでに話は逸れますが…平成の最初期、まだ丸坊主で斉藤由貴と吉田真理子にゾッコンだった私は、開業したこちらに一番最初に新聞を配達した人間だというのに、実はこの年になるまで門の中に入ったことが無かったということは公然の秘密ですww


(画像はイメージ/おたくま経済新聞さんで見つけた2017年頃の風景)

というわけで、最後はこの工房のすばらしさを紹介しながら話を〆ていきます。




こちらの工房で作っているのは主に映画やドラマで使われる鎧甲冑なので、工程も現代風なんです。工場の中の風景は撮っちゃダメだったようなので出せないんですけど、お若い方がたくさん作業されていてびっくり。






そしてそして…圧巻だったのは奥に控えていた「戦国武将展示館」の鎧の数々。





これら、驚くことに売ってあるんですよww



ちなみに館内で最高値だったのは、かの大公のを抑えての…宗麟公の600万円。意外!!




ちょっと他にも書きたいことがたくさんあるんですが、これ以上書くと営業臭くなるんでやめときます。ただ、一つだけ追記すると…この会社の転機になった出来事は、萬屋錦之介さんとの出会いだったということ。丸竹産業の起こりはそもそも釣り竿メーカーだったっていうんですからオドロキですw





…そんな具合に、ひょんな出会いに「灯台下暗し」だなぁと反省しつつ感動したらば、上ってきたときから一緒に動いてきてくれた元旦のお天道さまが東シナ海に沈んでいく様子を見送りつつ、話を終えていこうと思います。





日の入りにはもうちょっとだけ早い16時前にたどり着いたのは、3キロほど先の唐浜海水浴場。




あと1.5時間ほど我慢すれば、水平線から拝む初日の出と初日の入りをコンプリートできたと思うんですけど…如何せん腹の虫の暴動の高まりがハンパなかったので、帰りますww







という感じで、以上が2023年の元旦の日記=初日の出ハンティングの記録となります。結局、行って帰ってで何キロ走ったんだろうと思って写真を見返しても…謎なんですが、たぶん300キロちょいとかのレベルだと思います。




いやー…距離の短さの割には濃密な小旅行だったなぁと反芻しつつ、最後に国道3号の333キロポストを撮影失敗した画像でfinishにしますw




ではでは。永らくのお付き合い、誠にありがとうございました。

今年が皆々さまにとってよい1年になりますように!!


(了)








…この回が2.6万字だったということは…秘密にしておいてくださいw












Posted at 2023/01/14 21:53:19 | コメント(7) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2023年01月09日 イイね!

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その4)

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その4)一昨日UPした「その3」の続きです。これをUPしている9日(祝)は急遽出社仕事となったので、昨晩から大急ぎでまとめに励みましたが終わらず。仕方がないので帰宅後に書いている始末です。すんません。

というわけで、無事に令和5年の初日の出を鑑賞してから志布志湾をさくっと発って…錦江湾の右の先っちょあたりまで移動したので、これからフェリーで薩摩半島へ渡ろうかとしているところからのお話再開です。山川~根占の「なんきゅう」航路を使うのは久しぶりなので、気分はランランで天気は燦燦♪

積み残しの憂き目に遭わないように、出港の1時間前にはターミナルに着いてお船の到着を待っているんですが、それも苦にならないほどのすがすがしい気分で先に進めていきます。





なお、この航路は…21世紀に入ってからは複雑で禍根も残るような運営母体の交代劇を経験していて、現在は「なんきゅうドック」という船会社が運営しています。そんな歴史の片鱗がターミナルの建屋の入り口扉の取っ手に残されてたりして…なんだか萌えw



てな具合になんやかやと見物していたところ、沖合から船が近づいてくるのが見えてきました。12月の頭にドックから帰って来たばかりで、直した化粧がまばゆい船体と海の色とのコントラストが映えますー。^^





港内でくるっとターンしたら、慣れた感じで着岸。やっぱ海の男たちはカッコイイ(・∀・)





