
増殖中のJPNタクシー。
何やら、東京都は五輪に向けて独自の補助金を出していて、国からのと合わせた導入補助金が台当たり100万にもなるんだとか。
ウチの会社は「アレは高い高い」としか言わないけどw、バカだよな。全部が全部、特殊装備の車椅子対応仕様で揃えるなんて。日交や国際のような大手は1000台規模で入れるんだから、十億単位の肩代わりになる。
それでいて色々問題点の指摘される「器用貧乏」JPNタクシーですが、車椅子乗降時のセッティングの煩わしさのみならず

❌ 運転席周りのポケッテリアの使いにくさ

❌ 通気のない合皮シートによる汗疹の発生

❌ 客はワゴンと思って荷物を持ってくるが、実質ハッチバック程度しかないラゲージ容量
❌ プロドライバーの繊細な踏力操作にきちんと応えない、プログラミングの雑な協調ブレーキ。
❌ 安全性を考慮というが、動作が緩慢で停車時間が冗長になり、操作も煩雑な「ノン ・ ワンタッチの電スラドア」
などなど、いざ純然たる営業車としてはどうにも配慮に欠けた ( ラゲージについては、無理やりLPボンベを押し込んだのでトヨタに罪はないものの ) 、これら欠点をどうしたものかと。
しかしながら、客席周辺の居住感、乗降性などは非常に好評で、年配客はもとより中堅サラリーマン層にもウケが良いこのコンパクト・トールワゴン車型。案外今後のタクシーの主勢力になる可能性も大。
で、トヨタハイブリッドの
イヤイヤイヤらしい癖に付き合わない前提で
選ぶとしたらコイツだろな、のフリード+。
+ 車椅子を後部乗降とした適度な室内高 (これが高すぎるJPNタクシーはリアサーキュレーター装備 )
+ 福祉車両と共用フロアによる縦 横 長とも十二分な大容量ラゲージ。
+ 加減速に癖の少ないペダルフィールと7速DCTの節度感。
…しかし。しかしながら。
客を乗せる営業車として、致命的な欠陥があった。
なんじゃこのベルト位置。「ちょうどいい」で売るクルマがこれでは困ったな…。
MCで改善できるような部分じゃないしなー。
だからってセダンでやるのも、今更感充満。
困りました。
Posted at 2019/09/27 20:08:04 | |
トラックバック(0) |
車諸々 | クルマ