
東京特別区+武三地区の乗務員の平均年齢が
ほぼ59歳ってご存知 ?
労供の人は70代も普通だし、地方は更に高いと思う。タクシー車両のハードを車いす乗り込み仕様にしても、ほとんど老老介護なわけ。
そんな現状で、やれ外出が不便だ、時間を測って通告してやる、
やたら移動の自由を振りかざされますが、それで貴方達どれだけ乗ってくれるの ? 補助金は付いてるはずだ、台数も増えてるはずだ、乗れないのはおかしいじゃないか。
ウチの義父も車いす生活してましたよ。だけど近所の東武動物公園くらいだよ、桜の時期や花火見るのに出かけてたのはさ。
せいぜい2000円以内じゃない ? 1営業回数当たり。それで手間はかかる、障害者割引で実入りは減る、いくら補助金が出ようが営業的に旨味がない。ペイしないんです。
写真のフリード+、ベース車比較でスロープに固定具、追加ベルトなどなどで31万円アップです。仮に私が個人を開業してコレを入れたら補助金は出ますよ。しかしどうだろう。パッキング下手な外人の大荷物に対応出来ればいいから、車いす仕様にはしないね。
もっと突っ込んで書こうかな。不愉快に思う人もいるかもだけど。
義父は自転車事故で首をやってしまい、肩から下がダメになったがリハビリを半年で打ち切られました。後はホーム暮らしですよ。
しかし、自力で歩けるような人間が、どんな理由や原因か知らないが、何年も何年もタクシーでリハビリ通いしてたりする。それでいて、銀座の高級時計店からノコノコ無線注文で出てきたりする。
その移動の自由は、他者の、或いは公の、少なからぬ負担が支えているはずだが、それに対する感謝のない人間が残念ながら存在する。
あまつさえ、メーカーの設計でスロープ組み立てから乗車 ・ 追加ベルト固定まで40工程以上 ( ! ) あるものをストップウォッチで測って ?
「こんなにかかったんじゃ満足に外出できやしない」
だったら説明ビデオ見せてやるから、自分でより早く作業してみろ ! ! ! それだってトヨタ本社のオリジナルと神奈川トヨタのアレンジ版、合わせて40分あんだぞ。
こっちは福祉事業なんかやっちゃいない。営利事業です。一回一回運賃はもらうかも知れないが、それで追加投資を賄うような利潤は得られないんです。
そしてサービス提供者も高齢化してるんです。こういう流れは20年以上前から顕在化しつつあったのに、行政は何も手を打たなかった。メディアに巣食うエセインテリもそうだ。森永卓郎辺りは
「旧国鉄が終夜運転を進めなかったのは、タクシー業界が自民党に泣き付いたからだ」
などとありもしないデマを平然とがなる。いっそ千葉動労のゲバ棒でも食らったらよかったのに。
利益の得られない事業は切られる。当ったり前ですよね。過疎で客が減れば鉄道が無くなる。代行バスも定時の路線ではやってけなくなる。デマンドバスになり、乗り合いタクシーになり、最後は畳んで終わり。
移動の自由を認めてほしい。それは認めます。しかし、その自由を保証する責任は誰も負っていない。いや、負担に見合う利潤が無ければ負いようがない。
だから車両価格でどっこいだけど、補助金の出ないボクシーの方が守備範囲広くていいや、なんて事になるのよ。
あー。はっきり書いたらちょっとスッキリした。
Posted at 2019/11/01 08:05:43 | |
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