対岸からやって来たお客さんたちが降り終えるのを待って、ようやく乗船が始まります。係員の指示に従ってキワキワを攻めながら無事に乗船完了~♪





でも、キワを攻めすぎて運転席側からはドアを開けられず、車から下りられなかったので助手席側からよいしょよいしょと下りて客室に上がることに。こりゃ失敗w



その後間もなく船は薩摩半島・山川港へと出航しました。対岸までは50分ほどの航海です。このときは風が強く、航路も大洋に近い錦江湾の南端を走っているためか、結構揺れました。…まぁ船体が大きくないので致し方ないことですけど。




残念ながら、同じ湾内を航行する桜島フェリーや垂水フェリーのように、船内でうどんをすすることはできない(売店すらない)んですが、成層火山好きにはたまらない「開聞岳」を正面に見据えながらの船旅も、なかなかにオツなものです。



して、対岸の山川港に無事到着したらば、まずはその開聞岳方面に向けて走り出しましょう。以前に訪れた時よりもターミナル付近が少し寂しくなっている気もしますが…正月休みか気のせいだと念じながら、一気に西へ。





薩摩半島の南側の外周をぐるっとトレースするように走る国道226号は、交通量も多くなくてとっても快適。





昭和的なコンクリ造りの建物がやたらと目立つJR開聞駅近くの街並みを眺めながら走り続け、やがて見えてきた頴娃地区のビュースポット「瀬平自然公園」でひと休み。何度通っても、ここからの開聞岳の姿には見惚れてしまいます♪






いやはや、あっぱれ薩摩富士!!



そうして満足したら、ここらで国道226号と海辺とはおさらばして県道27号へとスイッチ。一気に北上していきます。





そのまま27号の道なりに走っていくと、武家屋敷群や特攻隊の資料館で有名な南九州市の知覧地区にたどり着くのですが…そちらには向かわずに、再び道を乗り換えて隣の川辺地区の方へと走っていきます。今回はお茶畑を見て知覧の雰囲気を感じるだけで我慢の子。





改良工事が進んでいる県道263号は、南九州市内のメインストリートの一つ。かつての頴娃・知覧・川辺の3町が合併してできた人口3万ちょいのこの市の内側には国道が走っていないので、頼りの県道が異様にきれいに整備されているんでしょうね。





で、ようやくたどり着いた川辺の街で何をするのかというと…これ。





このダリが描いた絵の世界に紛れ込んだかと錯覚に陥りそうな造形の建物は、なんと温泉。この稀有な摩訶不思議世界を教えていただいた ユノコ さんに感謝~♪





ただ、開店まではまだ1時間ほど間があります。これは残念!!また今度。




というわけで…お次に目指すは西隣の南さつま市。たまーに頭の中で南九州市とごっちゃになっちゃうことがありますけど、左側の「さ」が南さつまだと覚えておけば大丈夫。(なのか?w





さてさてところで、こちらの中心部は旧加世田市域です。なので、生活にはわりと困らないほどに街が拓けてます。そんな加世田といえば、その昔はタバコ生産と養蚕で大いに栄えて、南薩鉄道という私鉄が鉄道のターミナル駅を構えていたほどの旧い街でもあるわけで。





県道31号のどん詰まりに加世田駅の跡があるようなので、ちょいと見学を。





今はバスのターミナルと車庫に化けてしまった駅跡のど真ん中には、鉄道省の1760形と同じとされる「南薩鉄道4号機」が鎮座していました。敷地の入り口からまっすぐに見える位置なので目立ちます。ただ…野ざらしなので朽ち果て感がハンパないところにもシビレます。





きちんと再塗装すればもう少し長生きできそうなので…なんとかならんもんかねーと悩んでみたり。「南」のエンブレムなんて、こんなにもかっこいいのに。





あと、その奥にはDD12形も鎮座してます。「1201」ということは初号機??帰宅後にちょいと調べてみたんですが、謎のままです。うーむ、南薩鉄道の奥深さは…実に奥ゆかしい…。




ほかにも、かつては工場内でメンテナンスに活躍していたであろう機械類が…生活に溶け込む形で展示?されていたり。むむむむー…いとおかし。^^;










と…あれ?ふと気がついたらもう2.3万字…。

初日の出の鑑賞後に帰っていくだけの話なので「その4」だけで書ききろうと思っていたものの、話題が豊富な南薩マジックに引っかかってしまったようで書ききれませんでした。m(_ _)m

このあとに「その5」を書き起こしてみても、尻切れトンボ的にすぐ終わっちゃう予感しかしませんけど、いったんぶった切りますww


次には間違いなく完結させていきます。実は最後に一番書きたいネタを残していますので…今しばらくだけお付き合いくださいましー。






Posted at 2023/01/09 20:11:02 | コメント(8) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2023年01月07日 イイね!

