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2009年08月22日 イイね!

航空技術の伝統~知らぬがシトロエン~

航空技術の伝統~知らぬがシトロエン~←改めて、このおフランスな車を勉強し直してます。

幼稚園前からの友達だったm鍋くんの父君が乗ってたGSには、見透かしたよーにフラット4が載ってたんですね。無知とは怖いわ。

もっともこのGSのフラット4は2CVのフラット2がベースであり、更にはプロペラシャフトを連結~AWD化する事など考慮されてませんから、かなり後傾して搭載されてます。


…親父のダットサン1400より、大宮の親戚んちの初代レオーネが印象強かったのは確かですが、その前に伏線があったんだなと。


しかし過去のいきさつが何とかと言うより、今のC5ツアラーがきちんとしたワゴンパッケージを与えられている、その事実が重いのです。

なんせ今や、Cクラスからアウディを始めとしたドイツ勢、果てはボルボに至るまでの欧州産ワゴンが並べて「お手軽・シングルフォールディング」に堕落してしまいました。

あれでは、リアシートを畳んだ状態だと、衝突時にブッ飛んだバゲッジがダイレクトで前席を叩く事になる。

ダブルフォールディングならば、まずは後席の座面裏がバゲッジを受けるので格段に安全性が増す訳ですが、スバルは旧BPで「軽量化」の大義名分のもと、その路線を放棄してしまった。

以前から「ワゴンはお勧めしない」と度々書いている理由の多くはここにあります。
あれではバンと変わらない。全幅の信頼を置きうる「グランドツーリングカー」にはなり得ない。

3.6アウトバックを称賛しはしましたが、それも

「買った土産は日時指定で宅急便に依頼」

が前提ですので、大荷物を積むことなどハナから考えていないのです。


話戻して。今一つは、航空技術由来のハイドロニューマチック、現・ハイドラクティブ。

これも、生存性最優先の戦闘機思想では発想し得ず、かつ高度な工作技術がなければなし得ないもの。


かのアンドレ・ルフェーブルは元を辿れば航空機会社・ヴォワザンのエンジニアであり、軍用機の設計に手腕を奮った人間ではありますが、シトロエンに移籍後いきなり画期的FF機構「トラクシオン・アヴァン」開発の旗振り役となる中で、各種アシスト機構の発想を暖めたと聞きます。

その結実が、サスからブレーキ・ステアリングの各サーボまでを油圧で賄ったDS。

やや遅れた時期に開発が始まったスバル360では、ボディやサスに見られる優れた軽量設計の水準は別としても、ワイヤー&ロッドの発想が基本=小型戦闘機の思想だった訳で、敗戦国の国民車という事情を汲んだにしても技術力の差は如何ともし難かったと言えます。

まあ当時の環境を考えれば、クラウンのトヨタもオースチンと組んだ日産も似たり寄ったりですが。


紆余曲折ありつつ、ここまで個性的な会社が生き残って来たのは奇跡に近い。


まあまあC5はね、全幅1860mmとかなり日本の感覚をナメたアウトラインの車ですが、それ以上にドライバーズ・マインドを揺さぶるフィロソフィがあり、看過・軽視し難いオリジナリティがあり、半世紀以上にわたり継承された技術の系譜がある。



意外なトコでハマっちまったな~、ダブル・シェブロン( ̄ ̄;)。

スバルは担当さんも辞めちゃうし、丁度潮d(削殴)
Posted at 2009/08/22 22:41:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車諸々 | モブログ
2009年08月22日 イイね!

試乗車(セダン)ダッシュ(走り出すさま)~スカイライン・クロスオーバー

試乗~スカイライン・クロスオーバー←エンジンはV6・3700一本。

パワーは十分。サスはしっとりソフトなタッチ。

あ、それは決して腑抜けでフニャ子なダルダルサスという訳でなく、セダンやクーペ比でロングツーリング向け、的な意で。

そんなダイナミクス・パフォーマンスで語るべきではありません。余りある動力性能にたおやかなサスセッティング、そしてタイトな前席とさして広くもない(価格を考えたら狭すぎる)後席空間を持つこの車の存在、ひいてはマーケットの開拓意欲そのものが非常にチャレンジング。

敢えてこの車を、日本市場に問うた日産の意気こそが賛嘆に値する。


はっきり言えば、この車は日本に過去存在しなかった「シューティング・ブレーク」の流れに含まれると思います。

それは完成車メーカーのラインに乗るべくもない小規模なマーケットであり、ごく限られたコーチビルダーが架装するカスタムカーの世界。

本来のシューティング・ブレークとは、「2ドアクーペをベースに延長したボディを持ち、猟銃や猟犬を運ぶための高級ワゴン」とあります。


…こんな無駄に贅沢な車を自在に使いこなす優雅なユーザーが、日本に居てたまるか(爆)。

ホントの意味で「指名買いしかあり得ない」車です。


1分1秒でも速い移動を求めるなら、セダンSPパッケージで十二分に事足りる。

この「クロスオーバー」は、移動時間を縮める事以外の価値を車に求めてやまない人にこそ、理解してもらいたい。いや、理解されるはずがない車。


まあ、残念ながらフツーのドライバーには無縁ですね。


重ねて言いますが、実用性とか生活の道具とかのセコい尺度で図れる車ではない。ライフスタイルを車から選んでくる、些か不届きなプロダクトです。

以上!
Posted at 2009/08/22 21:07:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車諸々 | モブログ

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「担当車、1年経過 http://cvw.jp/b/290038/44907382/
何シテル?   03/07 10:20
東京都内でドライバー生活23年、…或いはもうちょっとやってます。インスパイア(純内燃)、リーフ(純電動)、ルークス(セミハイブリッド)と3台のお世話係。たまに楽...
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