
えー、東京特別区・三鷹武蔵野におきまして。
初乗り+加算の両方を上げる「全面コンニャロ値上げ」でございます。
いや、でもよく辛抱しましたよ。今このエリアで、ナビ未装備のタクシーはほぼ無いですね。アプリ配車、QR決済タブレット、IC決済パッドなどに関連した装備品も増えました。
車両価格も上がりました。クラコンのDXが235万、クラセダのスパデラGパケが287万。しかしJPNのなごみは356万。
今思えば、あのスッカラカンなクラコンに235万の値を付けるってどんだけ殿様商売だよとw。
それと燃料費です。長いこと、LPオートガスって60〜70円台だったものが、直近では106円ほどになってます。
この固定費にドライバーの歩率を合わせると、もう利潤がほとんど残りません。
更に、年休の消化が強制化されたのが決定打ですね。
そもそも業界的に年休を出してドラを休ませるなんて考えはなかったんですが。
大方のタクシー会社では、ドライバーに「公出」をさせています。建前上、ドライバー側が休みを返上して働く「公休出勤」となってますが、
大概は会社が勤務表を作る時点で、月に1〜2出番の公出を織り込んでます。本来は11出番が基本線ですが、最大月13出番(26日実働)まで押し込まれます。
まあ、休みを潰して働く分、歩率をいくらかプラスにしてガス抜きを計ってるんですね。
この公出を消し込んで、更に11出番のうち◯出番を休むところへ行かないと年休消化にならない。だって本来、公出は休日だから。
そういう言い分があって、タクシー業界の年休はほぼ「絵に描いた餅」だったのです。
年休消化が法的強制力を持って、その給与の原資を持ってこなきゃならん。今回14%余りの大幅値上げになったのは、そこらの事情も含んでおります。
しかしですね。
今まで660円→710円、更に730円と値上げがあった際、法人客・個人客問わず大きな乗り控えを招き、かえって減収となった過去があるのです。タクドラにとって値上げなんて百害あって一利なしです。
ところが。
今回は、車両稼働の低下幅より需要の減退が小さいようで、客数・単価ともほとんど下がってません。
本来11月は、師走を控えて若干数値が落ちるものです。しかも月中の水曜、呑みなどの需要もさほど盛り上がらない。
のに。
税込9.8万は意外過ぎる水揚げです。GDP値も良からぬデータが出る中、全く予想外な展開になってます。
このまま年を跨いで、悪材料を打ち消すまでの勢いがあるかどうか。注意深く観察してみたいと思ってます。
Posted at 2022/11/17 19:52:03 | |
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