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その3)

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その3)4日前にUPした「その2」の続きです。妙に間が開いちゃってすみません。

令和5年の初日の出を拝もうと思い立って、東シナ海に面した薩摩川内市から霧島市を経由してから太平洋・志布志湾に面する肝付町までやってきたのちに、いそいそと事前のロケーションハンティングを終え、車中泊しつつ日の出を待ちましょう…といったところまでが前回の話。

今回は、幸いにして良い天気に恵まれたこともあり、つつがなく水平線からの日の出を鑑賞したのちに漸うと帰路につくターンになります~。




というわけで、お酒は控えめ+食事を多めにとったことでゆっくりと寝むれて、目覚めもすっきりな午前5時過ぎの気温は…え?8.4℃?と、なにそれ的な暖かさに拍子抜けしながらも周辺の気象状況を再確認しながら準備を進めていきます。





すると、異常な暖かさの裏でかなりの風が吹いていることが見えてきました。…実際に周りの木々の枝も風を受けてだいぶしなっていて、この強風下に孤軍で岬の先端まで攻め込むのは少し危険だなと思われるほど。><;




そうなると、もう迷っている時間はありません。湾の東側はさくっと捨てて少し北上し、湾奥に広がる浜辺を目指して移動開始!!





そうしてなんとかかんとか、まわりが明るくなりきる前にいい感じの駐車スペースを見つけたら、そこからさらに少しだけ北側へとチャリ機をこぎだして、いい感じに太陽が上がってくるシーンが見渡せそうなスポットを求めて彷徨います。





すると、開けたところに人々が集まっている場面と遭遇。





なかなかにすてきな海岸なので、ここからならよいご来光に与れるはず♪





…ほんとは、あの岬の突端で、と目論んでいたんですけどね。^^;







とまぁ、そんな感じで紆余曲折はありましたけど、ここらで今年の初日の出風景@志布志湾の様子をダイジェストでご覧いただこうと思います。





神々しい明りに照らされながら願っていたのは、今年もすてきな出会いと出来事に巡り合える良い年でありますように…みたいな無垢な事がら。アマテラスさま、どうぞより良き未知の道へとお導きを~♪^^



で、すがすがしい気持ちになって正月気分が高まってきたところで「白い嘘星」くんにもお飾りを。最近はめっきり見かけなくなった「しめ縄」で神様カモン!の意思表示をしてみますww




そんな具合にすべてが整ったらば、そろそろ帰路に。





でも、このまま真っすぐに自宅に向かうにはもったいないほどの距離にあるこの地を、もう少しだけ巡ってから帰ることにします。いつものように、寄り道たっぷりで。





さてさて、新年早々ここはなんなんだという道なき道(いや、れっきとした農道ですけどw)を爆走してたどり着いたのはこちらの遺構。鹿屋市東部の笠之原台地に広がる圃場の一角にポツンと佇む「川東掩体壕」です。





鹿屋市といえば、航空自衛隊や体育大学などがあることから、なんとなく屈強なイメージが思い起こされるところですが、戦時中には大規模な海軍基地があったことでも有名。そこから900名を超える特攻隊員が飛び立っていったのだとか。




もはや実体験として当時のことを見聞きしている方も少なくなってきている80年近く昔のことではありますけど、アツい思いや記録や記憶はこのままにとどめておいてほしいもの。…とはいえ、高台にあるこのあたりは海辺と違って寒さがヒジョーに堪えますんで、早々に離脱したくなります。^^;





