
ブランドの価値、エンブレムの重み。
量販商品が溢れる中、いろんな会社がより付加価値の高いプレミアムレンジの製品をリリースしてます。
まあ、たいていは限定生産なり少量生産、はたまた量販グレードの方を優先して一旦オーダーストップ、てな扱いをされる悲しさもありますけど。事情が事情なので。
しかしある会社は、環境対応を後回しにした結果、こういう暴挙に出ています。
インプレッサは4代目でSTIを分離しました。いわく
「STIの突出したパフォーマンスが、ラインナップ全体の印象を先鋭化しすぎてしまった」
要は、走り屋御用達の過激なクルマのイメージがついてベーシックモデルの販促に影響してしまうと。
↑で?今どうなってます?
そのスポーツイメージを引っ剥がしたら、素のセダンはまるで売れなくなり次期型で廃止。ハッチバックはこそーっと前言撤回で、しかも
まるで動力性能に見る点のない2.0NAにSTIバッジを付けてしまう。
どういうつもりなんでしょうね?貧すれば鈍すとはよく言いますが、
ゼロスタート3秒でリーフにひっ剥がされるSTIなんかあり得ない。
あのね、リーフの150psとインプレッサの154ps、数値だけ見たらどっこいだと思うでしょ。
こないだ笠間に行く途中の新4…最近某方面のYouTubeで「関東のアウトバーン」とか呼ばれてるらしいですが…で、イキって前車を煽ってたV8ランクルを5秒でねじ伏せました。
電動車の発進〜中間加速は、エンジン車しか知らない人には理解できません。
STIグレードとなれば、それなりのエクストラをお客は払って買う。そのクルマが信号ダッシュで、なんてことないEVに軽くチギられたらどうさ。うちのリーフは3.3万キロ・218万の中古ですよ。
動力性能を自慢できないSTI。名ばかりのSTI。多少サス周りを弄ってみたって、差額に見合う満足度があるかどうか。
…やっぱり、マネジメントも分かってないんでしょうね。今のスバルは。
Posted at 2022/11/28 09:46:57 | |
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