
こないだ近所のスーパーにいたピアッツァ。
とか、
動画見てるとそこここに転がってるこんなのも
まあ、カウントしてったら枚挙にいとまがないんですけど。
今時分はここらの年式車、ちょっと程度がいいと思ったらとんでもない値付けするでしょ。車屋がチューニングやパーツ販売で稼げなくなってるから。
免許取ったのが90年で、当時の車なんか今じゃほとんど道楽の対象になってますが、じゃあ欲しくならないかと言われたら
なりません。
私はあくまで、車は実用品として考えます。ゆえにその車には最低限、備えておいてもらいたい安全の基準があります。
私が絶対にNGを出す条件は「サスにスイングアクスルを使う車」、そして「強化ガラス、或いは部分強化ガラス装着車」
…前者はそう多くないです。VWの空冷水平対向とか言わない限り。ただ後者はかなりあります。87年2月いっぱいまで生産されてましたから。
これがどこから来たかというと、やはりそのくらいの時期に問題化された「日本仕様と輸出仕様の差」。NHK出版が出した本で、バンパーの緩衝材やパッシブシートベルト(これも絶滅した装備ですなぁ)の存在などなどを挙げてましたが、そこで
「部分強化ガラスの加傷性」
に焦点を当ててたんですね。
部分強化ガラスってのは、フロントガラスが割れた場合、それまでの「強化ガラス」では全面に蜘蛛の巣のような細かい割れ目が走って何も見えなくなる。それが危険というので、上縁と下縁は従来のまま、真ん中部分は強度を落とし、砕け散って素通しになるように熱加工されたガラスを言います。
ところが今度は、下側に残った強化ガラス層に顔をぶつけ、眼球に深刻な傷害を負うケースが増えてしまった。昔の車はセダン中心で、今主流のミニバンやSUVより前席乗員とフロントガラスが近いのが普通だったんですね。更にエアバッグも黎明期、シートベルトも義務化から間もなく、下手すると前席2点式ベルトの車さえ当たり前にあった。上半身を受け止めるのがいきなりステアリング、それもほぼ胸の高さですから、その上のアタマはもっと先へ飛んでしまうのです。
ぶっちゃけ、「眼球破裂で失明する」ってズバッと書いてあって。痛いのが嫌いで外傷性ショック体質もありますから、うげぇぇと。
そんな理由から私は、合わせガラス義務化以降のクルマしか買ってないのです。幸い、自分のクルマでフロントガラス割るようなヘマはやってませんが。
旧車が好きな人を改宗させるつもりはありません。が、安全上の留意点はよくよく考えて買ってほしいな、と考えています。
Posted at 2024/05/13 20:01:00 | |
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