というわけで見学もそこそこに、次なるスポットを目指してやたらと広い県道68号を南へ疾走。





ただし、おそらくこの先ではいいタイミングで食事をとることが困難になると思われるので…ちょいとばかり朝食タイムで一休みしてから。




ローソン謹製のえび天蕎麦に、昨晩のオードブルの残りの唐揚げを豪快にトッピングしたがっつりメニューで新春初食事としゃれこんでみました♪これが思いのほかマッチしていて感動ww



そうしてずるずるっと胃を温めて満足したら、続いて快適な県道をひとっ走りしてひたすら南へ。





やがてあたりの住所は錦江町となり、いつのまにやら太平洋から離れて錦江湾(鹿児島湾)の潮の香りただようエリアまで到達していたようです。





で、途中の並み居る名勝をスキップして港まで来た理由とは…知る人ぞ知る鹿児島県本土南端で薩摩と大隅とを結ぶフェリー「なんきゅう」に乗るためです♪なにげに、大隅側から薩摩側へと乗って渡るのは初めてなので、わくわくしながらターミナルに滑り込みます。





残念ながら平時の需要はそう高くないため、船体もとってもコンパクトで…早くいかねば乗れない可能性があるんです。なので、出港の1時間前に着いてみたんですが、それでも正月期間で混みあいを見せていたので…乗れるかどうかわからんよー、とのこと。^^;





結果的には、ほんとにギリギリで乗れたのでラッキーでした。なにせ、11時発を逃すと次に出るのは3時間半後ですからねw






と、そんな感じで大隅半島に別れを告げようとしているところでいいタイミングになってきたようですので、またまた話をぶった切りますー。


このあとは、薩摩半島に渡って薩摩川内市へと戻っていくだけなんですが、あいかわらず途中でいろいろと寄り道をしまくってきましたので、そちらの話を綴っていく予定です。^^

引き続きお楽しみいただければ幸いです。







2023年01月03日 イイね!

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その2)

最高さ!な年の初日の出ハンティング(その2)昨日UPした「その1」の続きです。

2023年の日の出は志布志湾で!と心に決めて東シナ海側から太平洋側までえっちらおっちらと移動する途中に、霧島市内でぶらり途中停車しながらラーメンを堪能したあたりまでが前回の話。

今回は、そのあとに急いで大隅半島に進入しつつ、まずは大晦日の日暮れまでに初日の出スポットを決めましょか~、といったところからの再開となります。ときは12月31日の14時半ごろで天気はピーカン。太平洋を目指して鹿屋市をかすめつつ、更に南東の海辺に向かって一直線に走り続けます。





途中でちょっとだけ乗ってみた国道220号の街路樹たちから南国的な癒し気分をもらいつつ、次いで県道73号に折れて志布志湾の南側へと回り込むように走り続けると、半島の右側に広がる肝付町の中心部へと導かれます。





かつての高山町と内之浦町が平成17(2005)年に合併してできた肝付町には、戦国大名・肝付氏が本拠としていた高山城の跡がある一方で、JAXAの内之浦宇宙空間観測所が立地していたりして…歴史と未来を同時に体感できる空気が渦巻いている感じ。





ただ、お日さまもだいぶ低くなってきて影の長さも伸びてきている今回は、その面白い空気を存分に堪能する時間などないので…ちゃっちゃと志布志湾岸の国道448号を捕まえたら、グネグネとした道路をいそいそと東の郊外に向けて一心不乱にブイブイっと。





さすれば、眼前には何やら面白そうなオブジェが唐突に。





「ふれあいパーク内之浦」と名付けられたこの広場には、昭和の最終盤まで活躍していた人工衛星用の追尾アンテナ2基が当時の姿のまま飾ってあります。なんだかゲッターロボやロボコンの時代を彷彿とさせるネオクラシックな外観に…感慨もひとしお。^^





んで、その広場の道路向かいには公衆トイレを備えた駐車スペースがあります。当夜のベースキャンプはここになる予定。微妙に宇宙の香りがするかわいい公園になってます♪





でも、その傍らには太平洋戦争時の作戦に備えた軍事遺構もある硬派な一面も。




というわけで無事に活動拠点を決めることができたら、お次は初日の出鑑賞場所のロケハンへ。日暮れまではもう2時間もないので、一発勝負で場所探しをせねばなりません。





ふれあいパークから坂道をしゃしゃーっと駆け下りていくとすぐに「海蔵」というバス停と、海側へ降りていけそうな小径が見えてきますんで、そちらへ。当初は自動車でも進入できそうだなーと思ってましたが、奥に行けば行くほどになかなかの荒れ具合を見せてくれましたんで、これはチャリが正解。





小さな祠の観音様があるあたりまで来ると、太平洋の綺麗な水面が見えてきて海岸はもうすぐそこー、というところなんですけど…とりあえずこの小旅行の無事を願うために祠と石塔に一礼を。





ちなみにこの祠前の坂の傾斜はハンパなく、チャリを立たせておけないほどww



気をとりなおして、続く道なりをずいずいっと進み、猪と2度遭遇しながら海岸へ降りることができる獣道をなんとか発見するも、なかなかの険しさ具合に少し怯んできています。これ…暗い時に来て大丈夫なんかいな?






事前にGoogleMapsで衛星画像を見ていたので想像はしていたんですけど、そのイメージをはるかに超える険しさの海岸線に息をのみつつ、岩を乗り越えて更に岬の突端のほうへと突き進んでみます。そうしないと地形の関係で水平線からの日の出が見えないはずなのでー。^^;





そうして、息も絶え絶えにたどり着いた初日の出鑑賞の候補地。翌朝の7時頃が満潮でないことは確認済みなので、おそらくちゃんとたどりつけるとは思うんですが、暗いと足元がキツイかな…。





とまぁ、そんな感じでロケハンを終えたらいったん活動拠点まで戻って夜の支度を…と電動アシスト全開できつい坂道を駆け上がっていくのですが、バッテリー消費がハンパない。これは坂の傾斜がすごいのか、はたまたバッテリーのヘタリがすごいのかww






このままでは翌朝の電力が足りぬ!ということで、後半は押し歩きで何とか帰還~。




そして一服する間もなく、夜を迎える前に晩酌の準備を整えるために再び街中までさくっとリターン。とりあえずはどこぞのスーパーが閉店する前までに今宵の食事を調達せねば!との思いから、やみくもに急ぎます。どこか開いているかなぁ…。




あぁ大晦日でも開いててよかった。タイヨータイヨーさんさんさん♪




で、食料と燃料(酒)を調達して心に余裕ができたので、活動拠点に戻る前にひとっ風呂浴びることにしましょう。幸いにしてそう遠くない場所に「串良さくら温泉」という施設があるようですんで、ちょっと寄り道をかましていきます。





いかにも公営温泉といった感じの豪華な造りの温泉で、清潔感もあふれていていうことはないんですが、タイミング的に最繁忙時間帯に当たったみたいで…お風呂の中は混雑+お子ちゃまもいっぱいでなかなかに大変なことになっていました。やっぱ…温泉は朝に限りますね。




混みあう脱衣所で難儀しながらドライヤーで髪を乾かし終えて表に出てきたら、あたりはとっぷり闇の中。でも、すでにやるべきことはやりとげたので、このあとはゆっくりと拠点へReturn。





最終的に、紅白歌合戦が始まるまでたっぷりと余裕を残して到着できましたんで、ぼちぼち寝床と酒の用意をしましょう。今年は寒さ対策ばっちりで臨みますんで、座席のフォーメーションチェンジに少し手間をかけました。これならば氷点下の寒波が来てもたぶん大丈夫w





ちなみに、つまみのオードブルがやたらとでっかいのは…それしか残っていなかったから。次からはもう少し早くスーパーに駆けこもうっと。^^;



…と、そんな感じで今年最後の夜も更けていくのですが…もう2万字を超えているようなので、日の出のシーンは次回まで持ち越しで。(爆





たしか、今回のうちに日の出のシーンまで書ききるようなことをどこかで書いた気もしますが…お許しくださいww


では、また次回~。
m(_ _)m




Posted at 2023/01/03 14:04:20 | コメント(7) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記

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